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                                    5月24日〜5月31日
 5月31日 
                    コ○助は24年間同じ街に住んでいるなり。 
                この24年間、街の変化や街の事件を見続けてきたなりが、コ○助の印象としては非常に平凡な、あまり変化のない、そんな感じの街なり。 
                確かに幸福の科学やワールドメイト、オウム真理教といった教団関係施設が点在していたり、駅からちょっと離れた公園でバラバラ死体が発見されたことがあったり、数年に1回くらいの割合でひき逃げ事件があるなどと、見ようによってはかなりハザードランプが点りそうな感じはするなりが、生活している人の実感としては全く危険性のない、実に穏やかな街なりよ。
                
                 
                基本的に小さな街ということもあって平和な街なりね。 
                そんな街に昨日の昼過ぎ、異変が起きたなり。 
                昨日はコ○助の家に友人が泊まりに来ていて、その友人がちょうど家から帰った昼過ぎ。 
                友人は駅前が騒然としているのを見かけたらしいなり。 
                道路が一部封鎖され、なにやら警察官がワラワラと。 
                どうも駅前にあった「韓国エステ」で何らかの事件が起こったようなり。 
                お友達「駅前の『韓国エステ』でなにかあったみたいだよ」 
                コ○助「『韓国エステ』?あー、そんなのあったなぁ」 
                お友達「警視庁のパトカーやら刑事っぽい人たちがたくさんいたんだよ。何があったんだろう」 
                コ○助「『韓国エステ』だからなぁ。いかがわしい本番行為でもして摘発されたんじゃない?」 
                なんて、他愛のない会話を交わしていたなり。 
                ところが。 
                Narinari.comの夜の更新のために巡回をしていると、asahi.comに「東京・杉並の韓国エステで中国人男性刺殺される」との記事が。 
                Yomiuri On Lineにも「東京・杉並の韓国エステ店で中国人男性刺され死亡」との記事が。
                 
                ん? 
                気になって記事を見てみるとなにやら友人が昼過ぎに見た現場と同じ場所のようなり。 
                さ、殺人事件! 
                前述のように、コ○助の住む街は平凡な街なはずだったなり。 
                殺人事件があったという話は24年間、聞いたことがないなりよ。 
                記事を読んでみると、なにやら凄惨な事件だった様子。 
                金銭トラブルの絡みからか、韓国エステ店に居合わせた経営者の親類の首や背中、腹など7〜8カ所をサバイバルナイフで刺して殺したというなり。 
                怖いなり・・・。 
                しかも犯人は逃走中だというなりよ。 
                怖すぎなり・・・。
                 
                しかも現場はコ○助の家から徒歩3分程度、いつも駅からの帰り道に通る場所なり。 
                恐ろしいなり・・・。 
                ニュースを見ていると日本全国たくさんの殺人事件のニュースが流れているじゃないなりか。 
                そういうのを見てもなんだか他人事でしかなかったなりが、今、現実にこんな近所で殺人事件があったと思うと怖くて仕方ないなりね。 
                これからはそういうニュースの見方が変わりそうなりよ。 
                早く犯人が捕まりますように。 
                そして被害者のご冥福をお祈りしますなり。
                
                  
                  
                                     5月30日 
                    カニ、お好きなりか? 
                カニはアレルギーが出てしまう人もいるので、嫌いな人も多いかもしれないなり。
                 
                ウッチャンナンチャンの南原清隆が高校生の時、学校の帰りに海沿いの道に大量のカニが打ち上げられて死んでいたのを見て以来、カニアレルギーになってしまったなんて話もあったなりよね、たしか。 
                カニを食べると発疹が出たりしてしまう人を、コ○助の身近な人でも数人知っているなりよ。 
                あんなに美味しいものを「味がどうこう」ということではなく、食べることによって身体に変調を来してしまうので食べるのを断念している人っていうのは、本当に可哀想なり。 
                そういえば、カニはアレルギーが出るので食えないという人はいても、カニの味が嫌いという人はあまりお目にかかったことがないような。 
                いや、これは単にコ○助が出会ったことがないだけかもしれないなりね。
                 
                コ○助はエビもさることながら、カニも大好きなりよ。 
                あ、別にかに道楽の話を先日したからというわけではなく、小さい頃からカニは大好物のひとつなり。 
                だいたい、かに道楽には行ったこともないなりからね。 
                って、それは関係ないのでよいとして。
                 
                今、これを書いているのは30日の深夜4時過ぎなりが、ちょっとお腹が空いてきたのでいろいろなホームページを見て空腹を紛らわせているいるなりよ。 
                そのなかでカニの直販サイトを見ていたらなんだかカニが食いたくなってどうしようもなくなったので、今日はカニのお話というわけなり(笑)。
                 
                日本で食べられるカニは毛ガニ、タラバガニ、花咲ガニ、ズワイガニ、ワタリガニといったところがポピュラーなりか。
                 
                毛ガニはミソが旨いし、タラバガニはあの肉厚なところが最高だし、ズワイガニのかにしゃぶなんてのも悪くないなり。 
                あ〜、腹減ってきたなり(笑)。 
                カニはそもそも4種類あるのをご存じなりか? 
                タラバガニや花咲ガニはカニの形をしたヤドカリの仲間である「タラバガニ科」、ズワイガニなどは「ズワイガニ類」、ワタリガニなどは「ザガニ類」、毛ガニや上海ガニなどは「ケガニ類」に分類されるなり。 
                タラバガニは他のカニに比べると肉質が明らかに違うので、ヤドカリの仲間というのもなんだか納得。
                 
