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<今日のなりなり>
2002年8月24日〜30/31日

 

2002年08月31日 (Sat)
ここ数年沖縄の三線がブームとなっているなりが、今年は元ちとせのヒットも手伝って奄美大島の三味線もかなり注目を集めている様子。
沖縄の三線と奄美大島の三味線。
パッと見は共に同じ蛇の皮を使った、本土的な呼び方をすれば「蛇皮線」なので違いは無いように思うなりが、実際にはその呼び方が異なるように、全く別モノと考えても良いくらい違いがあるようなり。
例えば、弦。
奄美大島の三味線は弦が非常に細く、沖縄の三線よりもかなり細め。
イメージ的には奄美大島の三味線の弦は釣り糸くらい細いなり。
イメージというか、実際に釣り糸で代用できるようなりが(笑)。
コ○助の友人で奄美大島の三味線をやっている人がいるなりが、東京では本物の弦を入手することが難しいため、友人が師事している三味線マスターの人のアドバイスに従い、釣り糸で代用をしているようなりよ。
たぶん音の出具合はかなり違いが出てくるのだとは思うなりが、一応釣り糸でもそれらしい音に聞こえるなりね。
三味線のみならず弦楽器一般に言えることなりが、演奏するためには弦をピンと張る必要があるじゃないなりか。
特に高いキーに合わせる時には結構強く弦を張ることになるなりが、奄美大島の三味線の弦は細いために、この調弦の時にパチッと切れてしまうことがよくあるみたいなりよ。
友人も、この楽器を始めたばかりの頃はパチッ、パチッと何度も弦を切っていたものなり。
そのためライブなどに使うなら本物の弦を用意した方が良いように思うなりが、まあ練習用なら安い釣り糸でも問題は無いようなり。
例えば、バチ。
沖縄の三線も、奄美大島の三味線も素手で弦を弾くわけではなく、バチを用いて演奏をするなりが、このバチも全く違う形をしているなりよ。
沖縄の三線は指に装着する爪のようなもの(水牛の角、もしくはプラスチック製)が一般的で、一方の奄美大島の三味線は細長い板状のもの(竹の皮やプラスチック製)が一般的。
コ○助も奄美大島の三味線のバチを見せてもらったなりが、どう表現したら良いなりかね。
携帯電話を買うと端末の箱の中に同梱されているオーソドックスなストラップがあるじゃないなりか。
あれくらいの細さ、長さで、材質がプラスチックになっている感じ。
バチの厚さもストラップくらいかもしれないなり。
しなるバチで弦を弾くイメージなりね。
こんな感じで沖縄の三線と奄美大島の三味線はいろいろと違う部分があるようなりが、他にも音階や演奏方法なども異なるらしいなり。
従って同系の楽器ではあるものの、別物と考えた方が無難かもしれないなりね。
で、そんな奄美大島の三味線なりが。
これが本当に情報が無い。
ネットで調べてもいくつか奄美大島の三味線について書かれたサイトはあるものの、数えるほどしか存在せず、沖縄の三線に比べると全く情報量が違うなりよ。
沖縄の三線はもはやポピュラーな楽器なので、ネットで調べてみると無数の情報に行き着くことができるなりが、奄美大島の三味線は絶望的。
三線は店頭でもよく見かけるし、ネット通販をしてくれるサイトはたくさんあるなりが、三味線の方は購入しようと思っても扱っているお店は皆無といった感じなり。
情報が少ないのはそれなりの理由があるようで、聞いた話では奄美大島の三味線職人は高齢の人たちが多く、ネットとかけ離れた生活をしていることが多いので、いくらネットで検索をかけても情報が無いらしいなり。
なるほど、そりゃ納得なり。
まあ単純に沖縄の三線よりも奄美大島の三味線の方が、ユーザーが少ないという事も言えると思うなりが。
実は前述の奄美大島の三味線をやっている友人とはまた別の友人が、この奄美大島の三味線に興味を持っていて必死に購入できるところを探しているなりが、なかなか見つからないで大変みたいなりよ。
そんな大変そうな姿を見てコ○助も情報収集に協力してあげていたなりが、いろいろと調べていくうちにコ○助も段々欲しくなってきてしまったなり(笑)。
あの音色は素敵なりよね。
自分でも弾くことができたらカッチョイイなぁ、なんて。
なので、もし奄美大島の三味線が売っているようなお店を見つけられたら、コ○助も貯金はたいて買ってしまうかも。
結構高いものなりが、希少楽器なのである程度は仕方ないかと。
そのためにはまず売っているお店を探さねば。
