鉄腕アトムの誕生日に思うこと。

2003/04/07 08:50 Written by コ○助

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今日2003年4月7日は鉄腕アトムの誕生日。コ○助が小さい頃、そしてコ○助の親世代が小さい頃に熱中し、想い描いていた未来の姿。それは今現実になっているなりか?

コ○助がロボットに興味を持つようになったきっかけは、銀座三越(うろ覚え)で20年くらい前に開催されていた「未来ロボット展」(催し物の正式名称は不明)だったなり。まだ世の中に、自動車を作ったりする産業用のロボットしか存在していなかったような時代。それまでロボットというと、ドラえもんかアラレちゃんといった、かなり非現実的なロボットと産業用ロボットしか知らないコ○助にとって、その「未来ロボット展」はかなりの衝撃だったなりよ。きっと幼いながらに、ドラえもんやアラレちゃんは未来を先に行きすぎていると感じてしまったなりね。その点、「未来ロボット展」に出展されていたロボットたちは、道具を出してくれるわけでもなく、はちゃめちゃな自己主張をするわけでもない。あくまでも産業用ロボットの発展系として、よりリアルに感じることのできるロボットたちだったように思うなり。当時まだ6歳になるかならないかくらいだったと思うので、まだ見たことがなかったようなロボットたちに心躍らせていたのではないかと。

その後、コ○助が小学生の頃に出会ったのが鉄腕アトム。ちょうどマンガの手塚治虫全集が発売され始めた頃だったように思うなり。
鉄腕アトムを読んだことがない人の中には、きっと「100万馬力」「空を飛ぶ」といった描写から、ドラえもんやアラレちゃんと同列の、やや荒唐無稽な物語だと思っている人もいるかもしれないなり。でも、鉄腕アトムはちょっと違う。ロボットの苦悩やロボットの悲哀といった部分の描写は非常に考えさせられるものがあるなりね。特にコ○助が感銘を受けたのは、幼少の頃に銀座三越で見たようなロボットたちの悩み。いや、もちろんそれはマンガの虚構の世界の話であり、現実のロボットが感情や意思を持つようになるとは、少なくとも今はまだ思えないなりが、純粋な心を持った当時のコ○助にとっては、スッと心に染み渡る話だったなりよ。コ○助の中にロボット
とはどういうものなのか、人間とどう関わっていくべきものなのか。いろいろと考えさせられたものなり。

時期は前後するかもしれないなりが、コ○助に「ロボット」に対する思いを植え付けた大きな契機には1985年のつくば万博もあったなり。今から18年も前なりが、会場には実際に動いているロボットがいたりなんかして、コ○助が大人になる頃にはこういったロボットが普通に働いていたりするのかなぁ、と漠然と思い描くものがあったなりね。

鉄腕アトムは今日誕生日。日本のロボットの全てがここから始まったと言っても過言ではない鉄腕アトム。日本の多くの科学者がこの日に向かってアトムを創り出そうと必死になってきたなりが、結局本当の意味でのアトムはまだ誕生していないなり。今後本当に鉄腕アトムは誕生するのか。そしてそれは本当に必要とされているのか。皆さんはどう思うなりか?

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