                日本ではこの4つに大別されたカニを全て味わうことができるわけなりね。 
                日本は世界一のカニ消費大国。 
                エビに関しても世界一なりが、カニも世界一の消費量を誇るなり。 
                日本近郊で獲れるカニだけでなく、世界中から毎年もの凄い量のカニが輸入されているなりよね。 
                ああ、なんと嬉しい話なりか。
                 
                そんな環境に生まれ育っているので、きっと日本人には個々にカニに対する思い入れがあると思うなりよ。 
                「私はカニのミソに日本酒を入れて・・・」「カニは焼きガニに限る」とか。 
                もちろん、カニの種類に対する思い入れもあるなりよね。 
                「自分はタラバが最高に好き」「蒸した上海ガニが1番」とか。 
                皆さんはどんな種類のカニを、どんな料理法で食べるのがお好きなりか? 
                コ○助はタラバガニを七輪に乗せて焼いた焼きガニか、普通にボイルした毛ガニのミソを・・・と行きたいところなりが、たった2回だけ食べたことのある上海ガニの味がどうしても忘れられないなりよ。 
                あれはコ○助が高校生の頃。 
                中国・上海に旅行に行く機会があったなりよ。
                 
                祖父に連れていってもらった旅行だったなりが、なんだか豪華な旅行で、その旅行中に出てきたのが上海ガニだったわけなり。 
                おごりのカニほど旨いカニはないなり(笑)。
                 
                上海ガニの旬は10月下旬から11月上旬にかけてらしいなりが、一応秋から冬にかけてはだいたい美味しく食べることができるようなり。 
                コ○助が行ったのはちょうどドンピシャでその時期だったなりよ。 
                まあとにかくミソと卵が旨すぎ。 
                身はチマチマしているので、他のカニに譲るとしても、そのミソと卵の旨さといったらもう・・・。 
                日本での市場価格は3,000円〜7,000円/kg、1匹あたりにすると1,000円〜2,000円程度のようなので、「あれ?そんなに高くないかも」と思ってしまうなりが、なぜか中華料理店で出される上海ガニって高いなりよね。 
                なので、市場に行って直接購入するのが一番良いかもしれないなり。 
                だって、特別料理しなくても茹でただけの上海ガニだって十二分に楽しめるなりから。 
                ここらへんがカニの嬉しいところなりよね。 
                素人でも簡単な調理で美味しく食べられる。 
                素晴らしいなり。
                 
                結構上海ガニは食べたことがないという人がいる、というかコ○助自身も2回しか食べたことがないなりが、案外日本にもしっかりと輸入されているようなので、機会があったらぜひ。 
                東京の人は、上野のアメ横に行けば簡単に手に入るらしいなり。
                 
                そう、カニといえば料理マンガの最高峰「美味しんぼ」でも、かつて世界一のカニを巡ってバトルが繰り広げられるというエピソードがあったような。 
                実家にある「コ○助マンガ図書館」を探してみると、おお、確かに単行本20巻の第5話に「カニカニ大合戦」というお話が収録されているなり。
                 
                ジャズバンドのメンバーがそれぞれお上海ガニ・ワタリガニ・松葉ガニ・マッドクラブを世界一のカニだと言い張りケンカに。 
                それを証明するために酔蟹、蒸蟹、茹蟹、炒め蟹の料理法で競わせ、味わった上で世界一を決める、そんな話だったなり。 
                まあオチとしては「どのカニも旨かった」ということで丸く収まってしまうなりが。 
                なんだそりゃ(笑)。 
                マッドクラブはオーストラリアで大人気のカニなりが、日本ではほとんど見たことがないなりよね。 
                調べてみると、日本にも一応生息していて、
                「ノコギリガザミ」と呼ばれているようなり。 
                ただ、獲れるのが浜名湖、高知県浦戸湾、沖縄県八重山諸島のみとかなり地域限定なので、希少価値が高くて値段も相当するようなりよ。 
                う〜む、これだけ日本には世界からカニが輸入されているなりから、絶対にマッドクラブも輸入されているとは思うなりが・・・。 
                なかなか食べさせてくれるお店を見つけられないでいるなり。 
                喰ってみたいなりねぇ。 
                さてさて。 
                カニについて語り始めたらまだまだキリがないなりが、今日はこのへんにしておくなり。 
                皆さんはカニ、お好きなりか?
              
                  
                  
                                     5月29日 
                    最近、ようやくPDAを活用し始めたなり。 
                コ○助は昨年末にソニー製のPalm OS搭載PDA「CLIE PEG-S300」、いわゆるモノクロ版CLIEが無性に欲しくなって衝動買いをしてしまったなりよ。 
                当時、PDAが特別必要な生活だったわけでもないなりが、ソニー信奉者である上に、以前からPalm OSに興味を持っていたので欲しいことは欲しかったなり。 
                発売開始からじっと欲しい気持ちを我慢していたものが、一気に弾けてしまったのかもしれないなりね。 
                もしかしたら20世紀最後の自分に何かプレゼントをしたかったのかもしれないなり(意味不明)。 
                でも、購入してからはNarinari.comの更新作業の忙しさもあって、ほとんどCLIEをいじることができずに引き出しの中で熟成させてしまったなりよ。 
                そして。 
                気がつけば購入から半年近くが経過した5月も下旬。 
                ようやくコ○助はCLIEの通信設定やらソフトのインストールをすることができたなり。 
                時間的になかなかそんなことをゆっくりやる時間が取れなかったなりね。 
                なんだかそんなことをしている間にMP3も再生できてしまう新型のCLIEも発売されてしまって、悔しい思いもしたなりが、今あるこのモノクロ版CLIEを愛してやらないと可哀想だと思い、カスタマイズを進めてもっと利用することにしたなり。 
                基本的にはオーソドックスな利用方法なりよ。 
                まずはソリティアなり(笑)。 
                これは電車内とかで遊ぶには欠かすことのできないソフトなりよね。 
                次に青空文庫をPalmで読む。 
                これも結構ポピュラーな利用方法だと思うなり。
                 
