■ 音楽業界の低迷を顕著に表している今年の上半期CDヒットチャートを振り返る。プラネットが発表した2002年1月1日〜6月30日までのセールスランキングを元に、2002年上半期のセールス状況を見てみると。上半期に最も売れたアルバムは宇多田ヒカルの「DEEP RIVER」(242万枚)。2位は浜崎あゆみの「I am...」(239万枚)で、以下MISIAの「MISIA GREATEST HITS」(168万枚)、MONGOL800の「MESSAGE」(168万枚)、小田和正の「自己ベスト」(156万枚)、Mr.Childrenの「IT'S A WONDERFUL WORLD」(103万枚)。ミリオンセラーとなったのはこの6作品(昨年は12作品)で、50万枚を突破した作品は16作品(同26作品)。やはりCDは確実に売れなくなってきているなりね。もっと深刻な状況なのはシングルで、ミリオンセラーはゼロ。昨年は5作品(一昨年は9作品)だったことを考えると、かなり厳しい状況となっているなりね。まあよく言われることなりが、いろいろな生活環境が変化していく中で通信費や遊興費がアップしたために、CDに回す金がなくなったというのがコ○助の場合は正直なところ。CDとDVDが並んでいればDVDを買ってしまう自分がいるし、以前は全くかかっていなかった携帯電話やプロバイダなどの維持費が月2万円近くなることを考えれば、余計なものをカットしていかざるを得ないのは仕方のないことなのではないかと。まあそんな中でも売れるアーティストはしっかりとミリオン以上の枚数が売れるわけで、本当に良いものだけが生き残れる時代になってきたのかもしれないなりね。MONGOL800のヒットなんてのは本当に好例だと思うなりよ。インディーズでもミリオン行けるという音楽業界の構造の変化が起こり始めているだけに、レコード各社がこれをチャンスと捉えるか、危機と捉えるかで大きな差が出て来そうな予感が。CDが売れなくなった要因を他に求めるだけでなく、今こそこれまでの音楽製作の在り方を見直すチャンスだと思って前向きに進んで欲しいものなり。音楽が無くなることは決して無いなりからね。音楽を欲する人がいなくなることも無いし。前向きに、前向きに。www.j-pop.ne.jp/yearly/top.htm
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