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<今日のなりなり>
2002年9月16日〜23日

 

2002年09月23日 (Mon)
先日、深夜にやっていた映画「激突!」を何となく観てしまったなり。
夜中の3時頃、そろそろ寝ようかなというタイミングで始まった「激突!」。
コ○助は小さい頃から何度も何度も観ている作品なりが、何度観てもなぜか途中で観るのを止められない魅力があるなり。
「激突!」は1971年にテレビ映画用に製作されたスティーブン・スピルバーグ監督の出世作。
アメリカでは劇場公開されなかったなりが、海外では多くの国で劇場公開され好評を博し、一躍スティーブン・スピルバーグ監督の名前を世界に知らしめた作品なり。
ストーリーは極めてシンプル。
主人公の乗った乗用車が、得体の知れない大型タンクローリーに追いかけられるというもの。
なぜ追いかけられるのか、なぜひき殺されそうになるのか。
最後まで明確な説明は無く、「え?そんな理由?」というところに若干脚本の苦しさを感じてしまうものの、でも徹底してタンクローリーを不気味な存在に仕立て上げ、恐怖の対象に仕上げて見せたその手法はさすが。
タンクローリーの運転手の姿を写さずに手や足だけが見えるという演出は今となっては陳腐かもしれないなりが、製作されたのが30年も前ということを考えれば恐るべき演出なのではないかと。
スティーブン・スピルバーグ監督25歳の時の作品であり、数少ない低予算のスティーブン・スピルバーグ監督作品ということからも、相当アイデアを絞って製作されたということが随所にうかがえる作品なり。
コ○助が最初にこの作品を観たのは小学生も低学年の頃だったと思うなり。
暴力的なシーンがあったり、血が吹き出るようなシーンがあったりする恐怖ではなく、アルフレッド・ヒッチコック監督のような心理的な恐怖を描いた「激突!」に、心底震え上がったもの。
コ○助は親がヒッチコック監督の作品が好きだったこともあって、小さい頃から結構家でビデオを一緒に観ていたなりよ。
「鳥」なんて思わず失禁しそうになったくらい、怖かったような。
まあ10歳にもいかない頃だったので内容を厳密に把握、理解していたわけでは無いなりが、いつ、どんなかたちで鳥が襲ってくるのだろうというハラハラ、ドキドキした恐怖を感じたことは明確に記憶しているなり。
「激突!」も、そんな小学生のコ○助には同じような「恐怖映画」に映ったなりね。
次にどんなかたちでタンクローリーは迫ってくるのだろう・・・、最後はどうなってしまうのだろう・・・、なぜ殺そうとするのだろう・・・。
観ながら様々な考えが頭の中を交錯し、グイグイと引き込まれていく。
こう言ってしまうと反発もあるかもしれないなりが、最近のスティーブン・スピルバーグ監督の作品には無い力があるように感じるなりよ。
金もかかってないし、有名な俳優が出ているわけでも無いなりが、作品自体が放つ魅力がムンムンしている、と。
これが若さの持つパワーということなりかねぇ。
そうそう、よく「激突!」へのオマージュ的作品として名の挙がる、ジョナサン・モストウ監督の「ブレーキ・ダウン」という作品があるなり。
舞台がハイウェイ、自分は乗用車で敵(?)は大型の自動車(「ブレーキ・ダウン」ではトレーラー)、意味も分からず主人公が恐怖に突き落とされる(「ブレーキ・ダウン」では同乗していた妻が突如姿を消す)といった共通点が多いことから、「ブレーキ・ダウン」は「激突!」にオマージュを捧げた作品に違いないと言われることが多いなりが、正直この作品を観るたびに「激突!」の凄さを改めて感じる結果になるなりよ。
いや、「ブレーキ・ダウン」も「激突!」の存在が無ければそこそこ良くできたエンターテイメント作品なのかもしれないなり。
でも、ちょっと「激突!」の完成度が高すぎるなりね。
「ブレーキ・ダウン」はそういう意味で損をしているかもしれないなりが、まあ両作品を見比べてみるのも、結構面白いのではないかと。
「ジョーズ」や「ジュラシック・パーク」などで見せるスティーブン・スピルバーグ監督の恐怖描写のセンスの原点が垣間見られる「激突!」。
まだ観たことが無い人は、機会があればぜひ一度観てみて下さいなり。
きっと驚くこと間違いなしなり。

2002年09月22日 (Sun)
オイルサーディンの缶詰をいくつかいただいたなり。