                まあかなりメジャーな青空文庫なので、それがどういったものなのかを知らない人はいないとは思うなりが、念のため簡単に説明しておくと、著者の死後50年以上が経過して著作権が切れた小説などをフリーで公開しているのが青空文庫というわけなり。 
                コ○助は夏目漱石や芥川龍之介あたりをダウンロードして、コインランドリーの待ち時間などに読んでいるなりよ。 
                これがまたなかなか良い感じなり。 
                そして、メールをする。 
                これがまた結構便利なりよね。 
                携帯電話でももちろん良いなりが、より画面の大きいCLIEの方が見ていても疲れないなりよ。 
                ただ、やはりメールを打つとなると、手書き認識ではあまりやる気が起きないので、6月28日に発売される折り畳み式キーボードの「STOWAWAY」を購入をしたいなりが、これさえあればいつでもどこでもメールを送ることができるなり。 
                さらに。 
                これはまだ構想段階なりが、Narinari.comの更新を全てCGI化させることで、CLIEと「STOWAWAY」の組み合わせで外出先から更新作業をしてしまおうかと。 
                この2つを足しても、重量的にはノートパソコンなんかよりはるかに軽いし、64KbpsのDDIポケットのPHSと組み合わせて使えばかなり強力なモバイル更新ツールになるわけなり。 
                まあこれはCGI化が達成されればの話なりが、そうなったらコ○助ももっと自由の身になれるなりよ。 
                嗚呼、素晴らしいなり。 
                使い始めてみると、なんだかCLIEも色々とできるじゃないなりか。 
                まあCLIEに限った話ではなく、いまどきのPDAはいろいろなことができて楽しいなりね。 
                コ○助はPalmの超初心者なのであまり使い方とかも熟知していないなりが、きっとNarinari.comを見てくれている人の中にはPalm使いがゴロゴロいるはず。 
                もし良かったら「こうやったらもっと楽しいかも」とか、「こんなソフトは入れておくと良いよ」なんていうアドバイスがあったら教えていただけると嬉しいなり。 
                ちなみに、今コ○助はCLIE強化ツールの「Power JOG」を購入するかどうかで相当悩んでいるなりよ。 
                もし利用している人がいたら、使い勝手など教えていただけると嬉しいなり。 
                今年はPDAの普及率が爆発的に伸びる年と言われているなりが、皆さんはPDA、どんなふうに使っているなりか?
                  
                  
                                     5月28日 
                    「UMA」という言葉をご存じなりか? 
                「うま(馬)」ではないなりよ(笑)。 
                「UMA」は「Unidentified Mysterious Animal」の略で、いわゆる「未確認動物」と言われるものなり。 
                ただ、この名称は英語ながら、日本独自の命名らしいので海外でも通用する言葉ではないようなりが。 
                「UMA」は決して竜や麒麟、鬼といった空想動物のことを指すわけではなく、目撃情報が相次いでいるのに捕獲&発見されていないというような、より現実的な動物を指すなり。
                 
                先日インドを騒然とさせた「猿男」や70〜80年代にかけて一大ブームを巻き起こした「ツチノコ」、発見される前の「イリオモテヤマネコ」などもこの「UMA」に分類されるなり。
                 