東京で奄美大島の三味線を持っている人の話を聞くと、どうもほとんどの人がお店ではなく、「知り合いの知り合いが奄美の人で・・・」とか、「沖縄・奄美物産展で偶然手に入れた」とか、そんな話が多いなりよ。
そういう流通ルートしか無いものなりかねぇ。
まあ最悪は奄美大島の三味線職人をタウンページとかで調べて、直接問い合わせをしてみるしか無さそうなりが、果たして東京まで送ってくれたりなんてするなりかねぇ。
まあコ○助が切実に欲しいわけではないので、手に入らなくてもそれほど困らないなりが、友人は仕事で使うために覚えたいと言っていたので結構切実なのかも。
もう少し頑張って情報をかき集めたいと思いますなり。
それにしても、奄美大島の三味線が欲しいと思った人はたくさんいると思うなりが、どうやって手に入れてるのやら。
沖縄の三線ならすぐ手に入るのに・・・。

2002年08月30日 (Fri)
東京にはラーメン激戦区と呼ばれる一帯がいくつかあるなりが、最も有名な激戦区のひとつに「環七ラーメン」と総称される一帯があるなり。
環七とは、東京をグルッと取り囲むように通っている道路「環状7号線」のことなりが、深夜でもひっきりなしに車が行き交うことから、その沿線はいつの頃からかラーメン屋がひしめきあうようになったなりね。
そしてその一帯からは「なんでんかんでん」のような、名前が全国的に売れるようになったラーメン屋も登場しているので、東京以外の方でもご存知の方は多いのではないかと。
コ○助が小さかった頃、20年くらい前にはこんなに環七が注目されてはおらず、せいぜいタクシー運転手の穴場的存在でしか無かったように思うなりが、過熱する一方のラーメンブームの乗るかたちでいつの間にやらメジャー地区に。
いや、もちろんメジャー地区になったのもずいぶんと前の事なりが、「穴場」「知る人ぞ知る」と言われていた時代もあったなぁ、と。
ふと、思い出してみたなり。
昨日、バイトが終わると。
バイトの社員が「ラーメンを食べに行こう」と言うので、「じゃあ『環七ラーメン』に行きましょう」ということになり、午前1時頃に車で迎えに来てもらうことに。
コ○助の家から環七までは車で10分くらい。
悪い環境じゃないなり。
ひとえに「環七ラーメン」と言ってもその数は無数にあるなりが、どこのラーメン屋に行くのかは全く考えていなかったので、車を路肩に止めて作戦タイム。
ネットや雑誌でいろいろと見てみた結果、あるお店に狙いを定めたなり。
「らーめん せたが屋」。
東京ウォーカーの「キング・オブ・麺」という企画のしょうゆラーメン部門6位、ラーメン関係のサイトでは最もアクセスの多い「東京のラーメン屋さん」の主催者であり、All About Japanのラーメンガイドでもある大崎裕史氏の「2001年 MY BEST 100」にも選出され、そしてニッポン放送が企画した「史上最強のラーメンランキング」で堂々の1位に輝いたというお店。
コ○助は全く知らないお店だったなりが、「環七ラーメン」に多いとんこつ系のラーメンではなく、魚系しょうゆラーメンというあっさりした感じのようなので、「せたが屋」に行ってみることにしたなり。
時間も時間(午前1時過ぎ)だったので、とんこつ系はキツイかな、と弱腰になったなりね(笑)。
そうそう、ちょっと話が脱線するなりが、コ○助は20代を回ったあたりから徐々にとんこつ系のラーメンが受け付けられない身体になってきたなりよ。
昔は脂ギトギトの超コッテリなとんこつラーメンが好きだったはずなのに、最近はもうすっかりしょうゆラーメン派。
それも極力アッサリしたものが良いなりね。
年齢を重ねて行くことによって、食の嗜好性が変わるものだと痛感しているなり。
単純に胃が老化して、耐久性が無くなってきているだけという噂もあるなりが(笑)。
「せたが屋」はコ○助の家からも案外近く、車で15分くらいのところだったなり。
行ってみると閉店間際だったなりが、9割くらい客が入っている感じ。
でも時間が時間なので、さすがに行列はできていなかったなりが、評判店には違いないので早めの時間だったらきっと行列ができているのではないかと。
そんなことを思いながら店内に入り、オーソドックスなラーメンを注文。
待つこと5分ほど。
出てきたラーメンからは、食欲をそそる和風の香りが。
早速スープを一口。
むぅ、確かに強烈な魚系。
麺は平麺で細麺好きなコ○助には合わないかな、とも思ったなりが、これが食べてみるとスープが上手いこと絡んで非常に美味しいなりよ。
テーブルになぜかタマネギのみじん切りが出されたなりが、これをラーメンに入れてみると、これがまた美味い!
