そんな窮地に立たされている亀田一家、この騒動の余波というには少しかわいいなりが、これまで話題にもならなかったような「ある事」が、いま、ネットで話題を呼んでいるなりよ。2006年にTBS系の「Jスポーツ」内で紹介された、亀田史郎氏が世界王者となった興毅選手に宛てた手紙が、梶原一騎原作のスポ根マンガ「侍ジャイアンツ」の川上監督の言葉に酷似しているというなりね。なんで1年も前の手紙が今になって……という気もするなりが、注目度が高まっている今だからこそ、こうしたボロが出てきてしまうのかも。
問題の手紙と川上監督の言葉は、次のとおりなり。
◎亀田史郎氏から興毅選手に贈られた手紙(原文ママ。誤字あり)
興毅 ほんとうにおめでとう
お前はもう親父だけの者ではない
今や世界の亀田興毅になったんじゃ
それも山あり谷ありの厳しい勝負の道をひたすら
歩み続けたからこそ今日の栄光が会った
しかしボクシングの道は終った分けではない
これから厳しいボクシング道が待ってる
興毅よ万丈の山はいくつはばまおうとも
戦陣の谷に何度も落ちようとも前え 進め
最後に 本当におめでとう 親父
◎「侍ジャイアンツ」最終回で川上監督が番場蛮に贈った言葉
番場よ、本当におめでとう。
おまえはもうジャイアンツだけのサムライではない。
今や世界のサムライになったんじゃ。
それも山あり谷ありの厳しい勝負の道を
ひたすら歩み続けたからこそ、今日の栄光があった!
しかし、野球の道はこれで終わったわけではない。
これから厳しい野球道が待っている。
サムライよ、万丈の山がいくつ阻もうと、
千尋の谷に何度落ちようと、前へ進め!
その前途を祝って、もう一度言わせて貰おう。
番場蛮、本当に、おめでとう!
巨人軍監督 川上哲治
読み比べれば一目瞭然。固有名詞や言い回しを若干変えているだけで、基本的には全く同じと考えて間違いないなりよ。この手紙は父から息子へ宛てられた私的なものなので、特に盗作だったからと罰を受けるわけではないなりが、「世界戦のあとに贈られた感動の手紙」というには、ちょっと間抜けな感じはするなりよね(笑)。
それにしても、この一致を発見した人がスゴイなり……。