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<映画>  2002年09月27日 (Fri)更新

 

トム・ハンクス、主演映画「ロード・トゥ・パーディション」を語る。日本での公開が10月5日に迫ってきたため、プロモーションの意味も込めてなのか、珍しくインタビューに答えているなり。「ロード・トゥ・パーディション」は監督デビュー作「アメリカン・ビューティー」でいきなりアカデミー賞を受賞したサム・メンデス監督の新作。トム・ハンクスが「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ/一期一会」に続いて史上初の3回目となるアカデミー賞主演男優賞を狙える作品とも言われているなり。「確かにギャング映画ではあるけど、テーマは父と息子との関係性にあるんだ」「善悪の矛盾を抱えた役だからこそ、演じる価値があるんだ」などなど。題材的には派手さのない作品なりが、そこはサム・メンデス監督の作品。期待したいところなり。ただ、「アメリカン・ビューティー」よりも重そうな雰囲気がするのが若干気になるなりが。余談なりがトム・ハンクスの次回作はコーエン兄弟の「ザ・レディキラーズ」という作品になる模様。ハリウッドのコテコテの大作映画に立て続けに出演していたトム・ハンクスなりが、どうやら出演作を作家性の強い監督の作品にシフトして来たようなり。それはそれで楽しみなりね。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200209/g_top2002092702.html

深作欣二監督がガンを告白。25日に行われた映画「バトル・ロワイアルII」(来夏公開予定)の企画発表会見の席でガンに冒されていることを告白、「バトル・ロワイアルII」が最後の作品になることを示唆したなり。何でも深作欣二監督は6年前に前立腺ガンに冒され手術を受け、完治したかに思われたものの、2年前に背骨に転移していたことが発覚。以降放射線治療を行って来たものの、長男の深作健太氏曰く「全身に転移している」状態なのだとか。現在もドクターストップがかかっている状態のようなりが、深作欣二監督の「あと1本」という強い要望で「バトル・ロワイアルII」の撮影に臨むようで、並々ならぬ決意の上で製作される、まさに入魂の一作となりそうなりね。撮影の途中で無理がたたって倒れでもしたら企画自体が倒れてしまう可能性もあるだけに、無理はし過ぎずに頑張って欲しいものなり。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200209/g_top2002092601.html

映画「オーシャンズ11」の続編、「オーシャンズ12」の企画が進行中か。続編はまあ良いとしても、「オーシャンズ12」って(笑)。監督は前作同様スティーヴン・ソダーバーグ監督が担当、出演者もジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモンなど「オーシャンズ11」と同じスタッフ、キャストを起用する方針のようなり。決定しているのは舞台設定がヨーロッパになり、撮影開始が2004年からということくらいで、まだ企画立ち上げの初期段階のようなりが、果たして本当に実現するのかどうか。浮かんでは消えていく映画企画なんてのはいくつもあるなりからね。「オーシャンズ11」はキラ星の如くスターが出演していたことも話題となったなりが、そのスター自らが安いギャラでの出演を快諾したという話が伝わってきているだけに、続編でも引き続き安いギャラで出演をしてくれるかどうか。「オーシャンズ11」は全世界で6億ドルの興行収入を挙げているので、同じギャラとはいかなそうなりが。そうなると出演料高騰→製作費高騰となり、企画立ち消えというパターンが見えてくるような。スティーヴン・ソダーバーグ監督とジョージ・クルーニーの情熱によってリメイクされた「オーシャンズ11」。キャスティングの際にはこの2人がスターを口説き落として回ったようなりが、続編企画でも口説くことができるなりかね。気になるところなり。www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002402

映画「OUT」に主演の原田美枝子インタビュー。この秋、邦画ながら最大の話題作との呼び声高い「OUT」で弁当工場で働く主婦パート4人組のリーダー格を演じる原田美枝子のインタビューなり。「(最初の台本は)事件性の方が勝っていて全然、笑えない。すごく怖い感じがして、グロテスクな状態を乗り越える勇気がないと思った」「(台本の稿を重ねるごとに)人間の強さ、面白さ、哀しさなどが笑いになって、グロテスクな部分が払しょくされていた」などなど。「バラバラ殺人事件」という猟奇的な事件を、いかに重いトーンではなく軽妙な会話劇のように見せるかといったところも、この作品の見どころなりよね。脚本を務めた新宿梁山泊出身の鄭義信は、これまでも崔洋一監督作品や、「愛を乞う人」で今作の平山秀幸監督とタッグを組むなど実績ある脚本家なだけに、「OUT」でもどんな脚本を書き上げているのか楽しみなところなり。[この秋一番と評価が高い「OUT」は見て損のない映画か?]www.sponichi.co.jp/entertainment/chat/2002/harada/index.html