最近の流行りとはいえ、魚系のスープ、タマネギとの相性、チャーシューの出来。
確かに評判になるだけのことはあるなり。
美味い、美味い。
ただし。
確かに美味しいなりが、東京で1番では無いなりね。
無難に美味しいといった感じなり。
※※※※※※
コ○助もよくラーメンは食べるなりが、昔は「こんな美味いラーメンがあったんだ」と感動を覚えるようなラーメンにしばしば出会えたものなり。
ただ、最近はラーメンブームによって無理矢理ランキングにはめ込まれているようなお店も目立ち、大して美味しくもないのにメディアに取り上げられて勘違いしてしまうお店が多いような気がしてならないなりよ。
そして本当に美味しかったお店も、ブームの踊らされてその質を低下させてしまうところが多々。
ラーメンを食べて電撃が走る。
たかがラーメンなりが、過去にそういった経験をしたことがあるだけに、コ○助は感動できるラーメンを探しているなり。
まあなかなか難しいなりよね。
人に「美味しいよ」と勧められても、自分は普通の味に感じてしまうことも多いラーメン。
逆に自分には感動的な味でも、他の人にはその感動が伝わらないことも多いラーメン。
たかがラーメン、されどラーメン。
まったく、奥が深いなり。
しかし万人が「美味い」と認めるラーメンなんてあるなりかねぇ。
いつかそんなラーメンに出会いたいものなり。

2002年08月29日 (Thu)
先週の金曜日から、フジテレビの再放送枠でドラマ「やまとなでしこ」が放送されているなり。
相変わらず再放送の魔力に捕らわれ、見たことがないドラマが放送されているとすぐに見入ってしまうコ○助なりが、「やまとなでしこ」は以前の再放送時に飛び飛びで見たことがあったので、記憶を補完する意味で今回の再放送を見ているなりよ。
あ、でも今日は別に「やまとなでしこ」のお話ではないなりが、もう少し「やまとなでしこ」トークにお付き合いを。
「やまとなでしこ」のキャストは松嶋菜々子、矢田亜希子、堤真一、西村雅彦、筧利夫といったところ。
ストーリーは「合コン好き、お金持ちスチュワーデス(松嶋菜々子)と貧乏魚屋(堤真一)のラブストーリー」と、この30文字(句読点含む)で片づいてしまう内容なりが、このドラマの男優陣が魅力的な3人なのでついつい見入ってしまっていたなり。
西村雅彦は東京サンシャインボーイズ。
筧利夫は劇団☆新感線から第三舞台。
堤真一は野田秀樹作品の常連。
舞台出身、もしくは舞台でも活躍をしている役者は演技のベーシックな部分がしっかりしているせいか、テレビのドラマでもグッと視聴者を引き込む演技を見せてくれるなりよね。
「やまとなでしこ」がそれほどの演技が要求されるようなドラマか、と言われればそれも違うような気はするなりが、でも下手くそな演技をする役者が出ているよりは、こういった舞台出身の役者がキャスティングされていると、画面が締まるというもの。
このドラマで堤真一、西村雅彦、筧利夫は友人関係で、3ショットのシーンが結構出てくるなりが、その掛け合いが楽しかったりするなりね。
間が良いなりね、間が。
3人が話しているシーンの間が好きなり。
「やまとなでしこ」のそんなシーンを見ながら、この3人が出演している作品をもっと見てみたくなったなりよ。
まあ西村雅彦に関しては、コ○助は三谷幸喜作品が好きなのでしょっちゅう出演作を見ているなりが、堤真一はSABU監督の映画作品くらい(SABU監督は一貫して堤真一を主演で起用し続けているなり)、筧利夫に至ってはバラエティの印象は強いものの、あまりドラマや舞台を見た記憶が無い。
何か観てみようと思っていたところに、ちょうど良い映画が今公開されているじゃないなりか。
SABU監督の「DRIVE」。
西村雅彦は出演していないなりが、堤真一と筧利夫はバッチリ出演しているなり。
もともとSABU監督は大好きだし、気が付けば昨日はちょうど水曜日。
「DRIVE」を上映している東京・新宿のテアトル新宿という映画館は、水曜日は男女ともに1000円均一で観られる(多くの映画館は通常水曜日は女性のみ1000円)スペシャルデー。
いろいろな条件がガッチリと組み合わさったので、「DRIVE」を観に行くことにしたなり。
昨日も17時まで「やまとなでしこ」の再放送を観てから出かけたので19時からの回を観ることに。
18時半頃、テアトル新宿に到着すると整理券を配布しており、既に整理券番号は121番だったなりよ。
先週末から公開されたばかり、そして映画サービスデー。
SABU監督の作品は面白くて大好きなりが、まだまだ一般的な知名度は低い監督だと思うので、それほど混んでいないだろうと思っている節がどこかにあったなりが、甘かったなり。
でもテアトル新宿の席数が200以上ある、そこそこ大きい映画館なのは知っていたのでまあ座れるかな、と。
開場し、すんなりと席に着き、しばらくすると映画館は満席状態に。
まあ東京では2ヶ所(テアトル新宿とシネ・アミューズ)でしか公開されていないので、満席になるのも当然なりか。
ちなみに今後の「DRIVE」の公開スケジュールとしては、8月31日から大阪の梅田ガーデンシネマと神戸のシネ・リーブル神戸、9月7日からは京都の京都朝日シネマと名古屋のシルバー劇場、福岡のKBCシネマ、9月14日からは大阪のテアトル梅田と札幌の札幌劇場といった具合になっているなり。
