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<映画>  2003年01月31日 (Fri)更新

 

フランスで映画「TAXi3」が公開、交通安全団体が反発。リュック・ベッソン製作・脚本、ジェラール・クラヴジック監督のコンビで製作された人気シリーズの最新作「TAXi3」なりが、フランスでいよいよ公開開始。早速交通安全団体から「同シリーズが若いドライバーに悪影響を及ぼす」として批判が相次いでいるというなり。「TAXi」シリーズのウリは街中での豪快なカーチェイスシーンなので交通安全団体の懸念も分からなくもないなりが、まあ映画は映画なりからねぇ。コ○助はこのシリーズ大好きなりが、第1作よりも第2作の方が面白かったので、第3作でさらにパワーアップしているのではないかと期待しまくりなりよ。日本での公開は「夏」なのでまだ先の話なりが、待ち遠しくて仕方ないなり。ちなみに「TAXi3」は雪山が舞台になっているとかいないとか。また、シルベスター・スタローンがカメオ出演(チョロッとだけ出演)しているなんて話も出ているなりが、そんな「TAXi3」。皆さんもぜひご期待を。news.www.infoseek.co.jp/Content?arn=reut_entame1_JAPAN-103265&sv=SN&svx=300501&sec=entame&ud9=-7&ud10=B&pg=article.html

6代目ジェームズ・ボンド役の人気投票でジュード・ロウが1位に。人気の「007」シリーズの主役であるジェームズ・ボンドは、これまで初代ショーン・コネリー、2代目ジョージ・レイゼンビー、3代目ロジャー・ムーア、4代目ティモシー・ダルトン、5代目ピアース・ブロスナンが演じているなりが、現在のピアース・ブロスナンは最新作「ダイ・アナザー・デイ」に続く次回作「Bond21」を最後にジェームズ・ボンド役からの引退を示唆している(息子が交通事故で入院しており、看病に専念したいとの意向&体力的な限界が理由のようなり)ため、6代目のジェームズ・ボンド役を誰が演じるのか、昨年あたりからファンサイトなどでは盛んに語られているなりね。今回の人気投票はイギリスの映画専門誌「トータル・フィルム」が読者アンケートで行ったものなりが、1位はジュード・ロウ、2位はユアン・マクレガー、3位はクリスチャン・ベールとなったようなり。いずれも魅力的な俳優ではあるなりが、ジュード・ロウとユアン・マクレガーは1971年生まれ、クリスチャン・ベールは1974年生まれと、いずれも若すぎる年齢がネックになりそうなりか。まあこの人気投票が6代目ジェームズ・ボンド役に反映されるわけではないなりが、ファンが期待するジェームズ・ボンド役の俳優と、実際に選ばれるジェームズ・ボンド役の俳優に若干のギャップが生まれるかもしれないなりね。ま、まだ「Bond21」も製作されていないので先のお話なりが。www.cnn.co.jp/showbiz/K2003012801545.html

話題の映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督インタビュー。マイケル・ムーア監督は気鋭の作家にして映画監督。監督デビュー作となった「ロジャー&ミー」ではGM(ゼネラル・モータース)の工場閉鎖による労働者大量解雇を巡って、GMのロジャー・スミス会長を追い続け、ドキュメンタリー映画としては全米で過去最高の興行収入成績を記録。2001年にはブッシュ大統領を批判した内容の著作「STUPID WHITE MAN(邦題:アホでマヌケなアメリカ白人)」が大ベストセラーになるなど、アメリカで最も過激な部類に入るジャーナリストとして注目を集めているなりね。そのマイケル・ムーア監督の待望の新作が「ボウリング・フォー・コロンバイン」。1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件をきっかけとした銃規制問題を題材に、関係各方面に突撃取材している様子を追ったドキュメンタリー映画なりが、昨年のカンヌで「カンヌ映画祭55周年記念特別賞」を受賞するなど、公開前から話題となっていた作品なり。現在はまだ東京・恵比寿の恵比寿ガーデンシネマでのみ単館公開となっているなりが、順次全国で公開されていくようなので、機会があればぜひチェックを。[「ボウリング・フォー・コロンバイン」公式サイト][マイケル・ムーア公式サイト]www.eiga.com/special/bowlingfor/index.shtml

撮影中断を繰り返す王家衛監督の新作「2046」の撮影終了にはあと1年必要か。1999年4月のクランクインから早くも4年近くが経過している「2046」なりが、この間出演者の降板や一からの撮り直しが伝えられるなど、一向に完成する気配が見えないなりよね。いったいいつになったら完成するのか、本当に完成させる気があるのかと王家衛監督作品のファンはやきもきさせられっぱなしなりが、「2046」に主演している梁朝偉(トニー・レオン)が語ったところによると、まだあと1年は撮影に時間を要すると見ているようなり。「2046」は「中国返還後50年後の香港」を舞台にした近未来作品。出演者は二転三転しているのでどこまで本当の情報なのか分からないなりが、一応伝えられている情報を整理すると、梁朝偉、木村拓哉、劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、王菲(フェイ・ウォン)、張震(チャン・チェン)、章子怡(チャン・ツーイー)、張曼玉(マギー・チャン)といったところなりか。木村拓哉は王家衛監督と激しく衝突して降板したとも言われていたなりが、和解したとか、してないとか。何だかよく分からないなりが、そんな「2046」。早く観たいものなり。www.news.searchina.ne.jp/2003/0126/entertainment_0126_001.shtml