浜崎あゆみを主演に起用した映画企画が進行中であることが明らかに。女優・浜崎あゆみとして一番記憶に残っているのは何と言っても野島伸司脚本のドラマ「未成年」。桜井幸子、いしだ壱成、香取慎吾、反町隆史、河相我聞、遠野凪子といった強力な出演陣の中に、あまり目立たない存在ながらも出演していたのをよく覚えているなり。当時は他にも「ツインズ教師」(「浜崎くるみ」の芸名で出演)や「闇のパープル・アイ」といったドラマにもちょこちょこ出演はしていたなりが、ブレイクとまでは行かなかったなりね。当時の浜崎あゆみは今のように髪の毛が真っ金金じゃないし、服装もど派手では無かったので、まだ色の付いていない「駆け出しの女優」というイメージがあったなりが、今の浜崎あゆみは独特なキャラクターが出来上がってしまっているので女優として素直に見ることができるかどうか。一応この映画企画は行定勲監督がメガホンを取る方向で検討が進められているようなので、アイドル映画ではない、ちゃんとした映画にはなりそうではあるなり。でもあの声、あの雰囲気が女優として向いているとは思えないなりが・・・。まだ製作が決定したわけでは無いので、続報を待ちたいと思うなり。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200209/g_top2002092302.html

映画「チョムスキー9.11 Power and Terror」の東京と京都での上映が決定。アメリカ同時多発テロを題材にしたドキュメンタリー映画「チョムスキー9.11 Power and Terror」。「チョムスキー」とは、アメリカの言語学者ノーム・チョムスキー氏のこと。ノーム・チョムスキー氏はベトナム戦争以降のアメリカの外交政策を批判する活動を続けている人物で、アメリカ同時多発テロが発生した直後から他とは一線を画した論調でアメリカの政策を批判しているなりね。そんなノーム・チョムスキー氏のインタビューを中心に構成されたのがこの「チョムスキー9.11 Power and Terror」というわけなり。先日9月11日に東京・赤坂の国際交流基金フォーラムで行われていたトークライブ+上映会を見逃してしまったことを後悔していたなりよ。Webで先行予約チケットを販売していて、買おうかどうか迷っているうちに販売が締め切られてしまっていたなり。なので映画館でちゃんと上映されるのは嬉しいなりね。上映されるのは東京・渋谷のユーロスペース(9月28日〜 モーニングショー)と京都の京都朝日シネマ(10月12日〜 レイトショー)の2館だけと少ないなりが、お近くの方はぜひ。[異分子(仮) - dissident -チョムスキー・アーカイヴ日本語版]www.cs-tv.net/cgi-bin/news/news.cgi?news_id=17970

映画「千と千尋の神隠し」が北米10都市で劇場公開。アメリカとカナダの10都市26館で公開され、アメリカの各メディアも高い評価をしているようなり。例えばワシントン・ポスト紙は「傑作の一つ」、ニューヨーク・タイムズ紙は「アカデミー賞にノミネートされるだろう」、業界誌のハリウッド・リポーター誌は「アカデミー賞の有力候補」などなど。ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したことで世界的な評価は折り紙付だし、日本のアニメ文化が人気を誇る北米地域なのでこれくらいの評価は当然なりが、上映館が少ないのが何とももったいない。興行的にある程度のところまでいかないとアカデミー賞も厳しいのではないかと。ただ、最初は上映館が少なくても徐々にアメリカ全土に上映館が広がっていくケースも当然あるので、そうなることに期待したいものなり。ところで「Spirited Away」の公式サイトにある予告編を見たなりが、英語吹き替えでもあまり違和感が無いのはさすがアニメなりね。日本の予告編よりも何だかカッチョイイ印象を受けたなり。でも最後のカットが「ネバー・エンディング・ストーリー」みたいで何とも(笑)。未見の方は公式サイトでぜひ観るべし。[「千と千尋の神隠し」の英語版「Spirited Away」公式サイト]b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/weekend/20020921n459l000_21.cfm