それ以外の地域や、それ以降のスケジュールに関しては公式サイトでご確認を。
で、例の如くまだ作品が公開されたばかりなので内容については触れることはできないなりが、大が3つ付くくらい大満足だったなり。
やっぱりSABU監督、良いなりね。
改めてSABU監督のパワー、センスの良さを感じることができた作品だったなりよ。
お目当てだった堤真一も、筧利夫も、他の出演者である寺島進や大杉漣も期待を裏切らぬ味わいで、堪能させてもらったなり。
日本でこの手の笑いのセンスを持った監督をコ○助は他に知らないので、イチオシもイチオシ。
旧作の「弾丸ランナー」「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」も併せて観て欲しい作品なりよ。
邦画の中では、コ○助は最も好きな部類に入るなりね。
って、あまり持ち上げすぎると、今後観た人から「そんなに言うほどでも無かった」と言われてしまうことも有り得るので、あくまでもコ○助の極私的な意見ということでご理解を。
あ、そうそう。
この「DRIVE」にはいろいろな役者がカメオ出演していて、見終わった後にスタッフロールを見ながら「あれ、この人どこに出てたっけ?」と思うのもまた楽しいなりよ。
観に行く機会があれば、そんなところもぜひチェックしてみて下さいませ。
ぜひぜひ。

2002年08月28日 (Wed)
暑い中、友人と買い物がてら散歩をしていると、通りかかった「牛角」の前に「ビール19時まで1杯100円キャンペーン」のポスターが掲示されていたなり。
100円ビールの居酒屋はコ○助も何店か知っているなりが、それらはだいたい水で薄めているのではないかと思うほど薄いビール(笑)。
まあそれでも単純に安くて酔えれば良い時には、大した問題は無いなりが。
「牛角」のビールのブランドは確かキリンの一番搾り。
通常400〜500円するであろう中ジョッキが1杯100円だったら、缶ビールより安いじゃないなりか。
うむむ、外は30度近い暑さ。
ここは「プハーッ」とビールを煽りたい気分なり。
友人と相談の結果、「牛角」はブランドが割れている以上、さすがに薄めたりしていないだろうとの結論に達し、時計を見たらまだ17時半頃だったので、「牛角」に突撃することにしたなり。
時間が早いこともあって店内はまだ空いていたので、サクッとビールを注文。
ジョッキがちゃんと冷えていて、泡もしっかりできていて。
味も特に不満のあるものでは無かったので、これで100円なら安いかな、と。
メニューを見ると、通常は中ジョッキ1杯390円で提供されているようなり。
安い、安い。
いろいろと注文してのんびり食べ始めていると、18時を回った頃には気が付いたら満席状態に。
平日の夜なりが、ビール1杯100円に魅かれた輩がこんなにいるとは。
効果テキ面なり。
満席の割に店員さんの数がフロアに3人くらいしかおらず、次第に注文したものが出てこなくなってきたなり。
ちなみに、注文したものの中で最も出てくるのが遅れていたものは何かと言うと。
17時45分頃に注文した「石焼きビビンバ」で、これは注文した時に店員さんが「すぐにお作りしてもよろしいですか?」と尋ねて来たので、「肉と一緒に食べたいので、早ければ早いほど嬉しいです」と返答。
それが18時45分の段階でもまだコ○助たちのテーブルには運ばれて来ていなかったなり。
すぐ作るって言ったのに(笑)。
たいそう一生懸命作ってくれているなりねぇ。
もう1時間、待ちぼうけなり。
まあその間も肉や野菜盛りなどは来ていたので、さほど文句も無かったなりが、肉の供給も途絶え、消えた炭と網の上の生焼けの肉、そしていまだに来ない「石焼きビビンバ」(笑)。
炭の交換をお願いしてもなかなか交換に来てくれず、生焼けの肉がポツリ。
忙しいのは分かるなりが、注文したものも出てこず、炭の交換もしてもらえず、何だかコ○助たちが相手にされていないようで寂しい気持ちに(笑)。
ここらへんが「牛角」らしい、と言えばらしいなりが。
「石焼きビビンバ」を注文してから1時間15分ほど経過した頃。
さすがに忘れ去られているとしか思えなかったので、店員さんに早く出してくれるよう促してみると、その店員さん。
「あっ」。
って、小声で言ったなりよ(笑)。
「あっ」ってどういうことなりか・・・。
さらに10分ほどして、ようやく店員さんが「石焼きビビンバ」を手にやって来たなり。
「牛角」の「石焼きビビンバ」はお願いすると店員さんがかき混ぜてくれて、おこげ上手く作ってくれるなりね。
なので、コ○助たちもお願いすることに。
「ネチャ、ネチャ、ネチャ・・・」。
あれ・・・、いつもは「ジュー、ジュー、ジュー」と、お米が石の器に押しつけられて焼ける音がするのに。
って、その音がしなければ、石焼きでも何でもないじゃないなりかねぇ。
店員さんが去り、友人と取り分けてみると。
有るべきはずのおこげが全く無い(笑)。
これは笑いごとじゃないなりよ。
おこげの無い「石焼きビビンバ」なんて、「石焼きビビンバ」とは認められないなり!
