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<映画>  2002年11月30日 (Sat)更新

 

東京・渋谷のカフェ「Marvelous」、映画「刑務所の中」に出てくる食事をランチで提供。「刑務所の中」は原作の花輪和一の実体験を元に映画化され、12月7日から公開される崔洋一監督の新作なりが、この作品の中で出てくる「刑務所食」をカフェ「Marvelous」がランチで提供するというなり。いわゆる「臭い飯」というイメージの「刑務所食」なりが、花輪和一の体験した「刑務所食」はかなり美味しいものだったようで、トンカツやカレー、焼き魚などシャバと同じような食事が出る上に、カロリー計算がしっかりされたヘルシーメニュー。ご飯は米と麦を7:3で炊いたもので、デザートが出る日があったり、正月にはおせち料理も出るというなり。また、ご飯だけでなく朝食にパンが出る日もあるなど、和洋織り交ぜて飽きが来ないようなメニューになっているなりね。しかし、これが刑務所の実情だとしたら、食うに困った人が事件を起こして刑務所に行ってみたら、シャバよりも快適だった・・・なんてことも。この不景気の中、路上生活に身を転じるよりも、自殺するよりも事件を起こして刑務所に行った方が・・・と切羽詰まった行動に出る人が増えてしまわないかと心配なり。刑務所はやっぱり「網走番外地」の網走刑務所のイメージでないと。[カフェ「Marvelous」]www.sanspo.com/geino/top/gt200211/gt2002113008.html

崔洋一監督の新作映画「刑務所の中」が12月7日から公開へ。「豚の報い」以来3年ぶりの崔洋一監督の新作となる「刑務所の中」はコ○助も楽しみにしている作品。「刑務所の中」は花輪和一の原作を映画化したもので、刑務所ではどんな生活をし、どんなルールが有り、どんな食事をしているのかといった、できる事なら一生お世話になりたくない刑務所の実態を描いている、非常に興味をそそられる作品なりね。先日テレビ朝日系の「タモリ倶楽部」の中でこの作品について触れられていたなりが、断片的に見た映像はなかなか興味を引かれるものだったなりよ。トイレは逃亡を防ぐために丸見えだったり、食事はたまに甘いモノなどが出て意外と美味しかったり、雑誌も好きに読むことができたり。最近刑務所で受刑者が刑務官から暴行を受けた事件が発覚し、「刑務所=怖いところ」というイメージそのものなんだなと思う部分もあるなりが、「刑務所の中」はそんなイメージを完全に覆すような内容になっているなりね。ちなみにこの話は完全なフィクションでは無く、原作の花輪和一が実際に3年間獄中を過ごした体験を元にしているので、かなりリアルな描写なのではないかと。出演は山崎努、田口トモロヲ、香川照之など、芝居の上手い役者がズラリ。「マイノリティリポート」のような大作も良いなりが、こういった作品も、この冬見逃せないなりね。www.keimusho-no-naka.com/

映画「ストーカー」に主演のロビン・ウィリアムズインタビュー。「インソムニア」で悪役に目覚めたロビン・ウィリアムズが再び悪役に挑戦した「ストーカー(原題:One Hour Photo)」は、そのタイトル通りある一家に付きまとうストーカーを題材にしたサスペンス。ロビン・ウィリアムズはスーパーの写真カウンターに勤め、持ち込まれるフィルムを現像するうちに、ある一家に歪んだ愛情を抱き始めるというストーカーを熱演しているなり。「何も知らずに観に行った方がいい。本当に驚くだろう」「あれこれ解説はできるが、とにかく、男と写真についての映画だ。とても奇妙な体験ができるよ」などなど。ロビン・ウィリアムズがそう言うので、やはり極力この作品についての知識を入れないで公開を楽しみにしておくなりか。周辺の情報をいくつか紹介すると、この作品の監督はアメリカのミュージッククリップ界の大御所であるマーク・ロマネク監督。スピーディーな映像展開が得意な監督のようなり。アメリカでは8月に公開されたなりが、インディペンデント映画並の予算で製作されたにも関わらず、1200館以上で上映され、スマッシュヒットを記録。評論家にも高い評価を受けているようなり。予告編を見た限りでは、ロビン・ウィリアムズが静かな怖さを持っていてハマリ役な予感が。日本での公開はこの冬。かなり楽しみな一本なり。[予告編]www.cs-tv.net/movie/press/press_detail_04745.html