                コ○助は小学生の頃、この「UMA」にハマったなりよ。 
                なんかこの広い地球上に、まだ人間が発見しきれていない動物がたくさんいるんじゃないかと思ったらワクワクしないなりか? 
                コ○助がハマる契機になったのは鹿児島県指宿市にある池田湖という、九州最大の湖に行ったときのことなり。 
                池田湖には「イッシー」という、いかにも「ネッシー」ブームにあやかってとってつけたような名前の「UMA」が生息しているといわれ、観光の目玉として街中が「イッシー」一色。 
                大人になった今、冷静に考えてみればちょっと笑ってしまうなりが、当時小学校低学年くらいのコ○助にとっては目を輝かすには十分すぎる話だったなり。 
                でもたぶんそれだけだったら、きっとコ○助は「UMA」に興味を持ったとしても、ハマることは無かったかもしれないなり。 
                 小学生のコ○助にさらに追い打ちをかけたのは北海道の屈斜路湖に行った時のこと。 
                ここにも「クッシー」という、これまた胡散臭いネーミングの「UMA」が生息しているということで、こちらも街中が「クッシー」一色。 
                本当に当時のコ○助は純粋だったというか、なんというか。 
                とりあえず日本で2カ所、「イッシー」と「クッシー」という、目撃情報はあれど実態がつかめていない動物がいるということになんだか胸をときめかせてしまったなりね。 
                世界には有名な「UMA」がたくさん。 
                前述の初出の目撃情報は随一のネス湖の「ネッシー」、足跡や体毛が発見されているヒマラヤの雪男「イエティ」や北アメリカの「ビックフット」、フジテレビ系「奇跡体験アンビリバボー」で撮影に成功したものの、その実態がいまだによく分かっていない「スカイフィッシュ」(←これはコ○助も実際に映像を見たなりが、なかなか凄い映像だったなり)などなど。 
                伝説上の生き物というわけではなく、ごく最近まで目撃例が残っているというのが特徴なりね。 
                まあ例えば海の生き物とかはまだまだ目撃すらされていない「未確認動物」「未確認魚類」などがたくさんいるとは思うなりが、地上でまだその可能性が残されているというのが、なんだかとてもコ○助の胸を躍らせるなりよ。 
                多くは単なる見間違いや思いこみだとは思うなりが、そういう生き物がまだいると希望を持ちたいじゃないなりか。 
                これは「未知のものを探索する」という、「川口探検隊」に通じるロマンなり(笑)。 
                そうそう、先日コ○助がこういうロマンについて、親戚の中学生に話をした時「そんなのいるわけないじゃん」と一蹴されて悲しい思いをしたなりよ。 
                あぁ、今の子供は想像力がないというか、夢がないというか。 
                科学が発達して全てが解明されていると思っている今のリアリストな小中学生にはちょっとコ○助はついていけないなり(泣)。 
                まあ別に自分で探索に出かけようとかは思わないなりが、「UMA」を思う気持ちくらいは持っていても良いなりよね? 
                なんて、結局誰にも賛同されないので次第にコ○助も興味が薄くなってしまったなりが、でも今でも「UMA」関連の番組をやっているのを見るとワクワクしてしまうなりよ。 
                手っ取り早いところで、「奇跡体験アンビリバボー」の映像を見てもらいたいなりねぇ。 
                再放送して欲しいものなり。 
                皆さんは「UMA」とかって興味ないなりか?
                 
                無いなりよね、きっと・・・。
                 
                 
                  
                  
                                     5月27日 
                    「な〜に、その変な曲?」 
                コ○助の友人のその一言に、ちょっとショックを受けたなり。 
                ある日のこと。 
                コ○助は気分が良くて鼻歌を口ずさんでいたなりよ。 
                正確には鼻歌ではなく、しっかりと声を出して歌っていたなりが。 
                それをたまたま聞いていたコ○助の友人が、その曲を「変な曲」とおっしゃるわけなり。 
                え?何を歌ってたかって? 
                「と〜れとれぴ〜ちぴちカニ料理〜。味で夢呼ぶ、味で人呼ぶかに道楽は〜」。 
                そう、かに道楽の歌なり(笑)。 
                なんとこの名曲をその友人は知らないというなりよ。 
                「かに道楽は知っていても、かに道楽の歌なんぞ知るわけない」とあしらわれてしまったなり。 
                ショックだったなりねぇ。 
                こんなに良い曲なのに。 
                でも、そういわれてみればコ○助も東京で24年住んでいながら、この曲が街やテレビで流れているのを聞いたことがないなりよ。 
                かに道楽は東京にも何店舗かあるなりが、お店の前を通ってもこの曲が流れているわけではないし。
                 
                コ○助はたまたま大学の時に入っていたサークルでこの曲をCDで持っている人がいたので聞き込む機会があったなりが、そういう機会がなかったらこの歳まで聞くことが無かったかもしれないなり。 
                そこで、コ○助は友人にこの曲を無理矢理教えてやろうとしたなりよ。 
                なんて鬱陶しい人なりか(笑)。 
                このかに道楽の歌を作曲したキダタローがいかに素晴らしい人なのかということなども含めて教えていたなりが、友人はさらにつれない一言。 
                友人 「誰?キダタローって。」 
                コ○助「おいおい、浪花のモーツアルトを知らないなりか!」 
                友人 「知らないよ。関東人だもん。浪花とか言われても(笑)」 
                関東人だもんって・・・。 
                コ○助はかに道楽の歌は大学生になるまで知らなかったなりが、キダタローは小さい頃から知っていたなりよ。 
                ヅラ(っぽい)頭が印象的な人なりよね。 
                この友人の「キダタローなんて知らない」発言を受けて、コ○助の周囲にいる10人くらいの人に緊急リサーチをかけた結果、かに道楽の歌を知っている人は0人、キダタローを知っている人は約半数くらいにとどまったなり。 
                関東での知名度なんてこんなものなりか。 
                なので、Narinari.comを見てくれている人の中にはかに道楽の歌はもちろん、キダタローのことについて知らない人が多いかと思うので一応簡単に紹介しておくなりね。 
                ・昭和5年宝塚市生まれの作曲家で、現在は大阪に在住。 
                ・「探偵ナイトスクープ」や、以前関西のツーカーホンのCMにパフィーと一緒に出演していたりするなり。 
                ・「浪花のモーツァルト」の名付け親は嘉門達夫とも上岡龍太郎とも、自称とも言われるなりが、真相は不明。 
                ・「渡る世間は鬼ばかり」でおなじみの藤岡琢也とは学生時代からの悪友とか。 
                ・「2時のワイドショー」や「ア〜ラよ、出前一丁〜」のCMの1フレーズを作曲したらしい。 
                ・どうやら頭がヅラだということは暗黙の了解のようなり。 
                CM向けに印象的なメロディーを作ることには天才的な才能を持っているようで、小林亜星と同じようなポジションにいる人と考えても良いかもしれないなり(←この点に関してはコ○助はキダタローと小林亜星の関西での評価を知らないので、あくまで関東にいるコ○助の実感でしかないなりが)。 
                キダタローとかに道楽の歌の魅力を皆さんにもぜひともお伝えしたいところなりが、いかんせん情報が少なすぎるなりよ。 
                かに道楽の歌に関しては「浪花のモーツァルト・キダタローのすべて」というCDに収録されていることは分かっているなりが、このCD自体が絶版になっているという噂も。 
                とりあえずHMVとTOWER RECORDSとCD NOWのWebサイトで検索をかけてみたなりが、取り扱っていないようなりね。 
                外資系のレコード会社じゃ無理もないなりか(笑)。 
                Yahoo!オークションを覗いてみると、この「浪花のモーツァルト・キダタローのすべて」がしっかり出品されているなりが、なんと価格が25,000 円からになっているなりよ。 
                う〜む、この価格じゃ手が出ないなりねぇ。
                 