と、腹立たしくもあったなりが、コ○助も友人も店員さんがテンパっている姿を見てしまったので、とても「交換して下さい」とは言えず。
ネチャネチャした「石焼きビビンバ」だったなりが、まあ味がまずいわけでは無いので完食させていただきましたなり。
でも、後ろの席に運ばれてきた「石焼きビビンバ」が「ジュージュー」と良い音を奏でていたのを、コ○助は聞き逃さなかったなりよ。
悔しいなりが、もう食べてしまったものは仕方ないなり。
いくつかの不満点があった為に、ビールが1杯100円だった喜びなんてすっかり頭の中には無く、ちょっと立腹気味で会計に。
サービス券やポイントカードのポイントが溜まっていたので、全部使ってもらうことに。
そしてレジに出てきた金額は「3500円」。
5500円分くらい食べていたようなりが、各種割引でそんなに安くなったなりね。
大人2人が焼肉をたらふく喰って、ビールを各3杯ずつ飲んで、1人当たり1750円。
なんだか立腹気味だったのがバカバカしくなるような安さだったので、結局コ○助と友人は最後は満面の笑顔だったなり(笑)。
「牛角」はブームが来てしまったために、まだ話題になる前に比べたらサービスの質が落ちているように感じてしまう点も多々あるなりが、まあ割引サービスなど、いろいろな経営努力は見られるので悪い点も相殺されている感じなりよ。
些細な事なのかもしれないなりが、生焼けの肉が網の上に載っている状況が延々と続くのは良いとは思えないし、一定の質のメニューを供給できていないというところはチェーン店としては失格とも言えるなり。
そんなところが改善されれば、もっと「牛角」は良くなると思うのに。
食べ放題のようなイマイチな肉ではなく、そこそこ美味しい焼肉でも安く食べられるということを世間に認知させた「牛角」の功績は大きいと思うので、すっかり定番化した今でもコ○助は好きなりよ。
それだけに悪い点をもっと改善して欲しいなぁ、と感じてしまうなりね。
まあ今回はビール1杯100円キャンペーンがちょっと良かったので許してやるなり(笑)。
次に「石焼きビビンバ」におこげが無かったら激怒なりよ、きっと・・・。
食べ物の恨みは恐ろしいなり(笑)。

2002年08月27日 (Tue)
週刊ヤングマガジンで望月峯太郎の新作がスタートしたなり。
様々な物議を醸した名作「ドラゴンヘッド」から2年半。
ようやく始動した望月峯太郎の新作は「万祝(まいわい)」。
まだ初回ではストーリーの全貌は明らかにされていないなりが、主人公の女子高生「大和鮒子」と、その祖父を軸にした、海洋探検モノっぽいストーリーのようなり。
って、全然何の話か分からないなりが(笑)。
望月峯太郎は何が良いって、まず画が良い。
マンガは、やはり基本は画の良さだと思っているコ○助としては、望月峯太郎の画は非常に心地良く感じるなりよ。
そして「バタアシ金魚」「座敷女」「ドラゴンヘッド」と、毎回全く系統の異なる作品を発表しながらも、その根底には一貫した世界観というか、作風が存在しているその個性。
まあ望月峯太郎に関してはコ○助が語るまでもなく、そんな事はきっと望月峯太郎の作品を読んだことがある人は皆、感じていることだとは思うなりが。
「ドラゴンヘッド」は途中までコ○助も大好きだったなりが、最後は話が破綻し、望月峯太郎自身がどこにこの話を着地させるかということに悩んでいたような印象を受けてしまったため、何だか冷めてしまったなりね。
いや、きっと望月峯太郎自身が悩むのは何ら不思議なことでは無いのかもしれないなりが、「ドラゴンヘッド」の最初の段階で「いったい何が起こったのだろう」との疑問を抱かせておきながらも、「結局最後はそのオチか」と思ってしまうような最終回だったことに、何だかコ○助は納得が行かなかったなり(ネタバレになってしまうので詳細が書けないのが残念なり)。
「ドラゴンヘッド」も決して嫌いな作品というわけでは無いなり。
もちろん面白いことは面白い。
基本的に望月峯太郎の作品は面白くない作品は無いと思っているので、「ドラゴンヘッド」も当然面白かったなりよ。
でも、最初のテンションと最後のテンションが明らかに異なるし、連載時に最後の方はかなり休載が目立つなど、毎号ハラハラしながら読むという緊張感が無くなってしまっていたのも事実。
単行本で一気に読めばまた印象も違うのかもしれないなりが、どうも毎号連載で読んでいたコ○助としては、休載によってかなり間隔が飛び飛びになることで、その面白さが半減してしまっていたのかもしれないなり。
まあ望月峯太郎が休みがちなのは、何も「ドラゴンヘッド」から始まった話というわけでも無いようなりが。
そういうタイプの漫画家なので、本当はそれを納得の上で読まなくてはいけないのかもしれないなりね。
望月峯太郎への期待が大きかった分、ちょっとガッカリな終わり方だった「ドラゴンヘッド」。
それだけに2年半ぶりという久々の新作ということで、期待する部分は大きいなりよ。
新作「万祝」は唐突に連載がスタートしたなりが、1回目を読んだ限りでは面白そうな予感が。
前作「ドラゴンヘッド」が重いテーマだったことの反動なのか、「万祝」は小ネタ満載でクスッと笑うような明るい感じ。