ディズニー、「白雪姫」の実写版武術アクション作を企画。「白雪姫」「実写」「武術アクション」の3つの単語がどうも噛み合っていないような気がしたなりが、どうやら「白雪姫」はストーリーの下地になるだけで、ストーリーそのものを実写化するわけでは無いようなり。ディズニーはこの企画の監督候補として「マトリックス」や「グリーン・デスティニー」のアクション監督としてハリウッドのその名を轟かせた袁和平(ユエン・ウーピン)を起用したい考えらしく、現在交渉が進められているというなり。袁和平は香港時代はアクション監督としての仕事だけではなく、俳優としても、監督としても活躍をしていたなりが、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」や「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ」など、やはりアクション監督として参加した作品の方が評価が高いようなり。そういう意味では「白雪姫」の実写版も別の監督を立てて袁和平はアクション監督に徹した方が良いような。ところでこの企画。「舞台は1890年代の香港。義母に殺されそうになった白雪姫が7人の闘士と共に戦う」というストーリーのようなりが、戦うって(笑)。それじゃまるで「七人の侍」では・・・。どこらへんに「白雪姫」のテイストを残すのか興味深いものがあるなりが、観たいかと言われたら既に微妙な気が(笑)。本当に製作されるなりかね。気になるところなり。www.cnn.co.jp/showbiz/K2002092000085.html

江戸川乱歩の小説「白髪鬼」が香港で映画化。香港の女性映画監督である陳麗英(ケイシ−・チャン)監督の作品で、香港では来月から、日本では来春公開されることが決定したようなり。主演は香港で人気の馮徳倫(スティーブン・フォン)。日本では「美少年の恋」や「ジェネックス・コップ」でもおなじみの俳優なりね。この「白髪鬼」には日本からも俳優が出演しており、主役級で伊東美咲と谷原章介が参加しているようなり。ちなみに伊東美咲はモデル出身の女優さんなりが、先日まで放送されていたフジテレビ系ドラマ「ランチの女王」に出演、さらに10月17日スタートのテレビ朝日系ドラマ「逮捕しちゃうぞ」に主演するなど、今が旬といった女優さんの一人なのではないかと。日本での配給が「SPY_N」と同じGAGAというのが若干気になるところではあるなりが、ちょっとだけ注目しておきたいところなり。まあ公開は来年なので、また時期が来たらその頃に。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/09/19/04.html

映画「黒い十人の女」を40年ぶりにテレビドラマとしてリメイクした市川崑監督インタビュー。「(1997年の再公開時)劇場に行ったら、ざーっと若い人が並んでいて、びっくりした」「これはね、現代の寓話です」などなど。9月21日の土曜日、21時からゴールデンシアター特別企画として放映されるドラマリメイク版の「黒い十人の女」なりが、単なるリメイクではなく、映画版の市川崑監督自身が40年の時を超えてリメイクしている点に注目なりよね。映画版、コ○助も1997年にブームになった後ビデオで観たなりが、これは本当に面白い。1人の男を巡って10人の女が嫉妬と殺意の交錯を描いたものなりが、モノクロの映像によって作り出される独特の陰影と、女性の不気味な雰囲気。そして中村玉緒の可愛さがなんとも(笑)。ちなみに映画版のキャストは、主役のテレビプロデューサー風の男役に船越英二、その妻に山本富士子、9人の愛人は岸恵子、中村玉緒、岸田今日子、宮城まり子、宇野良子、村井千恵子、有明マスミ、紺野ユカ、倉田マユミ。ドラマ版のキャストは主役の男が小林薫、その妻に浅野ゆう子、9人の愛人は鈴木京香、小泉今日子、深田恭子、小島聖松尾れい子一戸奈未冨樫真唯野未歩子木村多江。通常リメイクは他の演出家が行って失敗するケースが多いだけに、コ○助はリメイク否定派ではあるなりが、市川崑監督本人によるリメイクなので、この作品に関しては楽しみにしたいところなり。[フジテレビ知っ得情報「黒い十人の女」]www.asahi.com/culture/tv/K2002091801177.html

クエンティン・タランティーノ監督、5年ぶりの新作「Kill Bill」を語る。「ジャッキー・ブラウン」以来久々の新作として期待される「Kill Bill」なりが、全米で来年の公開(日本では2004年公開予定)を目指して現在快調に撮影が進められているようなり。「Kill Bill」はクエンティン・タランティーノ監督がユマ・サーマンを主演で起用することにこだわり続けた作品なりが、共演者もかなり魅力的。コ○助も大好きな「チャーリーズ・エンジェル」でおなじみのルーシー・リュー、そして日本から千葉真一、「バトルロワイヤル」や「死国」の好演が光る栗山千秋などの名前も。「Kill Bill」がどんな作品なのかは情報がまだあまり伝わって来ないなりが、このインタビューの中ではこれまでの監督作品である「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」という路線ではなく、脚本(原案)を務めた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」や「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のような路線の作品になるのだとか。「フロム・ダスク・ティル・ドーン」ねぇ・・・(笑)。嫌いじゃないなりが、どうも突拍子も無いストーリー展開に付いて行けなかったなりよ。まああれはロバート・ロドリゲス監督作品なりが、クエンティン・タランティーノ監督がこの路線の作品を自らメガホンを取ってどう料理するのか楽しみなりね。www.eiga.com/buzz/020917/05.shtml