                この価格でオークションに出しているということは、やっぱりファンの間ではすでにプレミア化しているということなりよね。 
                やはり絶版なりかねぇ。 
                キダタロー人気の低い関東ではまだ売っているのではないか、なんて期待もしているなりが、そもそも関東で販売されていたのかどうかも疑問なり。 
                今日の「今日のなりなり。」を書いているうちに、どんどんかに道楽の歌が聴きたくなってきちゃったなりよ。 
                でもコ○助は音源を持っていないので、ただただ口ずさむしかないなり。 
                「と〜れとれぴ〜ちぴちカニ料理〜。味で夢呼ぶ、味で人呼ぶかに道楽は〜」 
                はぁ。 
                また頭を巡ってきたなりよ。 
                この曲って一回頭に流れるとなかなか外れないなりよね。 
                って、この話を共有できそうなのは関西の人たちだけだとは思うなりが(笑)。 
                どうにかしてこの曲を関東の人にも聴かせて上げる手だてはないなりかねぇ。 
                あ、ここまで関東・関西という枠組みで話をしてしまったなりが、他の地域ではキダタロー及びかに道楽の歌はどうなりか? 
                あまり知られていなかったりするなりかね。 
                昭和5年生まれということなので現在71歳なりかね。 
                結構良い歳なので早く関西以外の地域でももっともっとメジャーになって欲しいものなり。 
                って、24の若造の、関東に住むコ○助が熱望するのもおかしな話なりが(笑)。 
                皆さんも機会があれば「浪花のモーツァルト」キダタローの名曲をぜひ!
                  
                                     5月26日 
                    (注:今日の「今日のなりなり。」は一部過激な性表現が含まれておりますなり。女性の方や18歳未満の方は、「今日のなりなり。」をすっ飛ばしてニュースの方に行かれることをお勧めしますなり) 
                東京・池袋。 
                西に日本最大級の売り場面積を誇る東武デパート、東には西武デパートが構え、ビックカメラの総本山として巨大な店舗が建ち並び、若者でにぎわうサンシャイン通りを抜けるとそこには街のシンボル的存在の「サンシャイン60」。 
                
                映画館、ファッションビル、飲食店など、あらゆるジャンルの店が集まり、埼京線、山手線、高崎線、丸の内線、有楽町線、西武池袋線、東武東上線といった複数の鉄道路線が乗り入れる東京屈指のターミナル駅でもあるなり。 
                昼間は若者からマダム、お年寄りまで様々な人が集う街。 
                そんな池袋にも、あまり知られていない闇の部分があるなり。 
                夜10時過ぎ。 
                これくらいの時間に池袋の北口の、とある一角を訪れると、そこには一瞬目を疑うような光景が広がっているなり。 
                東京売春地帯。 
                あぁ、ついにNarinari.comでもこんなセクシャルな話をする時がやってきたなり(笑)。 
                って、基本的にはセクシャルトークはコ○助は大好きなりが。
                 
                池袋の北口は「ロマンス通り」という通りを中心に風俗街が広がっているなりが、これはあくまでもファッションヘルスなどの表の顔。 
                そこから先に広がるホテル街には夜10時近くなると様々な国の外国人女性がどこからともなくワラワラと現れるなり。 
                パッと見た感じなりが、アメリカ系、ヨーロッパ系、アジア系の人たちなどが夜な夜な現れては売買春をしているなり。 
                東京には大久保という、多くの外国人が集う街があるなりが、そこよりも何だか大らかな感じで売買春は行われているようなり。 
                コ○助は池袋に住む友人の家に行く時にどうしてもこの売春地帯を通らなくてはならないので、何となくキョロキョロと見てしまうなりが、まあ本当に「売っている」人がいるという驚きと、本当に「買っている」人がいるという驚きの光景がいつも目の前に広がっているなり。 
                コ○助が友人宅でオールナイトで遊んで始発で帰ろうと思って早朝にその通りを通っても、まだ外国人の女性は結構たくさんいるなりよ。 
                だからだいたい夜10時頃から朝5時くらいまでは客を取るためにブラブラしているのかもしれないなり。 
                結構重労働なりねぇ。 
                まあそれは良いとして。
                 
                ちょっと悪趣味なりが、コ○助は友人とこの売買春が行われている現場を観察したことがあったなり。 
                「なにごとも、知らないことはしっかりとその眼で見ておけ」というコ○助の高校時代の恩師の言葉が、コ○助をそんな不謹慎な行動へと走らせるなりよ(笑)。
                 
