■ 2002年07月14日 (Sun) 久しぶりに高校時代によく通っていたボウリング場の前を通ってみると。 そこにあるべきはずの建物が破壊されていたなり。 破壊と言うと語弊があるなりが、取り壊しが始まっていたなりね。 掲示されていた建築計画を見てみると、そこにはマンションができるのだとか。 世の中マンションブーム。 そのボウリング場は駅からも近いところだったし、施設としても巨大だったので土地は広いし、確かにマンションを建てたらすぐに売れてしまうことは容易に想像ができるなりよ。 でも、でも・・・。 今年5月に経済産業省が発表した「特定サービス産業動態統計(注:リンク先はPDF形式)」でボウリング場の項目を見てみると、全体的な売上高は前年比でダウン傾向にあるようなので業界全体が苦しい状況にはあるようなりが、自分の想い出の詰まったボウリング場がまさか閉鎖しているとは思わなかったなりよ。 取り壊されているのを目の当たりにしてみると、結構ショックだったりするものなり。 またひとつ、コ○助の想い出が姿を消してしまったなり・・・。 コ○助の想い出。 高校を卒業してから8年余りのコ○助なりが、想い出の地は次々と姿を消しているなり。 小さいところでは高校の頃に通っていたパン屋さん。 学校の目の前にあったパン屋さんはとても美味しく、お店のおばちゃんも良い人で、3年間よく通ったなりよ。 コ○助はそこのメロンパンが大好きで、放課後のおやつとしてよく食べていたなりね。 そんなパン屋さんも、もう今は無いなり。 もう一つ小さいところだとゲームセンターなんてのも。 よく学校をサボって・・・ではなく、放課後に友人と連れ立って行っていた学校近くのゲームセンターも、今は無くなってしまっているなり。 その他にもカラオケや駄菓子屋、コンビニに至るまで、様々なものがこの8年余の間に姿を消しているなりね。 なんとこまごましたものなりか(笑)。 でも、街の変化のスピードは、高校を卒業した時点でコ○助が考えていた以上に、かなり速いものだったなり。 姿を消したもので最たるものは高校そのもの。 廃校になったわけでは無いなりが、4,5年前にコ○助たちが高校生の頃に使っていた校舎は全て取り壊され、新校舎に建て替えられてしまったので、もうそこには何も想い出らしいものが残っていないなりね。 「何年か経って母校を訪ねる」。 これはコ○助が友人と共に高校を卒業する時に抱いていた想いなりが、母校の面影がどこにも残っていない今の高校を訪ねる気分には、なかなかならないものなり。 コ○助の家から高校まではそれほど距離があるわけでは無いので、結構頻繁にその前を通るなりが、まるで別物といった感じ。 旧校舎が取り壊されている時にも、コ○助は高校に向かって物思いにふけっていたなりが、それまで普通にあったものが無くなってしまうのは本当に寂しいもの。 よくテレビのドキュメンタリー番組とかで、山奥で廃校になる学校の話なんかを見かけるなりが、心境としては同じようなものがあったなりね。 なので、その手の番組を見るとかなり感情移入をしてしまい、もらい泣きをしてしまったりもするなりよ。 結構歳を取るに連れて涙もろくなっているなりよ、コ○助は。 冒頭のボウリング場も、コ○助がよく遊びに行っていたところ。 さすがにここ数年はスコアも全自動で付けるシステムが導入されていたようなりが、コ○助が通っていた頃はまだ手書きでスコアを付けていたような記憶があるなりよ。 今どきそんなボウリング場は東京には無いと思うし、コ○助の世代で手書きのスコアを付けたことがあるという人も少ないと思うなりが、そのボウリング場でコ○助はそんな経験をしているなりね。 これもまたひとつの想い出。 まあそれ以外にも、ここには書くことができないような想い出も、たくさん詰まっていたわけなり。 ボウリング場の前でしばらく半壊状態の建物を眺め、帰宅。 コ○助が住んでいる地域は近年マンションがニョキニョキと建っているせいもあって、想い出がいっぱい詰まった場所がどんどん味気ない建物に変わってしまっているなりよ。 変化のない街なんてのは無いと思うなりが、でも東京は変化のスピードがやっぱり速いなりよね。 なんだか東京って嫌な街だなぁ、なんて素で思ったりもするコ○助だったなり。 まあだからと言って東京に26年も住んでいると他の土地に移り住むのも容易なことではないなりが(笑)。 そういうものだと割り切って、想い出を切り捨てながら生きるしか無さそうなり。 あ、なんか嫌なこと言ったなりよ、コレ(笑)。 ま、単純に想い出の場所がどんどん無くなるのは寂しいものなり。 もっと想い出を鮮明に残すべく、写真でもたくさん取っておけば良かったと後悔。 これからは同じ悔いを残すことが無いよう、記録はたくさん取っておくことにするなり。 皆さんはそんな「想い出の場所を失う」といった経験、あるなりか?
|
|