韓国映画史上最高の製作費が投じられた「マッチ売り少女の再臨」が大不振。韓国映画は「シュリ」のヒット以降、製作費が天井知らずに高騰を続けて来たなりが、この「マッチ売り少女の再臨」は史上初の100億ウォン(約10億円)の大台を突破した(110億ウォン)作品として、韓国内で注目を集めていた作品なり。ところが、公開第1週目の興行収入成績では予想を遙かに下回る初登場7位。この不振が続けば公開予定を短縮して打ち切りを決める映画館も出てくると予想されるだけに、製作費の回収はかなり難しい状況と見られているようなり。「マッチ売り少女の再臨」は現実とサイバー空間を行き来するSFアクション映画。それは「マト・・・何だか聞いたことがある設定なりね(笑)。CGや特殊効果がふんだんに使用されているため、製作費が高騰し、史上最高の製作費となったのだとか。韓国ではここのところ多額の製作費を投じた作品がコケ続けているようで、「シュリ」「JSA」といったスケールのデカい作品は当分出てこなくなるかもしれないなりね。そんなに人気の無い「マッチ売り少女の再臨」。なぜそこまでの不振になったのか気になるので、逆に観てみたいものなり。[映画『マッチ売りの少女の再臨』でアクション演技、イム・ウンギョン]japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2002091745408

望月峯太郎原作の映画「ドラゴンヘッド」続報。飯田譲治が監督を、妻夫木聡とSAYAKAが主演を務め、ウズベキスタンでロケが行われるというところまでは既報なりが、飯田譲治監督や主演二人のコメントなどが紹介されているなり。「原作のとてつもない世界観を伝えられるよう、1カット1カットに集中してこだわっていきたい(妻夫木)」「絶対にやらせてほしいと自分からお願いした(SAYAKA)」「実写の日本映画ではありえないスケール(飯田譲治監督)」などなど。「NIGHT HEAD」のヒットで一部に人気を集める飯田譲治監督なりが、コ○助はどうもピンと来ないので、あの「ドラゴンヘッド」がどんな映像になるのか期待と不安が半々くらい入り交じっているなりよ。SAYAKA主演というのも若干不安なものが(笑)。演技云々ではなく、「SAYAKA日本映画デビュー作」といった具合のコピーが付けられたりしたら、せっかくの「ドラゴンヘッド」という題材が死んでしまうなぁ、と。どうかそんな不安を一蹴するような良い作品になりますように。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/09/16/04.html

山田洋次監督、平壌を舞台にした日朝合作映画を企画。2年前に山田洋次監督が第7回平壌映画祝典(平壌国際映画祭)に出席するために朝鮮民主主義人民共和国に出向いた際に、北朝鮮の映画製作者から合作を打診され、その後水面下で交渉が続けられていたというなり。現在の進捗状況としては、大まかなストーリーは決まっており、既に平壌市内で自由にロケをすることを当局に許可されているのだとか。平壌映画祝典は2年おきに行われる映画祭で、第7回に山田洋次監督作品が日本の作品としては初めて招待を受け、好評を博したようなり。ちなみに今年は9月4日〜13日まで第8回平壌映画祝典が行われ、やはり山田洋次監督の「家族」が招待されたほか、マドンナ主演のアメリカのミュージカル映画「エビータ」も上映されたようなりよ。なかなか意外な作品のチョイスなりね。北朝鮮とは難しい関係が続いているなりが、こういったかたちで民間交流があるというのは悪いことじゃないので、この合作映画企画、成功すると良いなりね。www.asahi.com/culture/update/0916/001.html

映画「竜馬の妻とその夫と愛人」に主演の中井貴一インタビュー。「(木梨憲武との共演は)大変珍しいケースだけど、すっごく友達になった」「父(=故・佐田啓二)が生きていたら絶対役者にならなかった」などなど。三谷幸喜脚本、市川準監督というコンビに出演者が中井貴一、木梨憲武、鈴木京香、江口洋介という豪華な組み合わせの「竜馬の妻とその夫と愛人」なりが、いよいよ14日から公開が始まったなりね。2年前の秋口に佐藤B作主宰の劇団「東京ヴォードヴィルショー」の舞台向けに書き下ろされたこの作品なりが、コ○助は舞台のチケット争奪戦に敗れて観ることができなかった為に、ずっと悔しい思いをしていたなりよ。なので映画版はかなり楽しみ。主演が木梨憲武じゃなかったらもっと・・・という判断は、観てからすることにするなり。ちょっとそこだけが引っかかるもので。三谷幸喜作品には基本的にはハズレは無いと思うので、期待なり。www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/sep/o20020913_10.htm