気鋭の映像作家が集う映画祭「第3回東京フィルメックス」が12月1日から開催。「東京フィルメックス」はまだ歴史浅い映画祭なりが、世界的に注目されているアジアや日本の作品が出品されることで高い評価を受けている映画祭なりね。今年は審査委員長を韓国のベテラン俳優安・聖基(アンソンギ)が務め、審査員を香港の女流監督である許鞍華(アン・ホイ)監督や海外での評価の高い黒沢清監督などが務めるようなり。注目の上映作品は、ロシア映画の巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督の「エルミタージュ幻想」、許鞍華監督の「幽霊人間」、カンヌ国際映画祭コンペティションに出品された賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の「青の稲妻」、黒沢清監督の「アカルイミライ」、コ○助の大好きなSABU監督の「幸福の鐘」、ヴェネチア映画祭コントロコレンテ部門審査員特別賞を受賞した塚本晋也監督の「六月の蛇」、広末涼子の元恋人としておなじみ伊勢谷友介の初監督作品「KAKUTO」などなど。他にもタイやタジキスタンなどから出品された作品やロシア映画の特集上映などもあるようなので、非欧米映画が好きな方はお時間あればぜひ。[公式サイト]www.asahi.com/culture/movie/K2002112601677.html

映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が公開2日間の興行収入新記録を達成。先週土曜日、23日から公開が始まった「ハリー・ポッター」シリーズ第2弾「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の公開2日間の興行収入が約20億5000万円を突破、観客動員も約160万人を突破し、共に過去最高を記録したなり。まあ日本にある映画館の約3分の1で公開されているという、過去最大規模での公開なのでこれくらいのスタートダッシュは当然かもしれないなりが、主要ターゲットである小・中学生が冬休みを迎える12月以降にどこまで興行収入を伸ばして行けるか、楽しみなりね。コ○助は・・・残念ながら全然興味がないなりが(笑)。ちなみにこれまでの観客動員記録は「ハリー・ポッターと賢者の石」の138万人、興行収入が「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」の16億円なので、いずれも「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の圧勝ということなりね。果たして「千と千尋の神隠し」「タイタニック」「ハリー・ポッターと賢者の石」の3本しか記録したことが無い200億円の大台を突破することができるかどうか。注目なり。www.sanspo.com/sokuho/1125sokuho53.html

名作映画の著作権保護期間切れを前に邦画界が猛攻。著作権の保護期間は「著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後50年まで」と規定されているなりが、映画の場合は「公表後50年」なので、1951年以前に公開された映画は現在既に著作権保護期間が切れているわけなり。この規定に従えば、故・黒沢明監督の「姿三四郎」や「羅生門」、マキノ雅弘監督や小津安二郎監督の半数近くの作品が既に保護期間切れを迎えており、2003年には「東京物語」、2004年には「七人の侍」といった超名作も続々と著作権保護期間切れを迎えるなりね。著作権保護期間が切れると、極端な話コピーしても著作権法違反にはならなくなるため、映画会社にとっては権利死守に躍起にならざるを得ないなりね。こうした映画会社などの声を汲んで、今回一度に限り著作権保護期間を20年間延長することに決まるのだとか。映画のみならず、日本はアニメやマンガなど様々な権利ビジネスが隆盛を極めているだけに、今後の権利ビジネスの在り方を考える上でも、注目しておきたい動きなり。余談なりが、故・手塚治虫の場合は1989年に亡くなったので2039年に著作権保護期間が切れるようなりよ。切れたらどうなるなりかねぇ。まあまだ当分先の話なりが・・・。b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/weekend/20021122n45bm000_22.cfm