映画「天空の城ラピュタ」がフランスで公開、出足絶好調。日本では1986年に公開され、未だに根強い人気を誇る宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」なりが、1月15日からフランスで公開開始。「千と千尋の神隠し」公開時を上回る興行成績を記録し、公開5日間で20万人近くを動員する好調な出足を記録しているというなり。日本のアニメがブームになっているフランスなので「天空の城ラピュタ」のヒットも当然といった感もあるなりが、作品の質の高さは誰もが認めるところなりからね。ところで「天空の城ラピュタ」はフランスで公開されるくらいなので、アメリカでは当然公開されているのかと思いきや、英語版は既に製作されて完成しているものの、お蔵入りの状態なのだとか。ちょうどディズニーが全米での配給を検討していた時に、ディズニーが「アトランティス」を製作、随所に「天空の城ラピュタ」と酷似したシーンが登場することがお蔵入りした理由という噂もあるなりが、その真相は分かっていないようなり。ま、それは良いとして、フランスでは「天空の城ラピュタ」に続いて「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」の公開が既に決定しているようなので、しばらくは宮崎駿監督ブームが続きそうなりね。[「天空の城ラピュタ」フランス版「Le Chateau dans le ciel」公式サイト(超必見)][フランス版予告編][Yahoo!FRANCE 作品紹介][天空の城ラピュタ海外公開に関するページ]www.so-net.ne.jp/movie/news/030124/04.html

24日に放送された映画「千と千尋の神隠し」の視聴率が過去最高の46.9%を記録。放送した日本テレビでは「視聴率40%超」を目標に盛んにPR作戦を展開していたなりが、結果としては大成功の46.9%。これはテレビ放送された映画としては1979年8月にフジテレビ系で放送された「キタキツネ物語」の44.7%を超えて歴代最高の視聴率となったなり。コ○助はビデオの録画予約を忘れた上に、裏で放送していたTBS系ドラマ「高校教師」で上戸彩&ソニンを見ていたというマイノリティなので、「千と千尋の神隠し」をまたしても見逃してしまったなりよ・・・。50%近い視聴率の番組は紅白歌合戦に続いて「千と千尋の神隠し」までも見ないことになるとは(笑)。ところでテレビ放送もDVDで問題となった「画面が赤い」バージョンだったようで、ネットではかなり辛辣な意見が飛び交っていたなりね。「青空が赤い」という不思議なシーンもあるのだとか。まあスタジオジブリ側の公式見解も出ているので「赤くない」バージョンが出ることは無いと思われるなりが、今後もファンの怒りは収まらなそうなりねぇ。テレビ放送のたびに話題になりそうなり。www.zakzak.co.jp/top/t-2003_01/2t2003012706.html

奥菜恵主演のホラー映画「呪怨」がハリウッドリメークか。中田秀夫監督の「リング」をリメークした、ゴア・ヴァービンスキー監督、ナオミ・ワッツ主演の「ザ・リング」が大ヒットを記録したことでハリウッドの熱い視線を受ける日本発のホラー映画なりが、現在既にリメークが決定している中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」「女優霊」に続いて、清水崇監督の「呪怨」にハリウッドリメークの話が来ているというなり。25日から公開が始まったばかりの「呪怨」なりが、もともとは1999年にビデオ発売された「呪怨/呪怨2」が元になっている作品で、ビデオ発売後にジワジワとネットや口コミで評判が広まり、今回35ミリ版の映画作品として新たに製作されたなりね。足かけ3年、この間ジワジワと評価を高めて来たということからも、相当怖い作品だと思われるなり。コ○助は怖い映画嫌いなので、たぶん観ることは無いと思うなりが(笑)。全くの余談なりが、この清水崇監督は東京・お茶の水のアテネフランセで開講されていた「映画技術美学講座」の第一期生だったようなりが、コ○助もこの講座の第一期生だったりするなりよ。コ○助は隅っこの方に潜んでいただけだったなりが、こんな大物が出るような講座だったなりねぇ。今思えばもっと真面目にやっておけば良かったなり(笑)。[公式サイト]www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003012602.html

ブリトニー・スピアーズ、シリーズ最新作「ダイ・ハード4」に出演か。1995年に公開された「ダイ・ハード3」を最後に、「二度とジョン・マクレーン役をやらない」と公言していたブルース・ウィリスなりが、あれから8年。現在新作の「ダイ・ハード4」の企画準備が着々と進められているなりね。まだ撮影開始時期、公開時期、出演者、監督などは一切不明なりが、ブリトニー・スピアーズがブルース・ウィリスの娘役として出演する可能性が出てきたのだとか。アメリカのスーパーアイドル、ブリトニー・スピアーズも初主演作「ノット・ア・ガール」が興行的に大きくコケてしまったので女優としての道が危ういものがあるなりが、果たして「ダイ・ハード4」への出演が女優開眼の転機となるかどうか。噂では「ダイ・ハード4」は本当のシリーズ最後の作品になるとか、ならないとかで、ジョン・マクレーン刑事が殉職して幕引きとなるなんて話もチラホラ出ているなりよ。まあ何も決まっていないという現段階での噂なので真相は分からないなりが、色々な意味でシリーズ最高の感動作になる可能性もあるだけに、正式な製作発表を待ちたいところなり。www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002882

マット・デイモン、主演映画「ボーン・アイデンティティー」のPRのため初来日。25日からの公開を前にテレビでのCMがガンガン流れている「ボーン・アイデンティティー」なりが、コ○助は実は18日に先行オールナイトで観て来てしまったなり。決してコ○助はマット・デイモンのファンというわけではなく(マット・デイモンの出演作は何も観たことが無いなり)、「ボーン・アイデンティティー」という映画そのものも全く知らなかったなりが、たまたま18日に友人と飲みに行って、夜中2時頃、東京・池袋の繁華街をフラフラしていたら映画館が開いていて、「ボーン・アイデンティティー」を上映していたなりね。で、思わず観に行ってしまったわけなり(笑)。映画というのは何の期待も、何の先入観も持たずに観ると楽しいものなりが、「ボーン・アイデンティティー」もなかなか。設定自体は面白かったなりが、ところどころ先が読める展開で、最後のまとめ方が何だか納得いかないものだったなり。コ○助的には5段階評価の3つ星(並)といったところなりか。まあマット・デイモンのファンの人には、肉体美を見るだけでも価値があるのかも(笑)。機会があればぜひぜひ。[公式サイト]www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003012315.html