いわしをオリーブオイルに漬けたオイルサーディンはコ○助も大好きなりが、なかなか食べる機会が無いので久々に缶詰を手に入れてちょっと嬉しかったり。
今の時代、スーパーでもどこでも買えるものではあるなりが、結構缶詰って割高じゃないなりか。
なので、純粋に貰って嬉しかったりするなり。
さ〜て、どうやって食べるなりかねぇ。
コ○助の固定観念では、トマト系の料理に添えてみたり、サラダに使ったりするパターンがが美味そうに感じるなりが、せっかく自分では買わないくらいの量をもらったので、今までに食べたことがないような食べ方をしてみようかと。
この缶詰をくれた友人は「オイルサーディンにレモン汁をかけ、醤油をかけてネギかアサツキを散らして食べると抜群に美味いからやってみそ」と言っていたので、まずはこれから試してみないといけなそうなりね。
聞くところによると、この食べ方は意外とポピュラーらしく、酒の肴やご飯のおかずに最適なのだとか。
コ○助は残念ながら今までこの食べ方でオイルサーディンを食べたことが無いなりよ。
美味い食べ方を知らなかったのは何だか悔しいなり(笑)。
ちょっと塩の利いたいわしに、油っこさを薄くさせるレモン、ご飯に最適な醤油味、そしてネギ。
もう想像しただけでヨダレが(笑)。
本当はオイルサーディンをフライパンにあけて、いったん火を通してから同様の食べ方をするともっと美味いらしいなりが、火がないところや調理が面倒臭い時には火にかけなくても十分美味いようなり。
ちなみに、この調理法。
作家の故・森瑤子の著書「デザートはあなた」で紹介され、一躍有名となったものらしいなり。
「デザートはあなた」に実際に出てくる料理名は「オイルサーディン丼」。
油漬けになっている油と共にフライパンで炒め、醤油と七味をサッと入れて味付けをしたオイルサーディンを、アサツキと共にご飯にのせるというもの。
食べる前に「カボスかユズをざっと絞りかけたい」との下りがあるようなので、やっぱりレモンよりはカボスがベストなのではないかと。
日本で焼いた魚にかける柑橘類は、カボスに限るなり。
これは調理自体も簡単だし、相当美味そうなので絶対に試してみなければ。
そして「デザートはあなた」も読みたくなってきたなりよ。
余談なりが、「デザートはあなた」はTBS系列で1993年にドラマ化(主演:岩城滉一)され、この「オイルサーディン丼」も取り上げられたことがあるのだとか。
やばいなりねぇ・・・このドラマも見てみたいなりねぇ。
さ、話を戻してオイルサーディンの食べ方に。
いろいろと調べてみると、レシピとして紹介されているのはやはりトマト系の料理が多いようなりが、一風変わったところだとレタスやキャベツと共にオイルサーディンを炒めるというもの。
作り方は至って簡単。
そのままなりが、油ごとオイルサーディンをフライパンにあけ、レタスやキャベツを投入。
味付けは塩胡椒でも良し、醤油でも良し。
基本的にどんなものと炒めても美味しそうなりよね。
あとは缶詰という特性を活かし、缶詰の蓋をあけてチーズ(もしくはマヨネーズ)をかけ、パン粉をふってそのままオーブンに投入というものも。
缶詰ごとコンロの火にかけるというワイルドな調理法も、意外と行われているようなり。
何だか楽しくなってきたなりよ。
普段あまり食べてこなかったオイルサーディン。
しばらくは試行錯誤しながら、いろいろな調理を楽しむことができそうなり。
まずは「オイルサーディン丼」からチャレンジしてみるなりね。
日々の食生活に飽きてきた一人暮らしの男性諸君もぜひ(笑)。
[森瑤子著「デザートはあなた」(文庫本 505円)はぜひこちらから]

2002年09月21日 (Sat)
旅行に行く友人が「ポータブルCDプレーヤーを貸して欲しい」というので、快く貸してあげることに。
コ○助の部屋には据え置き型のCDプレーヤーが無く、ポータブルCDプレーヤーをアンプに繋いでコンポ代わりに使っているなりが、まあ2週間程度の旅行だというのでその間CDはパソコンで聞けば良いかな、と。
一緒にコ○助お気に入りのソニー製イヤホン「MDR-EX70SL」をセットにして貸してあげたなり。
友人が旅行に立った翌日、コ○助が外出する際には必ず持ち歩いているシリコンオーディオプレーヤー「Rio800」を手にすると。
当たり前の話なりが、あるべきはずの「MDR-EX70SL」が無い。
そうだったなり。
コ○助はイヤホンは「MDR-EX70SL」1本しか持っていないのに、それを貸してしまったなり・・・。
ということは、2週間は「Rio800」はただの箱に・・・?