東洋のハリウッド・香港の映画産業が大ピンチに。かねてから香港映画の不振は叫ばれ続けて来たなりが、90年代にピーター・チャン率いる製作プロダクション「UFO(UNITED FILMMAKERS ORGANIZATION)」が颯爽と現われ、香港映画界に映画熱を呼び戻したものの、そのブームが去ってからは再び香港映画界は冬の時代を迎えることになってしまったなりね。ちなみに王家衛監督に代表される世界的に評価の高い監督の作品は興行的には香港でもサッパリなようなりが、これは日本で北野武監督作品など、世界的に評価が高い作品でも興行的にサッパリといった状況と似たようなものなのではないかと。具体的に香港がどういう苦境に立たされているのかというと、香港の経済全体が沈滞気味な事に加え、多くの人材がハリウッドに流出したり、香港スターの出演料が高騰しすぎて製作費を圧迫した結果、質の悪い作品がゴロゴロと出てきてしまうといった具合に、全てが上手く行かない方向に歯車が回転しているようなりよ。コ○助も香港映画は好きでチェックをしているなりが、確かにUFO全盛の頃に比べると元気が無いのは痛感させられるなりね。あの頃に製作された「金枝玉葉(邦題:君さえいれば)」や「天涯海角(邦題:世界の涯てに)」、「甜蜜蜜(邦題:ラブソング)」が日本で公開された時には、コ○助も足繁く映画館に通ってしまうほどの魅力がアリアリと存在していたなりが、最近の香港映画はどうも物足りない。苦境が故に製作費が減り、質が落ちるという流れになっているのは仕方ない事なのかもしれないなりが、この場を何とか乗り切って、再び熱い香港映画の活力を見せて欲しいものなり。まあそれは日本映画にも同じような事が言えるなりが・・・。一時元気だった韓国映画界も苦境を迎えているようだし、アジア圏の映画にはもっと頑張って欲しいなりね。www.asahi.com/culture/update/1123/001.html

人気シリーズ「踊る大捜査線」の映画第2弾製作が決定、来年7月19日から公開へ。日本中を熱狂の渦に巻き込んだ「踊る大捜査線」シリーズは続編を待望する声が多かったなりが、前作から5年。遂に続編「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の公開が決定したなり。今月中旬あたりからファンサイトで続編製作の噂が流れ始め、22日午前0時に「踊る大捜査線」の公式サイトで正式に発表という流れになったなりが、公式サイトで公開されたフジテレビの亀山千広制作部長の動画コメントでは「あのメンバーが揃って、一人も抜けることなく、あの湾岸署のメンバーが帰ってまいります」と語っており、今となっては豪華なメンツとも言える出演陣が欠けることなく出演することになるようなり。ミーハーだと言われようとも、コ○助もこのシリーズは大好き。まあ深津絵里が出ている時点でコ○助は関心を持たない訳にはいかないという事もあるなりが(笑)。大人気のスリーアミーゴズ(北村総一朗、斉藤暁、小野武彦)の絶妙な掛け合いもまた見ることができるし、8ヶ月後の公開が待ち遠しくて仕方ないなりね。って、関心の先は深津絵里とスリーアミーゴズかい。本当はドラマで12回連続くらいのものを見たいなりが、もうあの出演陣を揃える事は不可能だと思われるので、映画をシリーズ化して、今後も何年に一回は新作を発表し続けて行って欲しいものなり。[公式サイト]www.sanspo.com/geino/top/gt200211/gt2002112201.html

20世紀フォックス、映画「マイノリティ・レポート」の先々行オールナイトを23日に実施。いよいよ12月7日の公開が迫ってきた「マイノリティ・レポート」なりが、先々行オールナイトが23日土曜日、先行オールナイトが30日土曜日に全国で実施されるようなり。「マイノリティ・レポート」はスティーブン・スピルバーグ監督とトム・クルーズのヒットメーカー同士が初めてタッグを組んで製作したサスペンス映画なりが、それよりも何よりも「犯罪者が犯行に及ぶ前に逮捕するというシステムが確立された西暦2054年の未来」という舞台設定が興味深いところ。全米では6月に公開され、1億3000万ドルほどの興行収入を挙げているなり。ちなみにこの数字は今年全米で公開された作品では「トリプルX」や「スクービー・ドゥー」よりも低い数字なのだとか。そう考えると、スピルバーグ作品にしてはややパンチが弱いという評価だったのかもしれないなりね。でも、スピルバーグ作品は大好きなコ○助はこの冬楽しみな作品の筆頭なりよ。先行オールナイトあたりで観ておきたいものなり。でも最近どこの映画館に行っても先行オールナイトって混雑しているなりからねぇ・・・。並んだ末に観ることができなかった「A.I.」の悪夢が思い出されるなり・・・。www.foxjapan.com/movies/minority/