宇多田ヒカルの夫、紀里谷和明氏が「新造人間キャシャーン」で映画監督デビュー。「新造人間キャシャーン」・・・。むぅ(笑)。果たして宇多田ヒカルと結婚せずに「フォトグラファー・紀里谷和明」だけの肩書きだったらこの企画が実現したかどうかは微妙なところなりが、紀里谷氏の長年の夢であった「新造人間キャシャーン」の実写映画版の製作が決定、そして自らが監督を務めることになったようなり。「新造人間キャシャーン」は「科学忍者隊 ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」でおなじみのタツノコプロが1973年に制作した作品で、ストーリーは「公害処理用に開発されたロボットが、突然反乱を起こした。ロボット工学の東博士は、息子の鉄也を新造人間キャシャーンに改造する。ロボット犬フレンダーと共に、アンドロ軍団を倒すキャシャーンの戦いが始まる」(公式サイトより)。「息子の鉄也を新造人間キャシャーンに改造する」ってのが今の時代に許される描写なのかは分からないなりが、とにかく当時ヒットしたアニメのようなり。果たして日本映画の枠組みの中で、この手の作品の実写化が成功するのかどうか。お手並み拝見なり。[全話視聴可能の「アニメBB」][全話視聴可能の「WAKWAK 会員限定コンテンツ」]www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003012208.html

故・勝新太郎の名作「座頭市」が北野武監督・主演・脚本で復活、今秋にも公開へ。おお、北野武監督の新作は「座頭市」なりか。雰囲気あるかも。「座頭市」は勝新太郎の代表作として名高い作品なりが、これまでに映画版26作が公開され、昭和49年にはテレビドラマとして放映されたこともある大人気作品なりね。ちなみに海外では1967年に日本で公開された「座頭市 血煙り街道」をリメイクした「ブラインド・フューリー」(監督:フィリップ・ノイス、主演:ルトガー・ハウアー、ショー・コスギ)という作品が1989年に公開されているなり。北野武監督は昨年から「次回作は時代劇」という話をしていたなりが、それが「座頭市」のことだったなりか。今年は時代劇映画がブームとなっている年だし、タイミング的には絶妙かもしれないなりね。また、海外で高い評価を受ける北野武監督が手掛ける、ジャパニーズムービーの王道の時代劇作品となると、海外の映画賞も視界が良くなるのではないかと。まあそういう打算的なことではなく、純粋に北野武監督が描く時代劇、そして定評ある「座頭市」の世界観がどう表現されるのか、楽しみなりね。[北野監督新作「座頭市」今秋にも公開]www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003012203.html

第60回ゴールデングローブ賞のドラマ部門作品賞に「The Hours」が選出。アカデミー賞の前哨戦として大きな意味を持つ、権威あるゴールデングローブ賞なりが、今年はメリル・ストリープ、ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマンの3大女優の共演が話題の「The Hours」がドラマ部門作品賞に選ばれたなり。「The Hours」は他にもニコール・キッドマンが主演女優賞を獲得、ニコール・キッドマンは昨年の「ムーラン・ルージュ」に次いで2年連続の受賞となったなり。またミュージカル/コメディ部門の作品賞にはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、レニー・ゼルウィガー、リチャード・ギアが共演の「シカゴ」が選出。「シカゴ」は他にもリチャード・ギアが主演男優賞、レニー・ゼルウィガーが主演女優賞を受賞し、3部門を制しているなり。4月の日本公開がますます楽しみになってきたなりね。他の部門を見てみると、中国から外国語映画賞に出品されていた張藝謀監督の「Hero(英雄)」は残念ながら落選(スペインの「Talk to Her」が受賞)。アカデミー賞を狙うと言われていた「Hero」なりが、前哨戦でのこの結果では若干苦しくなってきたなりか。アカデミー賞が待ち遠しいなりねぇ。www.cnn.co.jp/showbiz/K2003012000741.html

映画「千と千尋の神隠し」が新たに2つの映画賞を受賞。12月の賞レース開幕以降、勢いが止まらない「千と千尋の神隠し」なりが、今度は国際プレスアカデミー主催の第7回ゴールデンサテライト賞最優秀アニメ賞と、第8回放送映画批評家協会賞の最優秀アニメ賞をダブル受賞したなり。前者の国際プレスアカデミーはアメリカ国内外のエンターテインメント業界で活躍する記者で構成された組織、後者の放送映画批評家協会はアメリカとカナダのテレビやラジオ局で映画批評をしている批評家が中心となって構成された組織のようなり。これまでの受賞経過をザッとおさらいしておくと、全米映画批評会議賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、オンライン映画批評家協会賞、ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞、フロリダ映画批評家協会賞、ダラス/フォート・ワース映画批評家協会賞などなど。外堀は着実に埋めている「千と千尋の神隠し」。果たして大本命のアカデミー賞の行方は如何に。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-030120-09.html

