■ 2002年09月15日 (Sun) 昨日9月14日と今日15日は、どこもかしこもお祭りのところが多いようで。 3つの街に出かけたら、3ヶ所とも御神輿が出ていたなりよ。 いずれも名の知れたお祭りというわけではなく、地元の商店街が中心となって行っている小さい規模のものなりが、それでも地元との繋がりが希薄になりがちな東京の小さな街でもお祭りが行われている姿は、何だか嬉しくもあるなり。 お祭り、好きなりか? まあ嫌いな人はそうそういないと思うなりが、最近は大きな有名なお祭りはともかく、地元で行われるような小さいお祭りに行く機会がどんどん少なくなっているなり。 自分が大人になったからなのか、それとも祭り自体が盛り上がらなくなっているのか。 コ○助は小さい頃、年に一回のお祭りのシーズンが大好きだったなり。 たいがいの場合、各地域の氏神様を祭った神社を中心にお祭りが行われるものだと思うなりが、コ○助の家の近所には氏神様に当たる神社と、関係ないなりが大きめの神社があるため、このお祭りのシーズンは2ヶ所でお祭りを楽しむのが通例だったなり。 とにかく、露店。 子供が大好きな露店。 それはそれは馬鹿みたいに、コ○助は露店を愛していたなり(笑)。 露店にもいろいろあるなりが、コ○助が好きだったのは景品に無数のひもが結ばれていて束になっており、その中の一本を引き当てて景品をゲットするというタイプのくじ引き(?)。 ひもの先にはファミコンやそのカセット、ラジコン、プラモデル、人形などなど、もう欲しいものがいっぱい(笑)。 大人になって考えれば、あんなの高そうな景品にはひもが繋がってないと気が付きそうなものなりが、子供時代のコ○助はもう絶対に獲ってやるくらいの勢いだったなりね。 純粋な頃もあったなりよ、本当に。 親と一緒にお祭りに行って「あれやりたい!あれやりたい!」と駄々をこね、無理矢理くじ引きをやらせてもらったものなり。 1回300円くらいなりか。 親はどうせ大したものが当たらないことを重々承知しているので、300円をドブに捨てるような気持ちだったと思うなりが、「子供が満足するなら」という親心がそこにあったかと思うと「親って凄いなぁ」とか思ってみたり(笑)。 自分も子供ができたら、そうするものなりかねぇ。 あと好きだったのは型抜き。 型抜きも今思えばヤクザな露店なりよねぇ(笑)。 板状の、何でできているのかイマイチ分からない菓子に動物や乗り物などの「型」があしらわれてあり、その周囲の部分を画鋲でつついて崩しながら型を抜いていくものなりが、うまく型を抜けると賞金が貰えるなりよね。 あれは、幼心に一攫千金を狙う醍醐味を教えてくれた露店だったなり(笑)。 一攫千金とはいっても、難易度の最も高い型抜きをうまく抜いたところで5000円くらい貰えるだけだったと思うなりが。 それでも子供には高額なりからね。 でも複雑な「型」すぎて絶対に抜けないようにできているなりよね、きっと。 しかも自分では綺麗に抜けたと思っても、露店のオッサンが認めてくれないと賞金をくれないシステムだったので、そのオッサンのさじ加減ひとつで天国にも地獄にもなるわけなり。 オッサンのご機嫌を損ねないよう、おだてて、おだてて、ちょっと「型」が欠けてしまったところを見逃してもらう。 そんな世渡りを、型抜きの露店で学んだ気がするなり。 うそうそ、それはちょっと言い過ぎだったなり(笑)。 何でもそうなりが、裏側の事情が見えてしまうと急に詰まらなくなってしまうものってあるじゃないなりか。 きっとお祭りの露店にも同じ事が言えるのではないかと。 無邪気にお金を出せた頃と違い、大人になってしまうと絶対に当たらないくじ引きや、絶対に抜けない型抜きにチャレンジする気が起きないというのは、ある意味仕方のないことなりね。 まあそれでも食べ物系の露店はいまだにワクワクするなりが(笑)。 あんず飴や大阪焼き、チョコバナナ、ベビーカステラといった、お祭りの露店くらいでしか食べる機会のないものを食べられる場として、コ○助にとってお祭りは未だに重要な場なわけなり。 でも、昔に比べると食べ物系以外の露店が減少しているのは確か。 くじ引きも昔ほど活気がないし、型抜きの露店が出ていないお祭りも結構あるようで。 カラーひよこは売ってるところはもう無いだろうし、金魚すくいなどの生き物系の露店はずいぶん減ってしまっているように感じるなり。 数字があるわけでは無いので分からないなりが、皆さんは体感としてはどう思うなりか? まあ今どきの子供がそれらに興味を示すとも思えないなりが・・・。 種々雑多な露店が出てこそ盛り上がるお祭り。 大きなお祭りに行けばもちろんたくさんの種類の露店が出ているなりが、各地域ごとの小規模なお祭りはどうしても縮小傾向にあるなりよね。 「古き良きもの」にしてしまうのではなく、お祭りくらい活気のあるものとして、いつまでも延々と続いていって欲しいものなり。
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