杉森秀則監督の映画「水の女」がギリシャの第43回テッサロニキ国際映画祭でグランプリ。「水の女」は歌手のUAと浅野忠信が主演の作品で、NHKのディレクターを経て現在CMで活躍している杉森秀則監督が手掛けた初監督作品。既にこの作品は昨年の「サンダンス・NHK国際映像作家賞」日本部門を受賞、今年はトロント国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ベネチア国際映画祭批評家週間に招待されるなど、海外からも高い評価を受けている作品なりね。ちなみにテッサロニキ国際映画祭は1998年に高橋陽一郎監督がNHK-BS2向けに制作した「水の中の8月」がグランプリを受賞しているほか、昨年は奥田瑛二の初監督作品「少女」に主演した小沢まゆが最優秀主演女優賞を受賞しているなり。今月9日から東京・渋谷のシネマライズで公開が始まったなりが、今後日本全国北から南まで単館上映ながら順次公開されていくようなので、邦画好きの方はチェックを。「ギリシャ自然哲学において宇宙の四元素とされる水・風・火・土が出会う場所としての銭湯を舞台に、‘水の女’と‘火の男’が織り成す宿命の恋」。結構面白そうなり。[公式サイト]www.yomiuri.co.jp/04/20021118i302.htm

クエンティン・タランティーノ監督の新作「KILL BILL」に栗山千明が出演。「KILL BILL」はクエンティン・タランティーノ監督の5年ぶりの新作として注目されている作品なりが、日本からは千葉真一が「出演」「殺陣のアクション指導」「日本語セリフ監修」の3役で参加しているほか、ユマ・サーマン、ルーシー・リューといったハリウッドスターが出演していることでも話題となっているなりね。クエンティン・タランティーノ監督は「バトル・ロワイヤル」を観て印象深かったという栗山千明の「KILL BILL」への出演を熱望し、オファー。今年2月に出演が正式に決定し、極秘裏に撮影が進められていたなり。「KILL BILL」の内容は箝口令が敷かれているために詳細は不明なりが、ワイヤーアクションバリバリのアクション・スリラー作品のようなり。って、全然イメージ湧かないなりが(笑)。公開は来年秋とまだまだ先の話なりが、公開を楽しみに待ちたいなりね。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/11/17/01.html

映画「ザ・リング」の全米興行収入が1億ドル突破間近に。アメリカでは公開から4週目に突入した「ザ・リング」なりが、来週には1億ドルを突破する見込みで、ジワジワと興行収入を伸ばしているようなり。ちなみに1億ドルを突破する作品はアメリカではそう珍しいことではなく、例えば「スパイダーマン」は公開3日、「ハリー・ポッターと賢者の石」は公開5日と、大ヒット作品に比べれば5週目での1億ドル突破というのは見劣りするものの、一応はヒットの指標をクリアしたのではないかと。何よりも日本映画のリメークがヒットしているのは嬉しいものなりよね。そうそう、テレビ朝日系「虎乃門」の井筒和幸監督の人気コーナー「こちトラ自腹じゃ!」で15日に「ザ・リング」が取り上げられていたなりが、井筒監督は上映中笑いっ放しで、「全然怖くない」と言い切っていたなりよ。結局評価も一つ星で、「そんなに面白くないのかな」という印象を受けたなりが、皆さんはもう観に行ったなりか?怖くないなら観に行こうかなぁ、なんてチキンなコ○助なり(笑)。www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/R/021114-R.html

ドリームワークス、故・黒沢明監督の映画「生きる」をリメークへ。「生きる」は胃がんで残りわずかな命と告げられた市役所課長が、公園造りに最後の情熱を燃やす物語。死を宣告されて初めて気が付くものや、死ぬまでをどう生きて行くかを考えさせられる作品なりが、このテーマはホスピスなどの考え方にも通ずるものなので、日本のみならず普遍的なものとしてアメリカでも受け入れられそうな題材なりね。黒沢明監督に傾倒しているスティーブン・スピルバーグ監督率いるドリームワークスがリメークにあたるということなので、粗悪な作品にはならないのではないかと。ハリウッドは今、深刻なオリジナル作品枯渇状態に陥っているため、安直に続編モノやリメイクに走りがちな感はあるなりが、「生きる」は素晴らしいヒューマンドラマになりそうな予感がするのでリメークは楽しみかも。スティーブン・スピルバーグ監督が製作をすれば尚良いなりが、はてさて誰が監督を務めることになるのやら。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/11/16/03.html