本当に小ネタが満載(笑)。
最初はきっと毎号ちゃんと連載をすると思うなりが、話が進むにつれて、やはり休載が目立つようになるなりかねぇ。
期待しているだけに、頑張って毎号連載を続けてくれることを祈っているなり。

2002年08月26日 (Mon)
地元を歩いていたら、祖父とばったり出くわしたなり。
狭い街、そして近所に住んでいるわりには生活スタイルが全く異なる為にほとんど街中で出会うことは無いなりが、昨日はコ○助が珍しく普通の晩飯時(18時頃)に出歩いていたこともあって、祖母を連れずに1人でフラフラっと外食に出かけていた祖父と出くわしたなりね。
街中で会わないだけで、会うこと自体はそれほど久しぶりというわけでは無かったなりが、珍しいシチュエーションだったので一緒にご飯を食べることに。
コ○助は地元に住んで今年が26年目。
祖父は、この街に住んで60年以上。
もうこの街の生き字引なり。
地元の商店街の昔話をいろいろと聞きながら食事をし、食べ終わった後に帰ろうと思ったところ、祖父が「コーヒー飲みに行こうよ」と。
話も盛り上がっていたし、食後のコーヒーが飲みたい気分でもあったのでお付き合いすることに。
コ○助の祖父はコーヒーが大好きな人で、毎朝自分でサイフォンでコーヒーを入れて飲むというスタイルを何十年も貫いているなりよ。
ゆえにかなりコーヒーにはこだわりがある人なりが、そんな祖父が最近見つけた美味いコーヒー専門店があるようなのでそこに行くことになったなり。
コ○助も地元で美味しいコーヒーを飲ませる喫茶店の類は何店か押さえているつもりだったなりが、コーヒー専門店は知らなかったので興味津々。
店に着くとそこは喫茶店ではなく、本当にコーヒー専門店というたたずまい。
コーヒー豆の販売がメインで、喫茶スペースは座席数わずかに「6」のカウンターのみ。
店の外から中を覗いてみると、カウンターの前にはマスター(ご主人)と、店員さん(?)の2名が鎮座しているなり。
す、すごい・・・。
もの凄い圧迫感のある空間なり・・・。
コ○助1人では到底入ることができなそうなお店なりね。
さすがに祖父くらいの年齢になると物怖じしなくなるのか、どんなところでもひょいひょいと入ってしまうなりが、コ○助には敷居が高すぎるなりよ。
仮にコ○助が1人で行ったとして、カウンターを挟んでマスターと何を話せば良いのやら。
コ○助はまだまだ人生経験が足りないので、そんな大人の世界には足を踏み込めないと痛感。
何だか負けた気分なり(笑)。
祖父は最近この店でコーヒー豆を挽いてもらっているようなりが、電話で注文をすると、そこから豆の焙煎を始めるというなりよ。
焙煎した黒いコーヒー豆をストックしてあって、それを挽くのではなく、注文があってから白い状態のコーヒー豆を焙煎し、それを挽く。
そんな作業が入るので、お店に取りに行く2時間くらい前に電話をして注文をしないといけないようなり。
本物なり。
本当に専門店なり。
店に入ると、確かにケースに入れられた白い状態のコーヒー豆や、麻袋に入ったコーヒー豆が所狭しと陳列されているなりね。
カウンターには先客の常連さんが1人、マスターと話し込んでいたなり。
ますます入り込み辛い空気が(笑)。
祖父はブルーマウンテンが好きなので注文をしようとすると、マスターが「今日はブルーマウンテンよりも美味いコーヒーをお出ししますよ」とのこと。
なんでも、ひとえにブルーマウンテンと言ってもピンキリで、最近はどこもかしこもブルーマウンテンという状態のため、本当に品質の良いブルーマウンテンはほんのちょっとしか無いのだとか。
本当に品質の良いものは本当にお値段も高く、なかなか仕入れができないらしいなり。
「昔のブルーマウンテンはどれも美味しかったんですけどねぇ」。
何だかマスターの顔が寂しそうだったなり。
小難しい横文字の名前(何という名前か聞き取ることができなかったなり。無念)のコーヒー豆を目の前で挽いて、それをドリップ。
10分弱くらい、のんびり時間をかけてコーヒーを入れてくれるこのお店。
悪くない、むしろ良い感じなりよ。
マスターも店に入る前の印象とは全く違ってとても優しそうな人。
通い詰めればいろいろとコーヒーのイロハを丁寧に教えてくれそうな感じで、師事したいくらいなり(笑)。
目の前に出てきた一杯のコーヒー。
600円とコーヒーとしては高価な部類に入るなりが、祖父のおごりなので全く気にならない(笑)。
心ゆくまで香りと味を堪能。
あぁ、本当に美味い。
こんな素敵なお店を教えてくれたこの街のベテランであり、先輩でもある祖父に感謝。
そして、街中でばったり祖父と会うという偶然に感謝なり。
26年も住んでいても、知らないことがいっぱい。
もっと地元を研究し、愛し倒さないといけないなぁ、と思った日曜の夜だったなり。

余談なりが、こちらのマスター曰く「最近はハワイの豆が穴場」らしいなりよ。
そして「オーソドックスなところでは中米(カリブ海)のもの」が良いのだとか。
「相当美味い」「自信を持ってオススメできる」と力強く語っていたなり。
今度デパートにでも行ってチェックしてみるなりか。

2002年08月25日 (Sun)
