■ アメリカ映画界の巨頭、ソニー・ピクチャーズとディズニーの明暗くっきり。先日、「スパイダーマン」や「メン・イン・ブラック2」などを配給したソニー・ピクチャーズが過去最高の興行収入成績だったというニュースが出ていたなりが、ライバルであるディズニーは期待のアニメが不振で、年間2位の座も厳しい状況となっているようなり。今年ディズニーが公開した大作アニメは夏の「リロ&スティッチ」(2003年3月日本公開)と冬の「トレジャー・プラネット」(2003年7月日本公開)。6月に全米公開された「リロ&スティッチ」はハワイを舞台に少女と島流しされたエイリアンの交流を描いた作品で、全米公開時にはディズニー・アニメーションの歴代オープニング記録2位となるロケットスタートを決めて大ヒット(1位は「ライオン・キング」)。今年の全米興行収入成績では「マイノリティ・リポート」や「ロード・オブ・ザ・リング」よりも上にいるほどのヒットを記録したなりね。ところが11月に全米公開された「トレジャー・プラネット」は不振。「トレジャー・プラネット」はロバート・ルイス・スティーブンソンの「宝島(Treasure Island)」の舞台を宇宙に置き換えた物語。「リロ&スティッチ」は公開3日間で3,580万ドルを稼いだなりが、「トレジャー・プラネット」はその3分の1程度の1208万ドルしか稼ぐことができなかったようなり。不振の原因は作品を観ていないので分からないなりが、舞台を飛躍させすぎたのが受け入れられなかったなりかねぇ。まあ最近のディズニー作品にはムラがあるので興行的に不振な作品があっても納得ではあるなりが、日本では来年夏の目玉になる作品なだけに、この時期で既に不振の一報が入ってしまうのは痛いところなり。b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/evening/20021209d2m0501a09.cfm
|
|