映画「TRICK(トリック)劇場版」が国内興行収入ランキングで初登場1位に。「TRICK劇場版」は仲間由紀恵と阿部寛の掛け合いが絶妙なテレビ朝日系ドラマの映画版なりが、ファンの多い堤幸彦監督の作品ということもあって堂々の初登場1位となったようなり。現在公開されている洋画は「ザ・リング」「トリプルX」など大作が並んでいるなりが、そんな中での邦画の1位は健闘と言っても良いのではないかと。ただ、もっと驚きなのは2週連続で2位に食い込んでいる山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」。山田洋次監督初の時代劇作品ということで注目はされていたなりが、「宮沢りえが素晴らしい」「山田洋次の真骨頂を見たり」などと、どの映画評を見ても手放しで絶賛をしているなりよね。昨今の時代劇ブームも後押ししているのかもしれないなりが、「たそがれ清兵衛」、要チェックなり。もちろん「TRICK」も。[映画「トリック」興行ランキング1位発進]www.eiga.com/ranking/021112.shtml

上戸彩主演の映画「あずみ」が世界配給へ。小山ゆう原作の人気マンガの映画化となる「あずみ」が来年5月の公開を目指して製作されているなりが、北村龍平監督が世界的に気鋭の監督として認知されていることもあってか、全米での配給に向けて動き出しているというなり。北村龍平監督は17歳の時にオーストラリアに留学、オーストラリアの学生映画界を席巻し、帰国後に製作費30万円と撮影期間10日間で製作した「ダウン・トゥ・ヘル」が第1回インディーズムービー・フェスティバルでグランプリを受賞。劇場長編第2作目となる「VERSUS」が世界中の映画祭で熱狂を呼び、アメリカの大手配給会社ミラマックスと契約、「プラトーン」のプロデューサーと組むハリウッド進出第1弾「ザ・パイレーツ・オブ・タルタオ」の製作が控えているなり。本格的にハリウッドに進出する前に、「あずみ」でまずは力試しといくなりかね。上戸彩主演というのが、単なるアイドル時代劇映画なのか、それとも本格的なアクション時代劇映画になのか判断が難しいところなりが、北村龍平監督の手腕に期待しながら、公開を楽しみに待ちたいなりね。www.sanspo.com/geino/top/gt200211/gt2002111207.html

ガイ・リッチー監督、マドンナ主演の「スウェプト・アウェイ」のイギリスでの公開が中止に。各媒体で酷評されまくりの「スウェプト・アウェイ」なりが、先に公開されたアメリカでの低興行収入の影響からガイ・リッチー監督の母国であるイギリスでの公開が中止となり、直接ビデオ化されることになったというなり。「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」の成功で期待の新鋭として持ち上げられたのも今は昔、夫婦馴れ合いが災いして「スウェプト・アウェイ」で一気に評価を落としてしまったなりね、ガイ・リッチー監督は。イギリスでの公開中止は負け戦はしないということなりが、日本でも同じ道を辿る可能性は十分考えられるなりよね。コ○助もガイ・リッチー監督の作品は好きなので「スウェプト・アウェイ」に期待していただけにここまでの酷評は残念なりが、逆にそのダメっぷりをちょっと観てみたい気も。まあ1800円も払って観るような作品では無いことは確かなようなのでビデオでも良いなりが。ビデオも未発売とかになるんじゃないかと、嫌な予感もしているなり(笑)。この作品、この夫婦にとって何も良い結果をもたらさなかったようなので、もしかしたら夫婦いさかいの要因になる・・・かもしれないなりね。www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002618

張芸謀監督の新作「英雄」の主題歌には王菲を起用。「英雄」はアカデミー賞を獲れると前評判の高い、始皇帝暗殺を巡る武侠映画。世界的巨匠の張芸謀監督のもとに李連傑(ジェット・リー)、梁朝偉(トニー・レオン)、張曼玉(マギー・チャン)、章子怡(チャン・ツィイー)といった出演陣が集い、そして王家衛(ウォン・カーウァイ)作品で名を馳せたクリストファー・ドイルが撮影で参加。まさに中国語圏の才能を結集した作品と言われているなりが、さらに今回王菲(フェイ・ウォン)が主題歌を歌うことが明らかになったなり。公式サイト(英語)で公開されている予告編映像を見ると、ワイヤーアクションで飛びまくり(笑)。これまでの張芸謀監督の作品とは全然違うカラーになっているなりね。水の上を走るは、クルクル回転するは・・・(笑)。とにかくジェット・リーがカッチョ良さそうな予感が。ジェット・リーは現代劇も良いなりが、こういった時代劇も似合う役者なので楽しみなりよ。早く観たいなりねぇ。「グリーンデスティニー」で全米に衝撃を与えた中国語圏映画のワイヤーアクション時代活劇。「英雄」もそれに続くことができるかどうか。注目なり。www.news.searchina.ne.jp/2002/1108/entertainment_1108_001.shtml