「最初は特撮マンになりたかったんです」映画「リターナー」の山崎貴監督インタビュー。「(3ヶ月の撮影期間は)全然長いですね。超豪華なんですよ」「とにかくCGが実写として自然に見えるようになったというのは、やはり『ジュラシック・パーク』からですね」「CGのマッピングはほとんど僕がやってます」などなど。山崎監督は「ジュブナイル」でもVFXが話題となっていた監督なので「CGに造詣が深いんだなぁ」くらいに思っていたら、白組の所属だったなりか。白組は日本でも有数のVFXプロダクション。ゲームや映画、CMなどのVFX製作を業務としており、ゲームでは「ファイナル・ファンタジー」シリーズのムービー制作に参加したり、映画でも故・伊丹十三監督作品や大林宣彦監督作品のVFXを担当、日韓合作映画「Age of Peace(邦題:平和の時代)」の制作にも乗り出すなど、ワールドワイドに活動の場を広げているプロダクションなり。「リターナー」、観たなりか?コ○助はまだ観たいなりが、観に行けていないなりよ。既に観に行った友人の話を聞くと「VFXは良い」と限定的な評価だったなりが、やはりこの手の映画にありがちな映像に頼りすぎな作品になっているなりかねぇ。あ、あと「金城武の日本語はこれ以上上達しないのか」との疑問もぶつけられたなり。まあドラマ「神様、もう少しだけ」や「二千年の恋」の頃からも全く変化がないように思うので、もう変わらないのではないかと。広東語を話している金城武はコ○助は好きなりが、日本語を話している金城武はイマイチなり。山崎監督の作品もまだ観たことがなかったりするなりが、手元にはしっかりと「ジュブナイル」のDVDを借りてきてあるので、時間ができ次第観てみたいと思いますなり。楽しみ、楽しみ。[VFXを武器にパッチワークで創り出した映像世界――『リターナー』の山崎貴監督にきく]www.zdnet.co.jp/macwire/0209/13/nj00_shirogumi.html

アメリカ同時多発テロから1年、ウディ・アレン監督がニューヨークを語る。ウディ・アレン監督は1935年、ニューヨークのブルックリンに生まれ、以降ニューヨークで生活を続ける生粋のニューヨーカー。1977年の「アニー・ホール」や1979年の「マンハッタン」など、ニューヨークを舞台に、ニューヨークの世相を取り込みながら常に映画を製作し続け、ニューヨークをこよなく愛する、ニューヨークの知識人の代表格でもあるなり。「ニューヨーク」連発なりが、それだけニューヨークにこだわった生き方をしている人なりね。「ぼくの作品づくりに事件は影響しない。ぼくの映画は政治的なものじゃない。ロマンスとか人間の心の葛藤が素材のコメディーだもの」「ヨーロッパで聞かれた。『ニューヨークは終わりですかね。コメディーも映画も、みんなおしまいでしょうか』。終わったものなんて何一つない」「事件はとてつもない悲劇だった。でも悲劇はどこにもある」などなど。「作品づくりに事件は影響しない」と言いつつも、何かこのテロに感じるものは絶対にあったはず。よりニューヨークへの愛情に満ちた新作が出てくるかもしれないなりね。「終わったものなんて何一つない」。この一言が、とても深いなり。www.asahi.com/international/911terror/special02/06.html

映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」がアイマックスシアターで上映へ。アメリカのアイマックス社とジョージ・ルーカス監督の間で合意に達したようで、公開時期や日本での公開については未定なりが、とりあえずアメリカのアイマックスシアターで上映されることは決定したようなり。アイマックスシアターは通常の映画館の10倍とも言われる巨大なスクリーンが売り物の大型シアター。1970年に大阪万博で初披露され、そのスケールのデカさに観客の度肝を抜き、翌1971年にはカナダに世界初の常設館がオープン。その後徐々に世界中に広がっていき、日本では東京・品川の「メルシャン品川アイマックスシアター」や大阪・天保山の「サントリーミュージアム 天保山」、長野県・軽井沢の「メルシャン軽井沢アイマックスシアター」などが有名なり。「スターウォーズ」のあの美しい映像が、まさに弩迫力で迫ってくるなりね。かなり観てみたいなりよ、それは。現段階では未定とはいえ、「スターウォーズ」にとっても、アイマックスシアターにとっても日本は重要な市場なはずなので公開されることになるとはず。続報を心待ちにしておきたいと思いますなり。www.cnn.co.jp/showbiz/K2002091002390.html