韓国で広末涼子主演の映画「秘密」がヒット、ロケ地の横浜にツアー。日本で映画「秘密」が公開されたのは1999年と、ちょっと前のことなりが、韓国では昨年10月から公開が始まったなりね。「秘密」は東野圭吾のベストセラーとなった同名小説が原作の作品で、共演は小林薫、岸本加世子などなど。バスの転落事故で母娘の人格が入れ替わってしまうという切なく、悲しいお話なりが、コ○助も実はテレビで観て結構ウルウルしてしまった記憶が(笑)。当時広末涼子19歳。今とはちょっと違うイメージの頃だったなりね。今となっては懐かしい話なり。で、韓国では「秘密」がヒットを記録しているようで、インターネットなどで募った有志90人がロケ地となった横浜を訪れるツアーを組み、大挙して来日することになったのだとか。ニュースとしては大した話では無いなりが、かつては日本映画が公開されることも無かった韓国で、こうやって日本映画を観た若者が日本に興味を持ってくれるのは良いことなりよね。文化的な交流が今後も深まっていくことに期待なり。[韓国の広末涼子ファンサイト1][韓国の広末涼子ファンサイト2]www.yomiuri.co.jp/04/20030119i502.htm

ミュージカル映画「シカゴ」がアメリカで大好評。「アメリカのショービジネス界の伝説」と呼ばれるミュージカル界の大御所・ボブ・フォッシーのミュージカル舞台「シカゴ」を映画化した作品が全米で公開されている(日本では4月公開予定)なりが、ゴールデン・グローブ賞には8部門でノミネートされており、アカデミー賞でも作品賞の有力候補と見られているほど好評を博しているようなり。「シカゴ」はキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、レニー・ゼルウィガー、リチャード・ギアといった豪華キャストが吹き替え無しで歌って踊っているコメディータッチの作品。どのキャストにとっても新境地の作品となったようなり。かつてはミュージカルに抵抗のあったコ○助なりが、実際にボブ・フォッシーの「キャバレー」をミュージカル舞台で観て(この時の演出は映画「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督)以来、すっかりミュージカルにも興味を持ってしまったので、「シカゴ」にもかなり期待しているなりよ。日本公開が待ち遠しい作品のひとつなり。[「シカゴ」公式サイト]www.sankei.co.jp/edit/bunka/2003/jan/kiji/0117richard.html

2004年にも日本映画全作品を国が保存へ。現在日本映画のフィルムを保管している施設として東京国立近代美術館フィルムセンターがあるなりが、この施設にはこれまで公開された日本映画全作品の5分の1程度しかフィルムが保管されていないため、全作品のフィルムを製作会社が東京国立近代美術館フィルムセンターに納入する義務を負わせるよう、法律改正を検討しているようなり。デジタル技術の発達によって映画作品の保管・保存も容易になって来ていることだし、文化として映画を保護していくためにも国レベルでのデータベース構築は急務なりよね。構想としてはデジタル化した映画を東京国立近代美術館フィルムセンター内でブロードバンド配信して閲覧できる仕組みも構築するようなので、「日本映画を観るなら東京国立近代美術館フィルムセンターに」という素敵な施設になるのかも。2004年から取り組みが始まるということなので、一般の人が利用できるようになるにはまだ相当時間がかかりそうなりが、一刻も早く実現して欲しいものなり。[東京国立近代美術館フィルムセンター]www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-030117-09.html

活気づく時代劇映画、何でもありのおもちゃ箱。昨年あたりから時代劇が再評価されるようになり、今や若者を取り込んだ一大ムーブメントになりつつあるなりが、今年も注目すべき時代劇映画の公開がいくつか控えているなりね。例えば故・深作欣二監督&沢田研二主演の作品を平山秀幸監督&窪塚洋介主演でリメイクした「魔界転生」、北村龍平監督&上戸彩主演の「あずみ」、滝田洋二郎監督の「壬生義士伝」などなど。予告編を見た限りでは、コ○助は意外と「壬生義士伝」が面白そうだなぁ、と興味津々。コ○助が個人的に演技が好きな中井貴一と佐藤浩市が出演していることに加え、TBS系ドラマ「青い鳥」を見て以来密かにファンだったりする夏川結衣が出演していることが、コ○助にとってはポイントが高いなりね。感動モノっぽいし、他2作よりもグッと心に来そうなりが、「シャ乱Qの演歌の花道」や「陰陽師」の滝田洋二郎監督作品という点に若干の不安が(笑)。ま、まあどんな作品なのかは実際に劇場に行ってみることにするなり。「あずみ」は純粋に上戸彩見たさで観に行ってしまいそう・・・。やはり今年は時代劇映画を観る機会が増えそうなり。b2o.nikkei.co.jp/contents/trend/entertainment/showbiz-jp/20030115_entshi_01.cfm

田中麗奈、今秋公開の映画「ドラッグストア・ガール」でコメディ初挑戦。1998年に「がんばっていきまっしょい」に主演して映画デビューを飾って以来、「GTO」「はつ恋」「東京マリーゴールド」など7本の映画に出演してきた田中麗奈なりが、コメディ映画は「ドラッグストア・ガール」が初挑戦になるなりね。「ドラッグストア・ガール」は「釣りバカ日誌イレブン」からシリーズ3作を手掛けた本木克英監督が製作する、ドラッグストアでアルバイトする女子大生を主人公にした作品で、脚本は今やテレビドラマの脚本家としても引っ張りだこの宮藤官九郎が担当するようなり。日本映画のコメディはなかなか難しいところがあるなりが、田中麗奈の大ファンという宮藤官九郎が脚本を書く以上、下手な作品にはならないのではないかと。いやぁ、本当に宮藤官九郎って面白いなりよね。今クールには宮藤官九郎脚本のドラマは放送されていないなりが、宮藤官九郎が脚本・出演をしているフジテレビ系深夜番組の「いま何待ち?」が相当面白いことになっているなりよ。今更コ○助が語るまでも無いなりが、TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」や「池袋ウエストゲートパーク」も高い人気を集めているし、「ドラッグストア・ガール」にもかなり期待なりね。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-030116-04.html