ユニバーサル・ピクチャーズ、映画「ジュラシック・パーク」シリーズの続編を製作へ。まだ企画が浮上しているという段階のようなりが、大ヒットシリーズの続編「ジュラシック・パーク4」のプロジェクトが始動したようなり。人気シリーズの続編ということで素直に喜びたいところなりが、シリーズを重ねるごとにパワーダウンしている感は否めないので、さらにパワーダウンするような企画にならないことを祈りたいなりねぇ。「製作しない方が良かったのに・・・」なんて感じてしまうこともシリーズものにはよくある話なりからね。このシリーズは第1作の「ジュラシック・パーク」と第2作の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」をスティーブン・スピルバーグ監督が、第3作の「ジュラシック・パーク3」をジョー・ジョンストン監督が手掛けているなりが、「ジュラシック・パーク4」もスピルバーグ監督は製作総指揮に回り、別の人が監督を務める模様。スピルバーグ監督が手掛けた方が面白くなるような気もするなりが、抱えている案件が多いスピルバーグ監督なので仕方ないなりかねぇ。ま、製作に正式にGOサインが出るまでは本当に製作されるのかは分からないなりが、楽しみに待つとするなり。www.cnn.co.jp/showbiz/K2002110800950.html

昨年のサンダンス映画祭で絶賛されたアニメ映画「ウェイキング・ライフ」が日本上陸。実に独特なタッチで描かれたアニメ映画の「ウェイキング・ライフ」。コ○助もケーブルテレビのFOXチャンネルでプロモーションの番組を見て以来気になっていたなりが、いよいよ16日から劇場公開が始まるなり。作品の内容は「人の存在とは」という哲学的なテーマを延々と人の会話で導き出そうとする非常に抽象的なもの。プロモーション番組や予告編を見た限りでは、アニメの体裁を借りただけで、その実はなかなか固めの作品なりね。ただ、この作品の監督・脚本を務めるリチャード・リンクレイターがプロモーション番組の中で「話の内容を退屈だと言う人もいるだろう。でもそんな人でも映像は楽しめると思うよ」と自信たっぷりに言っていたので、直感的に映像が好きだと思ったら観てみるのも良いのではないかと。とりあえずちょっと映像酔いしそうな予告編を見るべし。公開が楽しみなり。www.foxjapan.com/movies/wakinglife/

ピンク映画40周年を記念した特集上映を9日から東京・有楽町で実施。ピンク映画の第1号作品と言われている小林悟監督の「肉体市場」が制作されてから今年が40周年ということで、「PINK FILM CHRONICLE 1962-2002 幻惑と官能の美学」と銘打った特集上映が東京・有楽町にある映画館「銀座シネ・ラ・セット」で9日から29日まで行われるなり。現在邦画界で活躍している映画監督にはピンク映画出身の監督が多く、今回の特集上映ではそういった監督の作品が多く上映されるのも見逃せないところ。例えば「シコふんじゃった。」や「Shall We ダンス?」でおなじみ、周防正行監督の「変態家族・兄貴の嫁さん」。「ニンゲン合格」「カリスマ」でおなじみ、黒沢清監督の「神田川淫乱戦争」、「眠らない街 新宿鮫」「陰陽師」の滝田洋二郎監督の「連続暴姦」などなど。ピンク映画はAVと異なり、ドラマ性がしっかりとした作品が多いので再評価の動きが進んでいるなりよね。周防正行監督の「変態家族・兄貴の嫁さん」のような作品はなかなか劇場で観ることができる機会も無いだけに、この機会にぜひぜひ。www.zakzak.co.jp/geino/n-2002_11/g2002110504.html