いや、それもちょっと困るので、この機会にもう1本イヤホンを購入することを決意。
実は「MDR-EX70SL」を購入した際にも、いろいろなイヤホンの中から相当悩んだ挙げ句に「MDR-EX70SL」をチョイスしたなりが、最もコ○助を悩ませた「MDR-EX70SL」の対抗馬は、誰に聞いても評判の良いゼンハイザー製の「MXシリーズ」
ネット上で「最もコストパフォーマンスに優れたイヤホン」として度々話題となり、その後も安定した人気を保っている製品なりが、前回「MDR-EX70SL」を購入した時には「ソニーブランド」に目がくらんで「MXシリーズ」は見送った経緯があるなりよ。
ちなみに「MDR-EX70SL」は実売4000円程度、「MXシリーズ」は「MX300」「MX400」「MX500」と性能差によって3種類あるなりが、実売1200〜2500円前後とリーズナブル。
国内メーカーの同価格帯の製品に比べると数段音が良いというのが一般的な「MXシリーズ」の評価なりか。
今回はまた「MDR-EX70SL」を買っても仕方ないので、以前から気になっていたこの「MXシリーズ」を購入することにしたなり。
東京・秋葉原に出向き、「MXシリーズ」を物色。
人気の製品なので品薄のところが多いのもこのシリーズの特徴なりが、ようやく見つけたお店では下位モデルの「MX300」と中位モデルの「MX400」しか在庫がなく、一番欲しい上位モデルの「MX500」は入荷がいつになるか分からないというなり。
本当は「MX500」をもっと根気よく探そうかとも思ったなりが、何だか疲れていたので「MX400」で妥協。
価格も確か1500円程度(うろ覚え)だったので、悪くないとの判断だったなり。
実際の使用感としては。
確かに音は良いなりね。
こんなに安いのに、「おおっ」と思わせる音質なりよ。
でも気になるところもいくつか。
ひとつは外国メーカー製ということもあって、イヤホンが若干デカい。
耳にフィットしていない感じがするなりよ。
常に浮いている感じ。
いや、もしかしたら普通のイヤホンはこんな感じなのかもしれないなりが、長らく使っていた「MDR-EX70SL」は、「密閉型インナーイヤーレシーバー」という耳の奥まで突っ込むタイプのイヤホンだっただけに、余計浮いている感じがしてしまうなりよ。
そして浮いている、ということはつまり音漏れしやすいということ。
コ○助は歩いている時よりも、電車内で聞くことの方が多いので音漏れにはちょっと気を使いたいなりね。
そういう意味では、「MX400」は苦しいかもしれないなり。
そしてもうひとつは最近のイヤホンはほとんどが、右耳に入れるイヤホンを首の後ろを通す「ネックチェーン型」なのに対し、この「MXシリーズ」は昔ながらの「Y字型」。
左右の耳までのコードの長さが同じで、前に垂らすタイプのものなりね。
「ネックチェーン型」に慣れてしまっているコ○助としては、これがどうも使いにくい。
まあ安くて音が良いし、サブで使おうと思って買ったものなので大して文句は無いなりが、音漏れの部分だけは実用度を下げるのでちょっと残念なところではあったなり。
コストパフォーマンスは抜群だし、製品としての人気は頷けるなりが、どちらかと言われればやっぱりコ○助はソニーの「MDR-EX70SL」派なりか。
早く「MDR-EX70SL」が帰って来ないなりかねぇ。
何だかとても恋しいなり(笑)。

2002年09月20日 (Fri)
友人と酢の話で激論になったなり。
また何でも激論になってしまうのも、どうかと思うなりが(笑)。
たかが酢で・・・。
コ○助も友人も酢は基本的には好きなものの、互いに一人暮らしをしているためになかなか口にする機会が無いということと、自宅に酢の買い置きは無いという点は共通していたなり。
男の一人暮らし、キッチンに酢はあるものなりか?
