「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 」もコメディ・ミュージカル部門の主演男優賞、同女優賞で、見事ダブル受賞。ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーンは共に歌や演奏を吹き替え無しで演じてその実力のほどを見せ付けていたので、予想通りの結果だといえましょう。そういえば同授賞式では普通、ドラマ部門にスポットライトが当るのですが今年の主演男優・女優に関してはコメディ・ミュージカル部門のほうに注目が集まりましたねぇ。
映画部門で助演男優賞を受賞したジョージ・クルーニーですが実は今年、「グッド・ナイト & グッド・モーニング」で監督賞と脚本賞でも候補に挙がっており、1人で3部門もノミネートされていたことになります。惜しくも2つは「ブロークバック・マウンテン」に奪われてしまいましたが、とにかく助演男優賞、おめでとう。
テレビ部門で特筆すべきは、主演女優賞(コメディ・ミュージカル)候補に同じ作品(「デスペラートな妻たち」)から、なんと4人もノミネートされていたことでしょうか。このドラマは社会的現象となったほど、放映開始から大人気のコメディ。しかし実際にこのカテゴリで栄冠を手にしたのはただ1人他番組から候補に挙がっていたマリー・ルイーズ・パーカー ("Weeds")でした。こういうドンデン返しはなかなか面白いものです。ちなみにTVコメディ・ミュージカル部門の主演男優賞は、映画「30歳の童貞」で大ブレイクしたスティーブ・キャレル ("The Office")がゲットしました。
TVドラマ部門の作品賞は ”LOST”。主演女優賞は、"Commander In Chief" で初の女性アメリカ大統領を演じたジーナ・デイビスが、主演男優賞は "House" のヒュー・ローリーがそれぞれ受賞。ヒュー・ローリー出演のこのドラマは以前ウォール真木も Narinari.com で紹介したのですが、シャーロック・ホームズをほうふつとさせるキャラクターが、性格悪いくせに(笑)魅力的で引き込まれるストーリーなのです。なのでこの結果は個人的に本当に嬉しいですねぇ。