映画「オーシャンズ11」の続編「オーシャンズ12」の製作が決定。1960年に製作されたフランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・Jr.ら豪華な出演陣を揃えた「オーシャンと11人の仲間」をリメイクしたのが「オーシャンズ11」だったなりが、「オーシャンズ11」もジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、アンディ・ガルシアといった超豪華スターを揃えたことで話題となったなりよね。アメリカでの興行収入記録も歴代56位とまずまずの成績だったようなりが、観た人の感想を聞くと「各スターが活きていない」「11人も要らない」といった否定的な声が、少なくともコ○助の周囲では多かったなりよ。「オーシャンズ12」にも前作同様豪華なキャストが出演することになるようなりが、11人(タイトル的に12人?)ものキャラクターを2〜3時間という短い尺の中で描き切ることができるかどうか。スティーブン・ソダーバーグ監督の手腕が再び問われる作品になりそうなりね。ジョージ・クルーニー好きなコ○助は、2004年の作品の公開が待ち遠しいなり。www.cnn.co.jp/showbiz/K2003011401149.html

張藝謀監督の映画「英雄」が中国で記録的なヒットに。昨年末に中国国内で封切りとなった「英雄」なりが、公開3週目にして中国映画の歴代興行収入記録を更新、外国映画を含めた歴代興行収入記録のトップに君臨する「タイタニック」に迫る勢いだというなり。何度か「英雄」については取り上げているなりが、豪華スター、豪華スタッフ、そして張藝謀監督作品なのでヒットは当然といったところなりか。ところ先日、中国で既に「英雄」を見た方から掲示板に書き込みをいただいたのでご紹介なり(>ぐいさん、サンキュなり!)。「話題の英雄ですが、見た感じ微妙でした。国内でも『一般』という声が多いようです。〜中略〜映画全体の色彩など美しいのですが、ハリウッドをねらえる映画と言うとなると少し疑問が残ります」とのこと。なるほど、中国でヒットはしているものの、手放しで絶賛というわけでは無いなりか。話題が先行してしまっているので過剰に期待をかけて観に行くとガックリ・・ということもあるかもしれないなりね。まあ根本は張藝謀監督で、中国の歴史モノなので、娯楽大作というイメージとはちょっと違うのかもしれないなり。でも、注目作には違いないので要チェックの姿勢は変わらずで。news.www.infoseek.co.jp/Content?arn=reut_entame1_JAPAN-101617&sv=SN&svx=300501&sec=entame&ud9=-7&ud10=B&pg=article.html

釈由美子の初主演映画「修羅雪姫」がハリウッドリメイクへ。ハリウッドが「リング」の成功もあって日本映画のリメイクに積極的に乗り出していると言われているなりが、意外な作品のリメイクなりね。「修羅雪姫」は小池一夫&上村一夫コンビによるマンガが原作の作品で、これまでに藤田敏八監督、梶芽衣子主演で「修羅雪姫(1973年)」、「修羅雪姫 怨み恋歌(1974年)」、佐藤信介監督、釈由美子主演で「修羅雪姫(2001年)」として3度映画化されているなり。今回リメイクのオファーが来たのは釈由美子主演の「修羅雪姫」。この作品、日本では興行的にはあまり芳しくなかったようなりが、釈由美子のバラエティー番組などの印象とは全く異なる迫真の演技や、素晴らしいアクションシーンが絶賛を受けているようで、意外と観た人の評価は高いようなりよ。ハリウッドリメイクの前に3月から全米公開もされるようで、もしかしたら釈由美子がアクション女優としてアメリカで認知されるということも。釈由美子とアクション女優。「修羅雪姫」を未見なので、やはり結びつかないイメージなり(笑)。www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003011403.html

山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」がベルリン国際映画祭に出品。「男はつらいよ」シリーズでおなじみの山田監督が、初めて挑んだ時代劇作品「たそがれ清兵衛」なりが、興行的にも最終的には時代劇作品としては異例の15億円が見えるところまで来ているほか、作品の評価もキネマ旬報の映画ベスト10の1位となったり、報知映画賞を受賞するなど絶賛を浴びているなりよね。また、「宇多田ヒカルが絶賛」したことがニュースになるほど、幅広い世代に受け入れられている作品なり。この「たそがれ清兵衛(英題:The Twilight Samurai)」の出品が決まったのは2月に開催される第53回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門。昨年は「千と千尋の神隠し」が金熊賞(グランプリ)を獲得した部門なり。コンペティション部門に出品されるのは19作品で、「たそがれ清兵衛」の他にはスティーブン・ソダーバーグ監督の「ソラリス」(主演:ジョージ・クルーニー)、張芸謀(チャン・イー・モウ)監督の「英雄(HERO)」(主演:ジェット・リー)、「マルコビッチの穴」のスパイク・ジョーンズ監督の「アダプテーション」(主演:ニコラス・ケイジ)、ニコール・キッドマンとジュリアン・ムーア、そしてメリル・ストリープの共演が話題の「The Hours」、ジョージ・クルーニー初監督作品「Confessions of a Dangerous Mind」などなど、豪華なラインナップとなっているなりが、情緒的な作品が少ないので「たそがれ清兵衛」の受賞する可能性も十分あるのではないかと。ベルリン国際映画祭開幕は2月6日。今から楽しみなりね。[「たそがれ清兵衛」公式サイト][ベルリン国際映画祭公式サイト]www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jan/o20030112_30.htm