コ○助は料理をするのは好きなりが、イマイチ酢を使った料理が思いつかないなりよ。
酢の物、酢みそ和え、マリネ、ドレッシング、さっぱり煮。
これくらいなりかねぇ。
なかなか自分一人の食事を作ろうと思って作る種類の料理では無いなりよね。
なので自宅で酢を使う機会は、せいぜい餃子や焼売を食べる時くらいなりか。
それとて外で買ってくれば酢醤油が付属してくることが多いので、酢を買い置きしておく必然性が全く無いなりね。
好きだけど、使う機会が少ない。
コ○助と友人にとって酢はそんなポジションの調味料なり。
そこまでは意見も一致して良かったなり。
問題となったのは、中華料理店(ラーメン屋含む)における酢の使い方。
外食をした際に最も酢を使う機会が多いのは中華料理店なのではないかと思うなり。
コ○助は中華風の焼きそば(ソース焼きそばではなく、五目焼きそばのようなやつなりね)を食べる時には、昔から酢をかけて食べるなりよ。
途中までは普通に食べて、味に飽きてきたら酢をかけて食べる。
そんな感じなりね。
友人はどうもその食べ方が気にくわないらしく、焼きそばに酢はかけない、かけてはならぬと言い張るなりよ。
別に一般的な食べ方なりよねぇ。
そんな友人なりが、ラーメンには酢を入れるらしいなりよ。
ラーメンに酢を入れて食べるという食べ方があることは知っているなりが、コ○助に言わせればその方が邪道。
まあコ○助が実際にラーメンに酢を入れるという方法を試したことが無いので、食わず嫌いと言われても仕方ないなりが、でも味はきっと酸辣湯麺(スーラータンメン)のようになるのではないかと想像してみたり。
だとしたら、コ○助はあまり好きな部類の味では無いなりよ。
中華料理店はともかく、メニューに餃子も無いのに酢が置いてあるラーメン屋って、思うに醤油ラーメンの店がほとんどなりよね。
コ○助が住む東京・杉並区は「荻窪ラーメン」という、古くから東京ラーメンの一派として名を馳せたベーシックな醤油ラーメンが有名なりが、確かに多くの店で酢が置いてあるのを見かけるなり。
あと、喜多方ラーメンの店でも見かけることがしばしば。
多くの店で見かけるということは、それだけ需要があることに他ならないなりが、どうしてもコ○助は酢を入れる気になれないなりよ。
ラーメンのスープって、美味しい店に行くと、素材にこだわって何時間も煮込んで・・・という作業の果てにできた「作品」だと思うので、酢によってその「作品」の味を壊してしまうのはどうなんだろうなぁ、と。
焼きそばの場合は、ただ炒めただけなので酢をかけることに抵抗が無いなりが、ラーメンはそういう意味でもちょっと・・・。
いったいどういった経緯でラーメンに酢を入れるという文化が発生したのやら。
意見が噛み合わない二人。
それもそのはず、だって二人ともお互いの主張する食べ方で食べたことが無いなりから(笑)。
すると、友人が言うなりよ。
「そうだ、うち来いよ。良いもの試させてやるよ」。
何でも、コ○助にラーメンに酢を入れる文化を理解させるのに手っ取り早い方法があるから来いと。
家に行ってみると、目の前に出されたのは「ほぼ日公式ラーメン サルのおせっかい」というカップラーメンだったなり。
このカップラーメン、ご存知なりか?
その名の通り糸井重里氏が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」が日清食品と共同で開発、今年3月に限定販売されたカップラーメンなり。
開発のコンセプトは「忙しい人に足りないものの代表である“ビタミンC”とインスタントラーメンの融合」で、醤油味のカップラーメンにスッパイスというレモン5個分のビタミンCが入った粉末スパイスが添付。
厳密には酢とレモンで異なるものなりが、このスッパイスを入れた味が非常にラーメンに酢を入れたものに酷似しているのでぜひ試して欲しいと言うなりよ。
友人は発売と同時に箱買いし、大事に少しずつ食べていたなりが、もう手に入らない貴重な1個をコ○助に試食させてくれるというなり。
そんな大事なものを食べさせてくれるのであれば、無碍に断るわけにもいかない。
恐る恐る食べてみると・・・。
あれ、普通に美味い。
あれれ・・・。
何だかコ○助の固定観念が崩れた瞬間だったなり。
ラーメンに酢、アリかも。
でもまだラーメン屋で酢をドバドバ入れる勇気は無いなりが(笑)。
今度機会があれば、少しばかり入れる冒険はしてみようかと思っているなり。
皆さんはラーメンに酢を入れるなりか?