映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、日本映画史上最高の全国約820館で公開へ。今月23日から公開が始まる「ハリー・ポッター」シリーズ第2弾「ハリー・ポッターと秘密の部屋」なりが、今夏公開された「スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」の730館を上回る約820館と、史上最大規模で公開されることが明らかとなったなり。約820館というのは、全国にある全ての映画館の3分の1にあたるようで、この冬はどの映画館に行っても「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が上映されているということになりそうなりね。コ○助は残念ながら前作の「ハリー・ポッターと賢者の石」で何の関心も持てなかったので「ハリー・ポッターと秘密の部屋」にも全然興味がなかったりする不届き者なりよ。この冬は世間の喧噪をよそに、単館系の映画館で日の当たらないアジアの作品でも観ることになりそうなり(笑)。また「興行収入記録を更新!」といった話題で持ちきりになりそうなりねぇ。[ダニエル「ハリポタ」次も出るし日本にも行くヨ]www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-021105-05.html

スティーブン・スピルバーグ監督の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の前評判がうなぎ上り。レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスの共演でも話題の新作「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」なりが、全米での12月公開を前にしてもあまり大がかりなプロモーションを行っていないことが、逆に関心を呼んでいるというなり。そう言われてみれば確かにスティーブン・スピルバーグ監督作品という大作映画にしては、レオナルド・ディカプリオ演じる天才詐欺師とトム・ハンクス演じるFBI捜査官の追跡劇ということ以外、あまり情報が伝わって来ないなりよね。あとはマーティン・シーンとクリストファー・ウォーケンが共演で、音楽がジョン・ウィリアムズということくらいなりか。公式サイトにも大した情報が掲載されていないし、気になるなりねぇ。ここのところCGバリバリの作品が多かったスティーブン・スピルバーグ監督なので、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は逆に新鮮に感じるかもしれないなりね。楽しみなり・・・が、日本ではとりあえず「マイノリティー・リポート」の公開の方が先だったなり。「マイノリティー・リポート」は12月、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は来年陽春公開予定。スティーブン・スピルバーグ監督作品の公開が続くなり。www.sankei.co.jp/edit/bunka/02november/1102catch.html

日本映画、ハリウッドにリメークブーム。もともとここ数年ハリウッドではリメイク作品の公開が相次いでいたなりが、中田秀夫監督の「リング」をリメイクしたゴア・ヴァービンスキー監督、ナオミ・ワッツ主演の「ザ・リング」の大ヒットもあって、日本映画のリメイクブームが起きつつあるようなり。既に同じ中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」のリメイクが決定しているのは既報の通りなりが、コ○助も衝撃を受けた「女優霊」のリメイクも決定しているのだとか。「女優霊」は怖いなりよねぇ。コ○助が今まで観たホラー映画の中で一番怖いかもしれないなり。低予算の16mm映画でこんなに怖い、凄い作品を作ることができる中田秀夫監督には、心底ビビッたものなり。まあこういった低予算でも良い脚本の作品は日本映画にもたくさんあるもの。日本の市場では日の目を見なかったような作品も、ハリウッドリメイクというかたちで世界の市場を相手にできる可能性もあるわけで、こういった流れが永続的に続くことを願いたいものなり。www.zakzak.co.jp/top/t-2002_11/3t2002110109.html

ユアン・マクレガーとダニー・ボイル監督が和解、「トレインスポッティング2」の企画始動か。ダニー・ボイル監督はユアン・マクレガーとは「シャロウ・グレイブ」「トレインスポッティング」「普通じゃない」でタッグを組み、共に成功への階段を上ってきたなりが、ダニー・ボイル監督が「ザ・ビーチ」にレオナルド・ディカプリオを主演に起用したことにユアン・マクレガーがショックを受け、絶縁状態が続いていたというなり。長らくこのコンビで新作が作られなかったことが不思議だったなりが、そういう理由があったなりか。その絶縁関係も「トレインスポッティング」の続編とも言える小説の映画化案が浮上し、それをきっかけに和解への道を歩み始めたのだとか。「シャロウ・グレイブ」から「普通じゃない」までのこのコンビの作品は、本当に面白かったなりよね。コ○助も大好きな「トレインスポッティング」の続編となれば期待も高まるというもの。この企画が実現することを祈るなり。www.eiga.com/buzz/021029/11.shtml