深作欣二監督が入院先の病院で死去。昨年9月に骨ガンに冒され、既にガンが全身に転移していることを告白。周囲の反対を押し切って12月から映画「バトルロワイヤル2」の撮影に臨んでいたものの、撮影中に風邪と肺炎を併発して監督を降板(現在は長男でプロデュサーの深作健太氏が監督も代行)、12月下旬から都内の病院に入院していたなりね。深作監督は1961年に千葉真一主演の「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」で監督デビュー、当初は「仁義なき戦い」シリーズなど任侠・ヤクザ映画が多かったなりが、1980年代あたりから細菌兵器の恐怖を描いた小松左京原作、草刈正雄主演の「復活の日」や、かの有名な「蒲田行進曲」がヒットを飛ばし、そして近年は何と言っても「バトルロワイヤル」が大ヒットを飛ばしたのが記憶に新しいところなりね。単に日本の映画界に影響を与えたというだけでなく、海外の著名な映画監督(クエンティン・タランティーノ、ジョン・ウーなど)も深作監督を尊敬してやまないというカリスマ的な存在なだけに、他界は残念でならないなりよ。自ら「最後の作品」として意気込んでいた「バトルロワイヤル2」完成前に亡くなられたことはさぞかし無念だろうに。ご冥福をお祈りしますなり。www.mainichi.co.jp/news/flash/jinji/20030112k0000e060005000c.html

長澤雅彦監督の映画「13階段」がアメリカ・サンダンス映画祭に出品へ。「13階段」は第47回江戸川乱歩賞を受賞した高野和明の同名小説を、「ココニイルコト」(真中瞳主演)や「ソウル」(長瀬智也主演)の長澤雅彦監督が映画化した意欲作。主演にはシリアスな映画には初主演となる反町隆史、脇を山崎努、田中麗奈、宮藤官九郎、大杉蓮、石橋蓮司、別所哲也、大滝秀治、西田尚美らが固めているなり。出品が決定したのは、サンダンス映画祭のワールドシネマ部門。映画祭のグランプリを決めるコンペ部門への出品ではない(アメリカの作品しか出品できない)なりが、2001年にはこの部門のグランプリにあたる世界映画観客賞をチャン・イーモウ監督の「初恋のきた道」が受賞しているような大きな賞だけに、「13階段」も狙って欲しいところなり。サンダンス映画祭は独立系映画の祭典として年々その規模を拡大し、今やビッグになるための登竜門としてカリスマ的なポジションに位置づけられるようになった映画祭で、世界的にも高い関心を集めている映画祭なりよね。「13階段」も良い結果がおさめられることに期待なり。[公式サイト]www.zakzak.co.jp/top-xus/top2003011008.html

ロサンゼルス・タイムズ紙、映画「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞最有力と評価。権威あるロサンゼルス・タイムズ紙が掲載した今年のアカデミー賞を占う記事によると、アカデミー賞長編アニメ部門はディズニーの「リロ&スティッチ」、20世紀フォックスの「アイス・エイジ」、ドリームワークスの「スピリット」、そして「千と千尋の神隠し」の4つ巴の争いになると分析、中でも「千と千尋の神隠し」は「米国で最も評論家受けが良かったと」と評価し、アカデミー賞の主催側が外国産の作品であることなどをどう評価するかが鍵になると見ているようなり。「千と千尋の神隠し」にとって追い風なのは、今年のライバル作品が「シュレック」や「トイ・ストーリー」のようなパワーを持っていないということ。「リロ&スティッチ」や「スピリット」は流行のフルCGモノではないし、興行的にも今イチ伸びていないなりね。「アイス・エイジ」は強敵ではあるものの、これまでの賞レースでは「千と千尋の神隠し」が圧勝しているだけに、やはり「千と千尋の神隠し」の優位は揺るがないのではないかと。ノミネート作品発表までもう少し。ワクワクしてきたなりねぇ。
www.zakzak.co.jp/top/t-2003_01/3t2003010906.html

映画「ミッション・インポッシブル3」のヒロインにケリー・ブルックが抜擢か。作品の評価については真っ二つに意見が分かれることもしばしばな「ミッション・インポッシブル」シリーズなりが、現在シリーズ第3作の企画が着々と進んでいるようで、ヒロインには大ヒットドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」への出演も決まっているイギリスのセクシー女優ケリー・ブルックが抜擢されるようなり。ちなみに前作のヒロインはベルナルド・ベルトルッチ監督の「シャンドライの恋」などにも出演しているサンディ・ニュートン。「ミッション・インポッシブル」シリーズの監督は第1作が「アンタッチャブル」などでおなじみのブライアン・デ・パルマ監督、第2作が「フェイス/オフ」などでおなじみのジョン・ウー監督だったなりが、第3作は「セブン」などのデビット・フィンチャー監督が起用されるのだとか。前2作の監督とも違った独特な映像感覚を持つデビット・フィンチャー監督なので、トム・クルーズがどう料理されるのか楽しみなりね。www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002828

映画「千と千尋の神隠し」のマイナー映画賞の受賞状況。昨年12月以来、全米映画批評会議、ロサンゼルス映画批評家協会、ニューヨーク映画批評家協会の各アニメ部門を受賞している「千と千尋の神隠し」なりが、こういった主要映画賞の他にもアメリカ国内の若干マイナーな映画賞を数々受賞しているようで、それらをまとめた記事が出ていたなり。これまで受賞した、あまり語られることの無かった映画賞はオンライン映画批評家協会最優秀アニメ賞、ニューヨーク・オンライン映画批評家協会最優秀アニメ賞、フロリダ映画批評家協会最優秀アニメ映画賞、ダラス/フォート・ワース映画批評家協会最優秀映画賞などなど。地方ごとに存在する映画批評家協会の映画賞やオンラインの新興映画賞でも好評のようなりね。アメリカでの配給を担当しているディズニーは「千と千尋の神隠し」が映画賞で実績を挙げていけば広告費を増加させていくと明言していたなりが、最新の「千と千尋の神隠し」のポスターでは各映画賞の受賞状況が記載され、「WINNER」の文字が躍っているなりよ。この勢いで「WINNER」の文字をガンガン増やして、広告費をどんどん捻出させて、アカデミー賞に殴り込みをかけて欲しいものなり。www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/S/030107-S.html