きっと焼きそばに酢をかける人に比べたらラーメンに酢を入れる人の方が断然少ないと思うなりが・・・。
皆さんも機会があればぜひお試しあれ。

2002年09月19日 (Thu)
10月19日から公開される映画「OUT」の予告編を観たなり。
「OUT」は桐野夏生原作のベストセラー小説を、映画「愛を乞うひと」で頭角を現した平山秀幸監督が映画化したもの。
これまでもテレビドラマ化、舞台化されているのでご存知の方も多いと思うなりが、コ○助も好きな作品のひとつなりよ。
好き、と言ってしまうと誤解を受けてしまいそうなりが。
主婦たちが起こしたバラバラ殺人事件がテーマの物語という猟奇的な話なので、好きという表現は適していないかもしれないなりね。
ただ、この巧妙なストーリー展開は一見の価値があり、読者・観客・視聴者を引き込む力は相当なものがあると思うなり。
この物語の主人公は弁当工場で働くパートタイマーの4人の主婦。
家庭崩壊に悩む雅子(しっかり者)、老人介護に悩むヨシエ(追従型)、借金に追われる邦子(飛んでる系)、家庭内暴力に悩む弥生(気弱タイプ)という、個々に事情を抱えた4人の女性が主人公なり。
事件は家庭内暴力を受けていた弥生が、夫を殺害してしまったことから始まるなり。
まあ詳しいことは残念ながら映画も公開前なので書くことはできないなりが、この4人がどうやって事件に手を染めていくのか、どうやって警察の追及を逃れようとするのか。
その過程の中での仲間内の結託や裏切りといった展開が非常にハラハラ、ドキドキさせられるなりよ。
コ○助はドラマ版と舞台版を既に観ており、映画版を心待ちにしているなりね。
ドラマ、舞台、映画。
全てキャスティングが違うのに、キャストの名前を並べてみると登場人物のキャラクターがしっかりと思い描くことができるキャストが配されており、どのバージョンも絶妙と言わざるを得ないなり。
ザッと並べてみると。
【ドラマ版】
家庭崩壊に悩む雅子 :田中美佐子
老人介護に悩むヨシエ:渡辺えり子
借金に追われる邦子 :高田聖子(劇団☆新感線の女優)
家庭内暴力に悩む弥生:原沙知絵
【舞台版】
家庭崩壊に悩む雅子 :久世星佳(宝塚出身の舞台女優)
老人介護に悩むヨシエ:歌川椎子(自転車キンクリートの女優)
借金に追われる邦子 :竹内都子(ピンクの電話)
家庭内暴力に悩む弥生:松本紀保(松本幸四郎の娘、松たか子の姉)
【映画版】
家庭崩壊に悩む雅子 :原田美枝子
老人介護に悩むヨシエ:倍賞美津子
借金に追われる邦子 :室井滋
家庭内暴力に悩む弥生:西田尚美
中でも最も絶妙だと思うのは「借金に追われる邦子」役のところ。
この話の中でもキーになる役どころなりが、いずれのバージョンでも借金で堕落している、ちょっと社会ズレした飛んでる女性という役が似合うキャストがズラリ。
コ○助は個人的には高田聖子が好きなりが、室井滋も雰囲気がマッチしているなりね。
こういう役をやらせたら天下一品なり。
「家庭内暴力に悩む弥生」の役も、映画版の西田尚美というキャスティングは悪くないなりね。
西田尚美は明るい元気な役も多いなりが、何かこう薄幸そうなイメージの役も常々似合いそうだなぁ、と思っていたので、この役でどんな演技を見せてくれるか楽しみなりよ。
ドラマ版の原沙知絵はちょっと暗すぎる(意図的にそういう効果を狙った画づくりをしていたのだとは思うなりが)ような気がしたので、何かこう原沙知絵が登場しているシーンは画面が重く感じたなりね。
重いテーマに重い画面。
もう狙いとしては最高なのかもしれないなりが、ちょっとコ○助には重すぎたなり(笑)。
舞台版の松本紀保は可もなく不可もなくといった感じで、特に印象に残っていなかったり。
で、肝心の「家庭崩壊に悩む雅子」のキャスティング。
この役は「殺人事件に加担しちゃったけど前向きに生きる。力強く生きて行く」というキャラクターなので、一本芯の通ったイメージのキャストが必要だと思われるなりが、舞台版の久世星佳と映画版の原田美枝子には納得。
映画版はこの役に倍賞美津子というのもアリな気がするなりが、若干年齢が合わない感じなりか。