第59回ベネチア国際映画祭が閉幕、北野武監督の「Dolls」は受賞ならず。と、言うわけでコンペ部門に出品されていた北野監督の「Dolls」はグランプリにあたる「金獅子賞」を受賞することができなかったなりが、下馬評でも3〜4番手くらいの評価だったので仕方ないなりか。今年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したのはイギリスのピーター・ミュラン監督の「マグダレーン・シスターズ」。ピーター・ミュラン監督は1998年にケン・ローチ監督の「マイ・ネーム・イズ・ジョー」に主演してカンヌ映画祭主演男優賞を受賞しているほか、「トレインスポッティング」でもヤクの売人役で出演するなど俳優業でも成功を収めている人なり。他に日本から出品された作品では塚本晋也監督の「6月の蛇」が新設されたコントロコレンテ(逆流)部門の審査員特別賞を受賞。塚本監督は海外でも高い評価を受けている映画祭の常連なりが、イタリアでは特に人気が高いこともあって受賞は納得なり。各賞の受賞状況は以下の通り。審査員大賞→アンドレイ・コンチャロフスキー監督(ロシア)の「狂気の家」、特別監督賞→イ・チャンドン監督(韓国)の「オアシス」、サン・マルコ賞(コントロコレンテ部門の最高賞)→田壮壮監督(中国)の「小城の春」。主演男優賞→「愛という名の旅」のステファノ・アコルシ(イタリア)、主演女優賞→「ファー・フロム・ヘブン」のジュリアン・ムーア(アメリカ)。www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020909k0000e040016000c.html

第59回ベネチア映画祭コンペ部門に出品した北野武監督の「Dolls」に賛否両論。絶賛組はイタリアのラ・レプブリカ紙やフランスのフィガロ紙などで、「傑作!黒沢明監督の『夢』をほうふつとさせる」「何らかの賞を獲得するだろう」などなど、手放しで高評価を与えているなり。一方酷評組はイタリアのコリエレ・デラ・セラ紙やフランスのリベラシオン紙などで、「凡庸なオリエンタリズム」「自意識過剰で稚拙」とぶった切り。まだ作品を観ていないので何とも言えないなりが、徹底した映像美にこだわったことや、従来通り一貫した北野監督ならではの死生観といったものが陳腐に感じる人と、素晴らしいものに感じる人とに分かれているのかもしれないなりね。また、北野監督初の「恋愛映画」ということで、それまで北野監督の作品を評価していた人も、若干困惑する部分があるのかもしれないなり。完全に評価が正反対で割れてしまった「Dolls」。北野監督曰く「オレの最高傑作」というこの作品。果たして何らかの賞を獲ることはできるのかどうか。注目なり。[「Dolls」公式サイト]www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-020908-06.html

期待のルーシー・リュー主演映画「BALLISTIC〜Ecks vs Sever(邦題未定)」が面白そう。「『VS』とか付いちゃって、そのタイトルからして面白く無さそう」とか身も蓋もないことを言わない(笑)。タイトルは・・・ともかくとして、アントニオ・バンデラスとルーシー・リュー主演のアクション大作「BALLISTIC〜Ecks vs Sever」。元FBIの敏腕エージェント(アントニオ・バンデラス)と謎の女性工作員(ルーシー・リュー)の対決モノなりが、ルーシー・リューがこれまた小憎たらしい冷酷そうな女なりよ(笑)。「チャーリーズ・エンジェル」でルーシー・リューの華麗なアクションに魅せられた人も多いかと思うなりが、「BALLISTIC〜Ecks vs Sever」でもキレのある格闘シーンを見ることができるようなり。コ○助はルーシー・リュー大好き。あの涼しげを通り越して冷たすぎる眼が良いなりよね(笑)。予告編を見た限りではど派手なアクション映画のようで、タイ映画界の気鋭Wych Kaosayananda(通称:カオ)監督のハリウッド進出第一弾作品ということもあって、かなり気合いの入った作品のようなり。予告編は必見なり。アメリカでは今秋から、日本では2003年に公開予定なのでお楽しみに。しかし、この映画。タイトルをそのままカタカナにすると「バリスティック〜エクスVSシーバー」と、非常につまらなそうな作品な気がしてしまうので、何とか上手い邦題を付けてあげて欲しいものなり。そんなこと無いなりか?(>fujisan+さんサンキュなり!)www.apple.com/trailers/wb/ecks_vs_sever/