                この池袋の売春地帯の面白いところは、出身国別にうろうろしている場所が異なること。 
                あの角にはアメリカ人らしきひとたちが、あの角には中国人らしき人たちがという感じで、角ごとに違う国の人たちが陣取っているなりよ。 
                そして肌の露出が激しいのが欧米系の人たちなり。 
                世の殿方が皆ビックリするくらい、ジャネット・ジャクソンよろしく「おいおい、乳(注:『チチ』なりね。親父トークでごめんなさいなり)寄せすぎだYO!」「オパイが・・・(注:本当にごめんなさいなり。友人がこう書けとうるさいので・・・)」なんてセクハラトーク寸前の言葉が思わず飛び出てしまうくらい過激なファッションをしているなりよ。 
                なんだか清純なコ○助には刺激の強すぎる光景なり(←嘘つきましたなり)。 
                アジア系の人たちはファッション的にはかなり抑えた感じなりか。 
                まあ近くに欧米系のダイナマイツな感じの人たちがいるので、そう見えるだけかもしれないなりが。 
                一方買う側の人。 
                買う側の人はだいたい30代くらいのサラリーマン風の人たちのようなり。 
                いや、これもコ○助たちがパッと見た感じなので厳密には違うかもしれないなりが。 
                スーツを着ている人が多いので、きっと「会社の帰りにちょっと一杯、飲んだ帰りにちょっと一回」。 
                そんな感じのようなり(笑)。 
                え〜、長々とこんなくだらない話を書いてきたなりが、言いたかったのはなんで池袋のような大きな街の、駅からたった5分程度の場所で堂々と売買春が行われているのか、ということ。 
                だって交番からも5分くらいなりよ。 
                コ○助と友人が数十分観察をしていただけでも、数人のサラリーマン風の人たちが値段交渉の末ホテルに消えていく姿があったなりよ。 
                売買春ってたしか現行犯でないと逮捕できないなりよね。 
                でも、交番から警察がちょっと来て張り込んでればすぐに検挙できそうなものなのに。 
                あ、別にコ○助は売買春がどうこうと言う気は全くなくて、ただ純粋にそんなに近くで法を犯すことが行われているのに警察はどうして動かないんだろう、という疑問を持っただけなり。 
                なんか裏の事情でもあるなりかね。 
                いつもこの地帯を通るたびに、そんな疑問を抱きつつ家路につくコ○助だったなり。 
                良い子の皆さんは絶対に売春なんてしちゃダメなりよ。 
                捕まらないかもしれないなりが、一応犯罪なので。 
                一応じゃないなりね。 
                犯罪なり。
                 
                おわり。
                  
                    
                                     5月25日 
                    3,000,000HITS!! 
                皆さんに日頃からご愛顧していただいているお陰で、Narinari.comも300万ヒットを記録することができましたなり。 
                本当にありがとうございますなり。 
                嬉しい反面、サーバのホスティング会社からの警告メールなどをいただいていて鬱な部分もあるなりが、なんとかこれから400万、500万ヒットを目指して頑張りますので、今後ともよろしくお願いしますなり。 
                え?プレゼント企画はないのかって? 
                ちょっといろいろと立て込んでたので用意できなかったなりよ(汗。 
                またいずれ、どこかの節目でドバッとやりますので、もう少々お待ちを。
                  
                                     一味と七味、どちらが好きなりか? 
                あ、唐辛子のことなりね。 
                コ○助は基本的に辛いモノが大好きで、唐辛子は欠かすことのできない調味料のひとつなりが、どちらかというと七味の方が好きなりね。
                 
                そもそも七味って何が入っていて七味になっているのか、知らなかったなりよ。 
                七味の「七つの味」はいったい何なのか、皆さんご存じなりか? 
                七草を言える人もいても、七味ってなかなか言える人はいないような気がしたので、ちょっと調べてみたなり。
                 
                ものの本によれば、七味とは唐辛子、山椒、陳皮、青海苔、胡麻、麻の実、けしの実の七つのことで、これらの粉末をほぼ等量ずつ調合をしたものが七味唐辛子だというなり。 
                陳皮はあまりなじみがないかもしれないなりが、ミカンの皮のことなりね。 
                正確にいえばミカン科のウンシュウミカンの皮に限定されるらしいなりが、きっと市販されている多くの七味に入っている陳皮は普通のミカンではないかと思うなり。
                 
                なんか冷静に七味の中身を見たことがないので、青海苔とか入っているのには気が付かなかったなりよ。 
                案外普段よく使っていても見逃していることってあるなりよね。
                 
                コ○助は七味の中で「けしの実」がちょっと苦手なりよ。 
                うどんとか食べている時に「けしの実」がカリッと口の中ですると、ちょっと寒気がするなり。 
                こればっかりは好き嫌いというよりも、生理的な反応の問題なのでどうしようもないなりね。 
                なので、七味しかない時には「けしの実」をわざわざ外して食べるので、コ○助はいつも六味というわけなり(笑)。 
                唐辛子って、調べるとなかなか奥が深いなりよ。 
                そもそも、唐辛子の原産はどこなのか。 
                名前から推測すると「唐」ということで中国のような気がするなりが、実際は南米が原産で、南米の多くの国を植民地にしたスペインが東洋に伝えたものなり。 
                日本に入ってきたのが中国経由だったので「唐」という名前が付いたなりね。 
                ただ、名前に関しては諸説あるようで、当初唐辛子は「南蛮胡椒」と呼ばれていたこともあるらしく、「唐」は当時外国全般を指していたのではないかというような説も有力なのだとか。
                 