ドラマ版の田中美佐子は悪く無かったなりが、ちょっと他のドラマで見せるキャラクターのイメージが強すぎて、この役に同化させて見ることができるようになるまで時間がかかったなりよ。
まあドラマはトータル10時間以上に渡る長編なので、それでも問題は無かったなりが。
「OUT」はどのバージョンも基本的なストーリー展開は同じもの。
キャストと、演出、そして尺の長さが異なるだけと言えばだけなりが、少なくともこれまで観たドラマ版と舞台版は全く別物のように楽しむことができたなりよ。
同じ話でも演出の力でこうも変わるものか、と正直驚いたものなり。
映画版は20世紀フォックス初の邦画配給作品ということでも気合いが入っているようなので、機会があれば皆さんもぜひ。
また、映画版を観る前or観た後に、レンタルビデオなどでドラマ版を見てみると、いろいろな対比ができて面白いかもしれないなり。
あ、そうそう、CSやケーブルテレビではフジテレビ721にて10月からドラマ版の再放送があるようなので、そちらをチェックするのもよろしいのではないかと。
今秋は「OUT」から目が離せないなり。

2002年09月18日 (Wed)
またつまらないモノを買ってしまったなり。
とは言っても以前から欲しいと思っていたモノではあるなりが、一緒に買い物をしていた友人曰く「絶対1週間で使わなくなる」。
そこまで言われてしまったら、意地でも使い倒すしか無いなりね。
買って来たものは「ハンドシュレッダー」。
そう、ハンドルをクルクルと回転させて細断するタイプの安いシュレッダーなり。
購入価格は480円。
コ○助は以前からダイレクトメールがたくさん来るので、その封筒に書かれた住所部分をいちいち破って捨てているなりよ。
些細なことではあるなりが、これって結構面倒くさい。
また、最近ネット通販などをよく利用するなりが、宅配便で送られてきた際に貼り付けられている住所部分なども、いちいちハサミで切り刻んでから捨てているなりよ。
まあ漏れて困る住所では無いなりが、これ以上鬱陶しいダイレクトメールばかり来るようになるのは手間の問題で困るので、どんなかたちであれ住所流出を防ぐ努力をしてみようかと。
「ハンドシュレッダー」は長いこと買おうか、買うまいかを悩んでいた商品なりが、友人にくっついて「ドン・キホーテ」に行ってしまったの運の尽き。
って、別に悪いものを買ったわけでは無いなりが(笑)。
「ドン・キホーテ」には「ハンドシュレッダー」を含む多くのシュレッダーが販売されていたなり。
A4まで対応の電動式、ハガキ大まで対応の電動式、手でハンドルを回転させるタイプの手動式、あとはハローキティなどのキャラクターが付いたものなどなど。
手動式が一番種類が多くて、6〜7種類くらいはあったなり。
電動式は便利そうではあるなりが、コ○助の部屋はコンセントの空きが無い上に、別に手動でも力が必要なわけでは無いので手動のモノを選択することに。
電動式は手動式に比べると、当然若干価格が高めなのも見送りの理由なり。
基本的に「買う必然性が無いもの(=無くても事が済むもの)」にはお金を極力かけない主義なので、手動式で問題なし。
手動式は480円〜2500円くらいまで、いろいろ並んでいたなり。
この価格差ほど、いったい何が違うのかイマイチ分からなかったなりが、どうやら一度に細断できる枚数の差がそのまま価格差に表れているようなり。
最も安い480円のものは官製ハガキが1枚のみ。
請求書の類だったら2枚くらいまでが限度といったところなりか。
最も高い2500円のものは、官製ハガキが3枚までといった具合なり。
何も一度にそんなに細断する必要も無いと思われるので、迷わず官製ハガキ1枚までのものを選ぶことに。
すると、ターゲットは3機種に絞られたなり。
あとはハンドルを回転させる時の音、細断している時の感触などの問題になってくるので、実際にその場で財布に入っていたレシートなどをどんどん投入して感触を確かめることに。
そして、最終的に購入を決めたのが、意外にも最も安い480円のものだったなり。
480円なら・・・安いなりよね?