M・ナイト・シャマラン監督、「アンブレイカブル」の続編企画を準備。あのサミュエル・L・ジャクソンの奇妙な髪型と、ある意味衝撃的だったそのオチしかコ○助の記憶に残っていない「アンブレイカブル」なりが、監督にとっては相当思い入れのある作品のようで、「ブルース・ウィリス演じるヒーローのその後の物語をぜひとも描きたい」と、続編の企画を練っているようなり。そういえば、映画館で観終わった時に配布されていた「アンブレイカブル解読マニュアル」(←名前はうろ覚え)にも続編について書いてあったような気がするなり。「列車の脱線事故でただ一人無傷で助かった男」という意味深な入りと、抜群のカメラワークによって冒頭部分から引き込まれたのは確かなりが、どうにもこうにもオチが・・・(笑)。それにしても「シックス・センス」が幽霊、「アンブレイカブル」が電波、そして新作「サイン」はミステリーサークル。何だかM・ナイト・シャマラン監督の作品の系統が分かって来たなりね(笑)。でも「サイン」は既に公開されているアメリカでは相当評判が良いようで、これは期待できそうなり。日本での公開も今月下旬から。早く観に行きたいものなり。[「サイン」公式サイト]www.eiga.com/buzz/020903/10.shtml

この夏、全米で最もコケた映画は?アメリカはこういう話が好きなりが、今年の夏に最も興行収入が奮わなかった作品はエディ・マーフィー主演の「The Adventures of Pluto Nash」で、1億ドル近い製作費がかけられたものの、興行収入は600万ドル(約7億2000万円)に止まっているというなり。かつてのエディ・マーフィーの黄金期を知っているコ○助としては、エディ・マーフィーのこの凋落ぶりを見るのは本当に心が痛むなりよ。振り返ってみれば、エディ・マーフィーを「48時間」で初めて見た時に感激し、「ビバリーヒルズ・コップ」「ビバリーヒルズ・コップ2」のヒットで「当分はエディ・マーフィーも安泰だな」と思っていたら、あれよあれよという間にトップスターの座から転落。エディ・マーフィーに限らずコメディ俳優がポジション的に難しいのは確かなりが、エディ・マーフィーはアッという間に落ちて行ってしまったなりよね。昔は好きだっただけに、ちょっと寂しい現状なり。ただ90年代も後半になって、アメリカではヒットした「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」のような作品もあるようなので、まだまだ作品によっては行けると思うなりが・・・。今年の夏悲惨な成績に終わっているという「The Adventures of Pluto Nash」なりが、公式サイトの予告編を見た限りでは、コ○助的には「スクービー・ドゥー」よりは面白そうに見えるなり(笑)。まあどっちも多分劇場には足を運ばないのは確かなりが。ちなみに。エディ・マーフィーの最近の作品で意外と評判が良いのは「エディ&マーティンの逃走人生」という作品。今年1月に他界したテッド・デミ監督の作品なりが、これがエディ・マーフィーとマーティン・ローレンスの掛け合いが非常に面白いらしいなりよ。ビデオも発売されているようなので、機会があればぜひ。www.eiga.com/buzz/020903/11.shtml

映画「ロード・トゥ・パーディション」のサム・メンデス監督が記者会見。監督デビュー作「アメリカン・ビューティー」でアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、男優賞、撮影賞の5部門を受賞したことでいきなり注目を集めたサム・メンデス監督なりが、最新作の「ロード・トゥ・パーディション」がイタリアで行われている第59回ベネチア映画祭に出品されているため、公式上映後に記者会見が行われたなり。「子ども時代に大好きだったジャンルの映画(=ギャング映画)を撮るという素晴らしい機会に恵まれた」「新作のポスターに印刷されているニューマンの名前を見て『ポール・ニューマンが自分の映画に出てるぞ』と思った」などなど。ギャング映画というよりも、予告編を見る限りではギャングの設定を借りた親子の愛情を描いた作品のようなり。この作品、主演のトム・ハンクスにとっては3度目のオスカーを狙った意欲作でもあるなりね。共演のジュード・ロウもこれまでのイメージとはまた違ったキャラクターで、新たな一面を見せてくれそうなり。日本では来月公開。「アメリカン・ビューティー」にハマった人はぜひ。[公式サイト]www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=entertainmentnews&StoryID=1397080