昨日、巨人−阪神戦の中継を見ようと、午後6時過ぎにケーブルテレビで日本テレビのスポーツ専門チャンネル「G+」にチャンネルを合わせて観戦していたなり。
「G+」は巨人の主催全70試合を試合開始から試合終了まで(打撃練習から中継していることも)完全中継するので、巨人−阪神戦の時だけコ○助もお世話になっているなりね。
いつも巨人−阪神戦を見る時は基本的には「G+」で中継を見るなりが、攻守の切り替えの時などに裏番組にカチャカチャとチャンネルを換えるのがコ○助の見方。
まあ普通の見方なのではないかと。
午後7時を過ぎたあたりで、いつものようにチャンネルを回していると。
あれ、日本テレビで巨人−阪神戦を中継していない。
昨日の試合は東京ドームで行われている巨人の主催試合。
ゆえにいつも通り午後7時から日本テレビで中継をしているべきなりが、昨日は「スーパースペシャル'02残暑(秘)見舞(秘)衝撃映像信ジラレナイ99連発」という番組を放送していたなり。
「へー、マグカップにコンソメスープを入れて電子レンジにかけると、爆発することがあるのか」。
そんな豆知識を仕入れつつ、なぜ今日は日本テレビで中継が無いのか疑問に思っていたなり。
カチャカチャと他のチャンネルを回してみても、午後7時の野球中継の時間帯であるにも関わらず、民放はどこも巨人−阪神戦をやっていない。
ありゃ、巨人戦だけは全試合地上波で中継があるものだと思っていたなりが、これも時代の波。
視聴率が取れない番組は、いかに巨人戦といえどもリストラされていくなりかねぇ・・・なんて一瞬考えてはみたものの、これだけ毎日ニュースを見ているのにそんな話題は見たことも聞いたこともない。
思い出せ・・・思い出すなりよ、コ○助。
あ、そういえば。
今年はNHKが巨人の主催試合を5試合だけ中継するというニュースがあったような。
NHKを見てみると、午後7時20分の時点ではまだ「ニュース7」をやっているなりが、これはまあいつものこと。
NHKでの野球中継はいつでも午後7時30分からなりよね。
Yahoo!テレビで番組表を確認すると、確かに昨日はNHKでの中継になっているなり。
金曜日と日曜日はいつも通り日本テレビでの中継なのに、土曜日だけNHKで中継なりね。
何だか変な感じなり。
まだNHKで中継開始の午後7時30分まで時間があるので再び「G+」に戻ることに。
戻るもなにもそのまま「G+」で観戦すれば良いのでは、と思うかもしれないなりが、「G+」は日本テレビのチャンネルということもあって、阪神ファンのコ○助にしれみれば全く面白くない実況に解説なので、できることなら見たくないなりよ。
特に実況。
こりゃ阪神ファンにしてみれば苦痛なりよ。
もちろん、日本テレビのチャンネルなのは重々承知の上で見ているので我慢するしか無いなりが。
そんなわけで他の局で中継してくれるなら、それに越したことはないので、午後7時30分からはNHKで見ることにしたなり。
NHKの中継は解説が元大洋ホエールズの山下大輔氏、実況は工藤三郎アナ、ゲストに長嶋茂雄氏。
個性の強い長嶋氏に、地味ながら冷静な解説が心地よいを山下氏、スポーツ実況では素晴らしい実績を持つ工藤アナという絶妙なキャスティング。
NHK、さすがなり。
工藤アナはオリンピックでの実況も任されるベテラン。
古い話なりが、長野オリンピックのジャンプ・ラージヒルに出場した原田雅彦のジャンプを実況し、K点超えの大ジャンプの着地が難しいことから「立て、立て、立て、立ってくれえ!」と熱い願いを込めた名言を残したアナウンサーとして一躍有名になった人なりね。
これは安心して中継が楽しめそうなり。
昨日の試合は延長12回まで決着が付かずにそのまま引き分けとなったなりが、こういう試合の中継はまさにNHKの威力が発揮されるもの。
NHKは試合終了まで中継するので、昨日は午後10時半くらいまで中継していたなりか。
この試合を見た限りでは(たまたま延長戦にもつれ込んだからということもあるなりが)、日本テレビよりもNHKの中継の方が数段上だなぁ、と。
NHKの中継なら、巨人主催試合でも見る気がしてきたなり。
今年は実験的にNHKでも巨人主催試合の中継が始まったなりが、来年以降、中継する試合数がもっと増えると良いなりねぇ。
3連戦の1試合だけでなく、3連戦まとめてNHKが中継してくれれば良いのに。
まあそれは日本テレビのプライドの問題もあるので無理かもしれないなりが、NHKの巨人主催試合の中継数増加は、阪神ファンのみならず非巨人ファンにとっては嬉しいはず。
ぜひとも来年以降もこういった試みが継続され、中継数が増加することを願うなり。

2002年08月24日 (Sat)
金魚のしずく」という香港映画を観てきたなり。
コ○助は街中を歩いている時にフラッと映画館に入ることがよくあるなりが、「金魚のしずく」もまさにフラッという感じで観に行って来たなりよ。
東京・新宿に買い物に出かけたコ○助だったなりが、その日は目的のモノをスムーズに購入できて何だか上機嫌だったなりね。
機嫌が良いと、映画気分になってくるのがコ○助の特徴。