家に帰って早速何かシュレッダーにかけるものは無いかと見回してみたものの、悲しいかな、こういう時に限って何もない。
でもどうしても使ってみたかったので、ポストに投函されていたマンションの販売チラシと、使い切ったメモ帳の1ページを破いてシュレッダーに。
「シャリシャリシャリ、シャリシャリシャリ」(←変な擬音なりが、こんな音なり)。
あぁ・・・この音が心地良い(笑)。
そしてこのハンドルを伝わってくる細断されているという感触も。
早く請求書、ダイレクトメールの類が来ないなりかねぇ。
そんなものを待ち望んでいる、変な自分がここにいるなり(笑)。
「ハンドシュレッダー」、しばらくは絶対に活躍してくれそうなりよ。
いや、意地でも活躍させてやるなり。

2002年09月17日 (Tue)
カビを細菌が食べる。
何か聞いたことがあるコンセプトなりが、また新たな「カビ食い細菌グッズ」(←コ○助が勝手に命名)を友人から教えてもらったなり。
思い起こせば昨年11月。
フジテレビ系「スーパーニュース」内の特集「テレビや通販で気になる噂のアイディア商品!大検証!!本当に宣伝どおりなの?」で「有効微生物群 AZ-X」なる商品が取り上げられていたのがコ○助と「カビ食い細菌グッズ」の出会いだったなり。
カビのビッチリと生えた革ジャンに50倍くらいに薄めた希釈液を「シュッ、シュッ」とまんべんなく吹き付け一晩放置。
すると、あら不思議。
ビッチリと生えていたカビが、綺麗に無くなっていた・・・。
そんな衝撃の映像を見せつけられ、部屋のカビに悩まされていたコ○助はガツンとやられたなりね。
ご存知では無い方のために説明すると、コ○助の部屋は異常に湿気っぽく、排水管が埋まっていると思われる壁側の天井が異常なほどカビが生えてしまっているなりよ。
換気もちゃんとしているのに見るも無惨な天井になってしまい、欠陥工事なんじゃないかと思うほどの有様。
除湿剤をドラッグストアで大量に購入し、部屋に8畳の部屋に10個ほど設置しているなりが、それも全部1週間くらいで満タンに水が溜まるなり。
ちょっとどうかしている感じ。
なので、寝る時にベッドに横になって天井のカビを見るたびに、ブルーになってくるなり。
そんなブルーなコ○助に一筋の光を射してくれた・・・かと思われたのが「AZ−X」だったなり。
「スーパーニュース」を見てから「今日のなりなり。」で「AZ−X」について話題にしたところ、「販売形態がネットがメインで、『売った人(個人)にマージンが払われる』という某社のようなスタイルどうも手を出しにくい」との声を多数いただいたなり。
でも、その後「自然食品の店 anew」というところで実店舗販売をしているというので行ってみたなりね。
お店はとても入りやすく(東京・吉祥寺店)、店頭にちゃんと「AZ−X」も並んでいたので試しに1本購入。
期待に胸を膨らませ帰宅、すぐさま希釈液を作って天井に「シュッ、シュッ」。
翌朝にはきっともうすっかりカビを「AZ−X」くんが食べてくれているに違いない。
あぁ、綺麗な天井が、入居した頃のような天井が戻ってくる。
ワクワクしながら就寝、そして注目の翌朝を迎えると。
変化・・・なし。
いや、これはきっと1日では効かないなりよ。
きっと「AZ−X」くんが一生懸命食べている最中なので、もう2〜3日かかるかもしれないなりが、その後は綺麗になっているはず。
3日後、1週間後・・・変化なし。
「AZ−X」め!
どうもコ○助が実際に使ってみた感じとしては、生えてしまったカビ、頑固なカビには効果が無い模様。
これから生えそうなところに予め吹きかけておけばカビ予防にはなりそうなりが、モリモリとカビを食べてくれるイメージとはほど遠いものだったなり。
まあanewの商品紹介ページには「食中毒の予防やカビの繁殖を抑制」と書かれているので、あくまでも予防措置なのかもしれないなりが。
でも、コ○助が最初に見た時は「カビを食べる」という触れ込みだったような気もするなりが・・・。
結局コ○助のカビ対策としては失敗、ただ「AZ−X」自体は本当に消臭効果はあるようで、生ゴミとかに吹きかけると良い感じなりよ。
用途をしっかりと選べば、使えそうな感じはするなり。
長々と「AZ−X」の話が続いてしまったなりが、そんな「AZ−X」に続く「カビ食い細菌グッズ」第2弾を友人に教えてもらって、もう欲しくて仕方がない(笑)。
そのグッズの名は「カビとれ〜る」。
ね、取れなそうでしょ(笑)。
やる気あるんだか、無いんだか分からないネーミングなりよねぇ。
絹屋本舗というネットショップに詳しい説明があったのでご紹介を。
「カビとれ〜る」は納豆菌の一種である枯草菌を利用した「カビ食い細菌グッズ」。
やはり有効微生物がカビを食べるという触れ込みの商品なり。
この枯草菌の入ったパックを水を入れたコップなどに入れて5日間ほど放置。
すると、水を得た枯草菌が空気中に放出され、カビをモグモグと食べてくれるというなりよ。
絹屋本舗にあった実際の使用例を見てみると、壁にカビのビッチリと生えた洗面所に「カビとれ〜る」を設置、1週間後に軽くスポンジで拭くとカビが綺麗に無くなる・・・と書かれているなり。
鵜呑みにするわけにはいかないなりが、鵜呑みにしたくなるなりよ(笑)。
これはちょっと期待できるかも。
まあ「AZ−X」の時も胸躍らせていたなりが、「カビとれ〜る」も徐々に胸躍って来たなり(笑)。
東急ハンズなんかでも売っているようなので、一度パッケージをじっくり読んでから買うのも良し。
コ○助も近いうちに買いに行ってみたいと思いますなり。
もし既に「カビとれ〜る」を使用したことがあり、効果についてご存知の方がいらっしゃれば情報をお寄せいただけると有り難いなりよ。
こういう商品ってなかなか実態が見えにくいだけに、口コミだけが頼りな部分があるなりからね。
今から天井が綺麗になっている光景を妄想しているなりよ。
うしし。

2002年09月16日 (Mon)
今日はパソコンのデータ移行作業のため、今日の「今日のなりなり。」はライト版でお届けしますなり。
まあたまの三連休、のんびりするのも悪くないなり。
と、思ったら来週も三連休って本当なりか?