日本を舞台にしたトム・クルーズ主演映画「The Last Samurai(仮称)」出演者続報。アカデミー賞を受賞した「恋におちたシェイクスピア」を製作したエドワード・ズウィック監督、トム・クルーズ主演、製作費300億円として話題沸騰の「The Last Samurai(仮称)」。1876年の日本が舞台、そして日本からも大勢の俳優が参加するということでも話題なりが、先日の第一報では渡辺謙が主役級で参加することが明らかになっていたなり。その後日本人キャストの概要が明らかになってきたのでご紹介を。日本の西洋化を推し進めるために来日したオールグレン大尉(トム・クルーズ)と渡り合い、日本の侍をまとめるリーダー・森勝元役に渡辺謙、その配下の侍役に真田広之、森勝元の娘たか役に小雪、明治天皇役に中村勘九郎の次男・中村七之助財閥出身の参議・大村役に映画監督の原田眞人監督などなど。渡辺謙に真田広之。時代劇がマッチする絶妙なキャスティングなりね。10月頃から日本でクランクインし、公開は2004年正月になる模様。開国から西南戦争までの過程あたりがモデルになるという幕末〜明治期を題材とした作品。日本映画にはできないスケールのデカい作品になることに期待なり。(一部文章を修正しましたなり。)

米国同時多発テロ事件を11人の映画監督が描いた「11'09“01/セプテンバー11」が11日に放送へ。日本からは今村昌平監督が参加、他にもアメリカの俳優・ショーン・ペン、「大地と自由」のイギリスのケン・ローチ監督など11人が参加し、それぞれの視点で米国同時多発テロ事件を捉えた「11'09“01/セプテンバー11」なりが、日本でも9月11日深夜にテレビで放送されることになったなり。放送予定は地上波がTBSで9月11日24時50分〜(12日0時50分〜、地方局は公式サイト参照)、衛星はスター・チャンネルがノンスクランブル放送で11日21時〜。他にもスーパーチャンネル、ファミリー劇場、ヒストリーチャンネルなどで放送されるようなり。各監督がどんな作品を製作したのかがスターチャンネルのサイトで紹介されているなりが、ちょっと覗いてみると。今村昌平監督は「聖戦という名の生き地獄から還ってきた復員兵。男は、人間であることを拒否しヘビとして生きていた」(主演:田口トモロヲ、出演:倍賞美津子、柄本明、緒形拳、北村和夫など)。ケン・ローチ監督は「ロンドンに亡命中のチリ人男性のモノローグ。1973年9月11日にチリで起きた軍事クーデターの際、アメリカの干渉によってどんな悲劇がもたらされたかを語り、この日を共に心に刻もうと呼びかける」。といった具合に、ストレートにこの同時多発テロを描いた作品というわけでは無いようなり。ただ、いずれも平和へのメッセージを込めるという意味での共通項はあるようなので、この事件を考える上でも見ておくと良いかも。もうあれから1年なりか。ちなみに、この事件を題材にした映画は、「アメリカにおけるもっとも重要な『アメリカ批判者』」と言われるマサチューセッツ工科大学教授の言語学者・ノーム・チョムスキーのインタビューがメインで構成された同時多発テロ検証ドキュメンタリー映画「チョムスキー 9.11」という作品もあるので、機会があればこちらもぜひ。www.asahi.com/culture/movie/K2002083001390.html

天願大介監督の「AIKI」が第59回ベネチア国際映画祭で公式上映。天願大介監督は今村昌平監督の長男ということで注目をされているなりが、映画「私立探偵 濱マイク」シリーズ3部作(「我が人生最悪の時」「遥かな時代の階段を」「罠 THE TRAP」)で林海象監督と共に共同脚本に名を連ねていたり、今村昌平監督の「うなぎ」「カンゾー先生」「赤い橋の下のぬるい水」などの作品でも脚本として参加しており、監督としてのキャリアはあまり無いなりが、映画界には長年携わっているようなり。「AIKI」は大東流合気柔術六方会デンマーク支部に所属する実在の青年がモデルの作品。不慮の事故で半身不随となり、車椅子生活を送ることになった青年が日本の武道と出会い、立ち直っていくという実話を元にしているなりが、その舞台を日本に置き換えて加藤晴彦が演じているなりね。コ○助は予告編を映画館で観たなりが、なかなか期待できそうな作品なりよ。今秋公開予定の日本映画の中では各方面から高い関心を集めているようなので、要チェックなり。www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20020831_10.htm