                その中国にスペインの貿易船が持ち込んだのが明代の終わり頃だというなり。 
                なので、1500年代後半〜1600年代前半といったくらいなりかね。
                 
                と、いうことは唐辛子をバンバン使った四川料理はまだ400年くらいの歴史しかないわけなり。 
                なんだか意外な気が。 
                余談なりが、朝鮮半島には17世紀頃に日本経由で伝わったなりが、本格的に普及したのは18世紀になってかららしいなり。 
                韓国とかは唐辛子のイメージがめちゃくちゃ強いなりが、それもほんの300年くらいの話なりね。 
                これまた意外な気が。
                 
                日本に中国から唐辛子が伝わって来たのは1608年で、当初はその辛さに出会ったことがなかった日本人にはあまり受け入れられなかったらしいなり。
                 
                江戸時代の日本人の嗜好にはあまり合わなかったようなりね。 
                隣の朝鮮半島では大いに受け入れられたのに、なんで日本ではそれほど受け入れられなかったなりかね。 
                ちょっと不思議に思ってみたり。 
                で、その状況を見かねた中島徳右衛門という人が1630年頃に胡椒、山椒、ケシの実、菜種、麻の実、陳皮をブレンドして辛さを和らげた「七色唐がらし」を発明、それが日本中で受け入れられるようになったわけなり。 
                つまり、一味唐辛子よりも七味唐辛子の方が日本全国に伝わるのが早かったようなりね。
                 
                七味唐辛子は全国に伝わることで、その地方独自のブレンドなどが発達していったようなり。 
                ちょっと調べただけでも「赤唐辛子のピリっとした辛さが特徴の関東タイプ」「赤唐辛子が少なめで山椒などの風味を特徴にした関西タイプ」「しょうがや赤じそを加えたタイプ(長野など)」などなど、種々様々。 
                う〜む、なかなか面白いなりね。
                 
                でも、最近はメーカー品ばかりで、なかなかブレンドした七味唐辛子ってお目にかからないなりよね。 
                お祭りの時とかに売っているのをたまに見かけるなりが、それくらいのような気も。 
                一応いろいろと調べてみると、前述の日本で初めて七味唐辛子を作り上げた中島徳右衛門のお店「やげん堀」は東京・浅草で今もしっかり好みのブレンドで販売してくれるようだし、京都の「七味屋本舗」や長野の善光寺下の「八幡屋礒五郎」なんていうお店もかなり老舗で有名らしいなり。 
                好みのブレンドの唐辛子。 
                これ、結構贅沢かもしれないなりね。 
                ちょっと浅草の「やげん堀」に行ってみたくなってきたなりよ。 
                けしの実を抜いてもらえばコ○助好みの七味唐辛子が完成するはずなり。 
                皆さんもおひとついかがなりか?
                                     5月24日 
                    コ○助の古くからの友人(仮に山田君としておくなり)にとても不運な人がいるなり。 
                事故にばかり遭う人、ケガばかりしている人、何度も泥棒に入られる人といった大きな不運を抱えている人から、いつもビデオの録画に失敗するとか、懸賞に当たったことがないといった些細な不運な人まで様々。 
                世の中には大小様々な不運を抱えている人がいるなりが、彼は恐らく大きな方の不運を抱えている人なり。 
                これは、コ○助が高校生の時から見続けている、彼の不運のエピソードなり(注:これは全て実話なり)。 
                山田君とコ○助は高校時代、同じクラスで同じ部活だったため、とても仲が良かったので、いつも放課後に学校に隣接する公園か近くのファミレスで夜11時くらいまで話をしてから帰る毎日だったなり。 
                あれは高校1年のある日、行きつけのファミレスにて。 
                山田君「ちょっと聞いてくれよ。俺さー」 
                コ○助「なんだよ」 
                山田君「俺さー、斎藤(仮称)が好きなんだ」 
                コ○助「へー、かわいいよね、あの娘」 
                ってな感じで青春トークを炸裂させていたなりよ。 
                斎藤さんは確かに可愛い感じで、クラスのアイドル(月並みな表現なりねぇ)的な存在の女の子だったなり。 
                結構ファンの人も多かったなりが、紆余曲折の末、山田君は見事に斎藤さんと付き合うことに成功したなりよ。 
                高校1年のある日、学校の隣の公園にて。 
                山田君「本当に幸せなんだよね」 
                コ○助「はいはい」 
                山田君「今度さ、彼女が家に来いって、招待してくれたんだ」 
                コ○助「へー、良かったじゃん」 
                と、いうことで、彼は彼女の家に招待されることになったらしいなりよ。 
                彼女の両親からの招待ということで、「親公認カップル」という響きが、高校生の若い男にとってはかなり甘美な物に感じたのかもしれないなり。 
                山田君は確かに、はしゃいでいたなり。
                 