まとめ休みは有り難いんだか、有り難くないんだか。

たくさん梨をもらったなり。
昔、梨って丸かじりするのが夢だったなりよ。
ささやかな夢なりが、小さい頃はなかなか親に言い出すことができず、密かに大人になるまで暖めていた夢だったなり(笑)。
でも一人暮らしをし始めてからは、そんなささやかな夢もすぐに現実に。
わざわざ食べやすいように切り分ける方が面倒くさいので、皮むいて、あとは丸かじりするのが当たり前になってしまったなり。
夢なんて叶ってしまえばどうってことないもの。
いや、今言葉を間違えたような気がするなり(笑)。
梨の丸かじりごときで夢を語るなっちゅうに。

長編GIFアニメ「のんちゃん」でおなじみの「活動漫画館」さんが閉鎖してしまったなりか・・・。(>TECHSIDE BBSより)
事の経緯は「活動漫画館★日記」を読んでだいたい分かったなりが、これはショックなりよ。
またひとつ、老舗の大手サイトが閉鎖してしまったなり。
寂しいなりねぇ。
初めて「のんちゃん」を見た時の衝撃は未だに忘れられないなり。
それまでWeb素材のおまけくらいにしか考えていなかったGIFアニメで、こんなにも凄い作品が作れるということを知ったのも「のんちゃん」だったなりよ。
本当にお疲れ様でしたなり。

パソコンのHDDの容量が一気に増えたので、CDでもレンタルしてきてMP3化しようと思い、隣町のTSUTAYAへ。
最近全然CDを買ったり借りたりせずに、最新の音楽と無縁の生活をしてきたので、借りたいCDがいっぱい。
邦楽、洋楽5枚ずつ、計10枚を借りて来たなりが、悔やまれるのはBoAのアルバムを借りられなかったこと。
avexのCDはコピーコントロールCDになってしまっているので、MP3化できないなりね。
買う気はしないなりが、借りて聞いてみたかったのに。
しかし、MP3がたくさん溜まってくると、やっぱりiPodが欲しくなってくるなりね。
若干高いなりが、次のモデルあたりから対応OSがOS Xのみになる可能性もあるだけに、何とか今のうちに手に入れておきたいところなりよ。
次の物欲ターゲットはiPodにするなりかねぇ。
先立つものが無いので購入はずいぶん先になりそうなりが(笑)。
それにしてもTSUTAYAは良いなりね。
早くコ○助の住む街にも・・・って、こればっかり。
だって、CD返しに行くのに電車に乗って隣町まで行くのが面倒くさくて仕方ないなりなりよ・・・。
まあそれでも隣町にあるだけでもマシだと思って我慢しておくなり。

移行しなければいけないデータ、この際に捨ててしまおうかと思うデータ、なんだかいろいろ多すぎて大変なり(笑)。
日頃からHDDは綺麗に整理しておかないとダメなりね。
いつも最初はそう思うなりが、なかなか続かないものなり。

う〜む、今日は3時間睡眠くらいなので頭がボーっとしているなりよ。
もう少し寝ようとも思ったなりが、寒くて目が覚めるという嫌な起き方をしてしまったなり。
皆さんも寒暖の激しい季節なので、風邪などひきませぬよう、お気を付けて。