「アニメ界のアカデミー賞」ことアニー賞の4部門に「千と千尋の神隠し」がノミネート。アニー賞はアメリカのアニメ界で最も権威ある賞なりが、「千と千尋の神隠し」は昨年12月から始まった賞レースのアニメ作品の中心的存在となっていることもあって、見事に4部門(長編アニメ映画、監督、脚本、音楽)にノミネート。ちなみにこれまで受賞した賞は全米映画批評会議、ロサンゼルス映画批評家協会、ニューヨーク映画批評家協会の各アニメ部門、そしてベルリン国際映画祭の金熊賞の4冠となっているなりね。今年のアニー賞のライバル作品としては、ディズニー映画の「リロ&スティッチ」や20世紀FOXの「アイス・エイジ」などが挙げられるなりが、アニー賞は興行収入や公開規模といった数字よりも作品の内容を重視する傾向が強いので、「千と千尋の神隠し」が受賞する可能性も非常に高いのではないかと。アニー賞の傾向を表す顕著な例として、1999年に16部門ノミネート、主要9部門独占受賞を果たした「アイアン・ジャイアント」が挙げられるなりが、この作品も興行的には失敗したものの、「ターザン」「プリンス・オブ・エジプト」「バグズ・ライフ」といった強力なノミネート作品を押しのけて受賞したなりね。「千と千尋の神隠し」も興行的には成功しているとは言い難いなりが、日に日に高まる評価と共に、アニー賞、そしてアカデミー賞と賞レースを独占するような流れになって欲しいものなり。www.sanspo.com/sokuho/0107sokuho51.html

12人の映画監督による短編のオムニバス映画「刑事(デカ)まつり」が11日から公開。世はショートフィルムブーム。昨年末にも7人の映画監督(北村龍平、行定勲、堤幸彦、岩井俊二、望月六郎、篠原哲雄、飯田譲治)がショートフィルムで競演した「JamFilms」が話題となったなりが、今度は12人の映画監督(青山真治、市沢真吾、奥原浩志、黒沢清、佐々木浩久、篠崎誠、高橋洋、西山洋一、廣木隆一、堀江慶、万田邦敏、山口貴義)が競演する新たなショートフィルム作品「刑事(デカ)まつり」が、11日から24日まで東京・下北沢の「シネマ・下北沢」で公開されるようなり。「刑事(デカ)まつり」全ての作品共通の条件は、主人公は刑事であること、デジタルビデオカメラで撮影すること、そして必ず1分に1回ギャグが入れること。ショートフィルムは安価に、製作者が楽しみながら作ることができるので、通常の映画に比べると手作り感があって、それはそれで面白い味を出しているなりよね。まだ映画監督たちも試行錯誤の段階という印象は受けるなりが、せっかく出来てきたショートフィルムという流れを、じっくりと育てていって欲しいものなり。「刑事(デカ)まつり」も機会があればぜひ。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2003/01/06/07.html

ロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」が第37回全米批評家協会賞を受賞。全米批評家協会賞は1966年の創設、全米で著名な批評家53人による投票で各部門賞を選出するなりが、アカデミー賞の選考にも大きく影響を与えると言われている権威ある賞なりね。2002年度第37回の最優秀作品賞に選出されたのはフランス、ドイツ、イギリス、ポーランドの合作によって製作されたロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」で、第55回カンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)に続く栄冠を手にしたなり。また、「戦場のピアニスト」は他にも監督、主演男優、脚本の計4部門を受賞。この作品は第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの強制収容所を脱出して生き抜いた実在のユダヤ人ピアニスト、ウィジスラフ・スピルマンを描いた作品なりが、ロマン・ポランスキー監督は7歳のときに家族と共にナチスの強制収容所送りとなり(ユダヤ系ポーランド人のため)、自ら脱走した経験を持っていることから、そういった実体験も色濃く反映されている作品となっているようなり。日本での公開は正月第2弾なので、もうすぐなりね。ぜひぜひ。[公式サイト]www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030106k0000m040017000c.html

映画「南極物語」の蔵原惟繕監督が他界。蔵原惟繕監督は1957年に石原裕次郎主演の「俺はまってるぜ」で監督デビューをして以来日活で多数の作品を製作して来た古参の映画監督なりが、1991年に製作された「ストロベリーロード」(出演:松平健、石橋保ほか)を最後に現場から離れていたなり。最も有名な作品は、何と言っても日本映画の興行収入記録56億円(当時)を打ち立てた「南極物語」。コ○助も小学校に入り立ての頃、劇場で見た記憶がしっかりと残っているなりよ。コ○助にとってこの映画は非常に大きな意味を持っていて、この映画を機に高倉健を好きになったわけであり、夏目雅子を見た最後だったわけであり、犬が好きになったきっかけでもあり、そして恐らく初めて映画を見て涙をしたわけで。蔵原惟繕監督の作品は他に観たことは無いなりが、思い入れの強い作品の製作者が亡くなったのは、やはり残念なこと。ご冥福をお祈りしますなり。www.sanspo.com/geino/top/gt200301/gt2003010504.html