                ここまでは至って普通な、ごく平凡な高校生の会話なりよね。 
                そして、山田君も不運どころか、全く逆の幸せ者と言われてもおかしくない話なり。 
                ところが。 
                今振り返って考えると、山田君の幸せはこの16歳の時点でストップしてしまったのかもしれないなり。 
                斎藤さんの家を山田君が訪ねる日、斎藤さん宅にて(注:これは山田君から聞いた話をコ○助が再現したものなり)。 
                山田君が訪ねると斎藤さんのご両親がニコニコとお出迎え。 
                「いらっしゃい、よく来たね」、そんな優しい声に導かれて山田君は居間に通されたなり。 
                そこには何やら怪しげな髭面のオヤジのでっかい写真が貼られていて、何だか変な雰囲気だと思ったものの、さほど気にもせず居間で山田君、斎藤さんとそのご両親の4人で会話が始まったなり。 
                最初は他愛のない話だったようなりが、気が付くと話は彼の悩みの話に。 
                斎藤さんの両親に「何か悩んでいることは無いのかい?」と、初対面とは思えない質問を投げかけられ、山田君は緊張の余り真面目にその質問に答えてしまったようなり。 
                すると斎藤さんの両親は「君の悩みは、前世で・・・うんたらかんたら・・・」と、なにやら怪しい話に。 
                そう、山田君はまんまと宗教の勧誘にあっていたなりね(笑)。 
                って、笑い事じゃない。 
                山田君は本当にビックリしてしまったようで、何とかその場はごまかして逃げ切ったものの、その後斎藤さんとはダメになってしまったなりよ。 
                まあ宗教を持つこと自体は否定しないなりが、宗教勧誘を家族ぐるみでするような彼女は持ちたくないなりよねぇ。
                 
                こうして、山田君の初恋は「宗教」によって散ってしまったなり。 
                ついてないなりねぇ、不運なりねぇ。
                 
                次の彼の不運は浪人の予備校時代。 
                あれはコ○助と共に東京・お茶の水にある某予備校に通っていたある日。 
                今はどうか分からないなりが、当時のJRお茶の水駅前には「お祈りさせて下さい」と人の迷惑顧みず、人を祈ることで自己満足に浸る某有名教団の人たちがかなりいたなりね。 
                コ○助と山田君は予備校も一緒で、朝の1時間目に間に合わせるべく急いでお茶の水駅から予備校に向かおうとしていたなりよ。 
                すると、某有名教団の人が「ガッ!」と山田君の腕を掴み、「あなたを今祈らなければいけません」と急に言ってきたので、少しくらいなら相手をしてやるか、ということで山田君も祈ってもらっていたなり。 
                って、今思い返すとかなり異様な光景なりが(笑)。 
                まあ山田君は根が優しくて、誘われたらなかなか断れない性格の人なので少しくらいなら、と思ったなりね。 
                ところが。 
                この後某有名教団の人が言った「あなたは不幸になる」「あなたはこの先良いことがないかもしれない」と慇懃無礼な言葉にプチンと切れかかり、「この状況を回避する方法を知りたいですか?そのためにはぜひ私たちの教団に・・・」と勧誘めいたことを言い始めた時に、山田君は某有名教団の人の胸ぐらを掴んでいたなりよ。 
                「お前に言われる筋合いはないんだよ!」(←至極当然のことなり) 
                かなり怒号が駅の周辺に轟いていたので、しばらくすると警察官が。 
                そう、山田君は補導されてしまったなりよ。 
                まあ某有名教団の人にも非があるということで、傷害罪とかには問われなかったなりが、警察に連れて行かれたお陰でそれまで予備校を休んだことが無かったのに、その日の予備校を休むハメに。 
                山田君はそれで何かの糸が切れてしまったのか、予備校を休みがちになり、結局大学受験にもその年は失敗してしまったなり。 
                う〜む、ついてないなりねぇ。不運なりねぇ。 
                次の不運は彼が大学生時代。 
                山田君「ちょっと聞いてくれよ。俺さー」 
                コ○助「なんだよ」 
                山田君「俺さー、彼女できたんだ」 
                コ○助「へー、良かったじゃん」 
                と、いうわけで、山田君は大学生になって彼女ができたなりよ。 
                高校生の時のことがあったので、本当に彼女ができて良かったなぁ、と。
 
                デートを重ね、かなり良い感じで物事が進んでいるかに見えた時、落とし穴は待っていたなり。 
                夏のある日。 
                山田君は彼女からデートの誘いを受け、出かけることになったなり。 
                「どこに行くの?」そんなごく普通の質問をしても彼女は「まあまあ」と言うばかりで、行き先を教えてくれない。 
                仕方がないので山田君は付いていくなりが、その先に見えたものは・・・。 
                新興宗教の道場だったなり。 
                うむむむ、本当についてないなりねぇ。不運すぎるなりねぇ。 
                え?これは作り話だろうって? 
                いやいや、これが本当の話なりよ。 
                どうして山田君は付き合う女全てが宗教絡みなのか、なぜ宗教絡みの出会いが多いのかは分からないなりが、推測するになにかこう、山田君が「不幸そうな顔」に見えるからなりかねぇ。 
                コ○助は全然そういう風には見えないなりが、宗教をやっている人からすると「勧誘しやすい顔」をしているのかもしれないなり。
                 
                そんな山田君は現在フリーなりよ。 
                もう彼女なんて要らないと、ちょっぴり人間不信に陥っているなり。 
                こういう不運な人もいるなりね。 
                皆さんの周りには不運な人、いるなりか? 
                あ、コ○助の周りには他に、「なぜか死体に出くわす」という不運を抱えた人がいたなり。 
                アメリカへ旅行に行ったときに泊まったホテルのベッドの下に死体が入っていたとか、その他いろいろな状況で出くわすとか。 
                これはちょっと暗い話になってしまうので、止めておくなりね。 
                あいやー、今日はちょっと長すぎたなりね。 
                以後、気を付けるなり。  
                ま、そんなわけで、結局そういう不運な人に今のところ自分はなってなくて良かったな、と安心してみたり(笑)。 
                でもいつ不運が襲ってくるかわからないなりよねぇ。 
                どうかいつまでも不運が襲って来ませんように。
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