ちょうど映画館の前を通りかかったこともあって、映画を観て行くことにしたなり。
上映されていたのは「スチュアート・リトル2」「スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」「ぼのぼの」、そして「金魚のしずく」の4本。
時間帯的にもう少し待てばレイトショーで「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」や「ハッシュ」を観ることができたなりが、待つのも面倒だったので上映時間がピッタリの4本から選ぶことに。
本当は「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観たかったなりが、まあそれはまた近いうちに観に行くとするなり。
まず「スターウォーズ」は先行オールナイトで既に観てしまったので却下。
「スチュアート・リトル2」は、前作を観ていないので却下。
残りは「ぼのぼの」と「金魚のしずく」。
正直、フルCGアニメの「ぼのぼの」にも興味津々だったなりよ(笑)。
でも、やっぱりアジア映画好きとしては、「金魚のしずく」を選ばないわけには行かなかったなり。
「金魚のしずく」は2001年カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品され、2002年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞した作品。
監督は香港のインディーズ界で活躍し、今作が商業映画デビュー作となるキャロル・ライ監督。
主演はこれまた映画初出演となるゼニー・クォック。
ここまでの情報は、以前Narinari.comのニュースとして扱ったことがあるので知っていたなりが、キャロル・ライ監督についてもゼニー・クォックについても、それ以上の情報は全く無し。
作品についても、ほとんど何も知らない状態で観てみたなり。
後で調べてみたなりが、ゼニー・クォックは現在高校生。
香港ではマクドナルド、エスプリ、ウィスパー、カップヌードル、ソニーといった企業のCMに出演し、ドラマにも何本か出演している売れっ子らしいなり。
日本で言えば上戸彩とか、そこらへんのポジションなりかね。
人気上昇中、若手アイドル・・・とか。
まあ「日本で言えば」と言ってしまうあたりがナンセンスなりが(笑)。
香港のアイドルというと、ケリー・チャンやジジ・リョンといったところが日本でも有名なりが(ジジ・リョンは個人的に好きなだけだったりするなりが)、ゼニー・クォックはそういった「完璧な美人系」のアイドルではなく、どちらかというと、どこか足りない・・・でもそれがまた愛嬌があって可愛いという系統なりか。
やっぱり日本で言えば上戸彩が年齢的にもキャリア的にも、特徴的にもフィットするような。
うむ、言い得て妙。
まだ言うか、という感じなりが(笑)。
で、実際に「金魚のしずく」を観てみて。
ストーリーは「家出した孫娘を捜すお祖父ちゃんの物語」。
まあそれほど珍しい設定では無いなり。
作品の評価的には辛口なりね。
キャロル・ライ監督がインディーズ出身だからということもあるのか、雰囲気そのものが商業映画になり切れていないなりよ。
かといって芸術映画なわけでもなく。
カット割りや音楽の使い方が、洗練されていない印象が強く、ちょっと安っぽく見える部分が多々あるなりね。
それは予算的な問題で・・・という話ではなく、編集の方法など見せ方の問題で。
特にカット割りは「このシーンでそのカット行っちゃう??」みたいな、疑問を抱きたくなるようなシーンがいくつか観られたなり。
ここらへんは単純に好みの問題でもあるので、それが良い悪いではないなりが、ちょっとコ○助は納得がいかないところが多かったなりよ。
ストーリーは特に秀でているわけではなく、ゼニー・クォックにもさほど魅力を感じず、演出にも魅力を感じず。
まあそういう日もあるなり(笑)。
コ○助はアジア圏の映画が大好き。
好きな理由はいろいろあるなりが、その最たる理由は好きな俳優がいるからでも、好きな監督がいるからでもなく、日本では全く知名度の無いような監督や俳優による良作がゴロゴロしているからなり。
何の先入観も持たずに、純粋に映画を楽しむにはやっぱり知名度が低ければ低いほど良いので、そういう意味での純粋さがアジア圏の映画にはまだ残されているかな、と。
その視点で言えばヨーロッパや南米の映画などにも同じ事が言えるなりが、コ○助のもともとのアジア志向も相まって、アジア圏の作品を特に観るようになったなりね。
今回、「金魚のしずく」もコ○助が全く知らない監督、俳優による作品だったので、逆にかなり期待していたなりが、不発に終わってしまったなり。
でも、本当に時々「ハッ」とさせられるくらい、衝撃を受ける作品に出会うことがあるなりよ。
その時の嬉しさを知ってしまうと、また次の衝撃を求めてひたすら作品を追うことに。
時間の関係もあってなかなか映画を劇場で観ることができないなりが、これからも頑張ってアジア映画を観まくろうと思いますなり。
まだ観たことがない人にこそ、観て欲しいなりね。
機会があればぜひ。