映画「K-19」に主演のハリソン・フォードインタビュー。「K-19」は昨年12月に封切りされた、いわゆる「正月第1弾」映画なので、このタイミングでハリソン・フォードのインタビューが出るのも若干遅いような気がするなりが、とりあえずご紹介を。最近ヒット作に恵まれていないハリソン・フォードなりが、「K-19」は主演のほかに製作総指揮も務める意欲作なりね。「毎年日本のファンを飽きさせないようにいろいろなキャラクターを演じていきたい」「(インディ・ジョーンズ4は)今は脚本を組み立てている段階。撮影は04年を予定しています。アクションシーン?もちろん期待してよ」などなど。「K-19」の話題があまり無いのが若干切ないインタビューなりが、1961年にソ連で起こった原子力潜水艦事故を題材にした作品で、ハリソン・フォードはソ連の潜水艦の艦長役を演じているなり。今年の正月映画の中では「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「マイノリティ・リポート」「ギャング・オブ・ニューヨーク」に次ぐ4番手くらいの評価なりが、他3作品に比べると媒体への露出が少ない感は否めないように思うなりよ。まあハリソン・フォードが来日しなかったのでテレビや雑誌に取り上げられる機会が少なくなってしまったという事情もあると思うなりが。最近はヒット作に恵まれないハリソン・フォードだけに、「K-19」がどこまでヒットするか注目なりね。大ヒット作は「インディ・ジョーンズ4」までお預けのような気もするなりが・・・。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-030103-01.html

張芸謀監督の新作「英雄」が公開後10日間の中国国内での興行収入記録を更新。以前からNarinari.comでもマークしている「英雄」なりが、先月20日から中国国内で公開され、過去最高の出足を見せているようなり。「英雄」は始皇帝暗殺を計画する刺客をテーマにした物語で、監督は世界的巨匠の張芸謀(チャン・イーモウ)監督。主演は李連杰(ジェット・リー)、梁朝偉(トニー・レオン)、張曼玉(マギー・チャン)、章子怡(チャン・ツィイー)、撮影監督に王家衛(ウォン・カーウァイ)組の杜可風(クリストファー・ドイル)、武術指導に「少林サッカー」の程小東(チン・シウトン)、衣装にはアカデミー賞受賞の衣装デザイナーの和田エミ、主題歌には王菲(フェイ・ウォン)が起用されるなどなど、アジアの珠玉の才能が集結した、超豪華作品となっているなりね。再三「ハリウッドにアジアから殴り込み」というフレーズが聞かれるほど、期待の大きい「英雄」。日本公開の時期はまだ未定なりが、早く公開して欲しいなりね。アジア映画好きとしては、楽しみで仕方ないなり。[「英雄」公式サイト][「英雄」予告編][「英雄」ニュース]j.people.ne.jp/2003/01/01/jp20030101_24812.html

2002年北米映画興行収入額が過去最高を記録。一昨年9月の同時多発テロ以降アメリカの映画産業は好景気を迎えているなりが、昨年は1年を通して順調に興行収入を挙げ、過去最高の興業収入額を達成したようなり。アメリカの興行収入ランキングを1年通して更新し続けている「yarusou.com」さんの「全米興業収入ランキング」を参考にしながら、どんな作品がヒットしたのかを見てみると。昨年ダントツの1位だったのは「スパイダーマン」(約4億370万ドル)。日本ではそこまでのヒットでは無かったなりが、長年親しまれてきたアメコミのヒーローにアメリカ人は熱狂したようなり。2位は「スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(約3億1000万ドル)。昨年夏の作品なりが、一般の映画館での上映終了後もIMAXシアターで現在も公開されているようなり。IMAXの大スクリーンで「スターウォーズ」、これ見てみたいなりよね。日本でもぜひ上映して欲しいものなり。3位は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(約2億4000万ドル)。これはまだ公開中なりね。以下4位は「サイン」(約2億2750万ドル)、5位「My Big Fat Greek Wedding」(約2億2250万ドル)、6位「オースティン・パワーズ〜ゴールドメンバー」(約2億1300万ドル)、7位「ロード・オブ・ザ・リング〜二つの塔」(約2億ドル)、8位「メン・イン・ブラック2」(約1億9040万ドル)、9位「アイス・エイジ」(約1億7640万ドル)、10位「スクービー・ドゥー」(約1億5330万ドル)。今年は「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「ターミネーター3 ライズ・オブ・ザ・マシーンズ」「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」と、現時点で分かっているだけでも大作がいっぱい。興行収入記録をさらに塗り替える可能性は十二分にあるなりよね。他にもどんな意外な大作が飛び出すか、楽しみなり。www.cnn.co.jp/showbiz/K2003010100182.html

映画「バトル・ロワイアル2」を撮影中の深作欣二監督が入院。昨年9月に骨ガンを告白、定期的に放射線治療を受けている深作監督なりが、12月中旬に風邪をこじらせて肺炎を併発、12月21日から都内の病院に入院をしているようなり。深作監督は12月16日から「バトル・ロワイアル2」の撮影を行っていたなりが、今回の入院が長期に及ぶ可能性もあるため、映画の指揮を長男でプロデューサーの深作健太氏にゆだねる方向で検討を進めているようなり。もともとドクターストップを押し切って「バトル・ロワイアル2」の撮影に入っていた深作監督なりが、体力的に厳しいものがあったのかもしれないなりね。ちなみに長男・健太氏は第1作でもプロデューサーに名を連ね、今作では脚本も担当しているということで、深作監督の世界観を受け継ぐことができる代行監督としては適任のようなり。全身にガンが転移しているという深作監督なので、無理をせずにゆっくりと休んで欲しいものなり。[深作監督、小康状態]www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-030101-06.html