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<映画>  2002年08月30日 (Fri)更新

 

第59回ベネチア映画祭が開幕。今年はミュージカル「ライオンキング」の天才女性演出家ジュリー・テイモア監督の「Frida(フリーダ)」がオープニング作品として上映され、好評の中映画祭が開幕。ジュリー・テイモア監督は以前シェイクスピア原作を映画化した「タイタス」を製作した人なりね。「金獅子賞」を競うコンペ部門には今年は21作品が参加。日本からは北野武監督の「Dolls」が出品され、他の注目作としては「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督の最新作「ロード・トゥ・パーディション」、「アメリ」のオドレイ・トトゥ主演の「Dirty Pretty Things」などなど。審査委員長は中国の女優・鞏俐(コン・リー) 。ちなみに日本からの出品は「Dolls」の他に、今村昌平監督の長男である天願大介監督の「AIKI」がニューテリトリー部門に、塚本晋也監督「六月の蛇」がコントロコレンテ部門に、サンダンスNHK国際映像作家賞を受賞した浅野忠信主演、杉森秀則監督の「水の女」が批評家週間に出品されるので、そちらも併せてご注目を。どんな作品がどんな賞を獲るのか、楽しみなりね。www.nikkansports.com/news/flash/f-et-tp0-020830-14.html

東映の「夏のアニメフェア」が興行収入4億円と惨敗。東映は毎年春と夏にアニメフェアと称したアニメ映画の複数本立て公開を実施しているなりが、毎年春よりも夏の方が興行収入は低いとはいえ、今年は予想を下回る惨敗となってしまったなり。今年公開された作品は「デジモンフロンティア」「キン肉マンII世」「激闘クラッシュギアターボ」の3本立て。ちなみに過去の夏のアニメフェアを振り返ってみると、2000年は「デジモンアドベンチャー02」「おじゃ魔女ドレミ#」の2本立てで興行収入は12.7億円、2001年は「デジモンテイマーズ」「も〜っと!おジャ魔女どれみ」「キン肉マンII世」の3本立てで興行収入は10億円。ライバルの東宝が抱えている「ドラえもん」「名探偵コナン」「ポケットモンスター」という強力なキャラクターに対抗できるだけの魅力が東映側には無いのは否定できない事実なりが、それでも例年の半分以下の興行収入というのは異常なりね。しかし素朴な疑問。「キン肉マンII世」はマンガのリバイバルブームに乗って人気がそこそこあるのは分かるなりが、そのブームを支えているのは子供というよりもジャンプ世代の大人のような気がするなりが、そんなこと無いなりかね。製作者側の思惑と実際のターゲットの乖離が興行収入に反映されているように思えて仕方ないなりが・・・。www.zakzak.co.jp/top/t-2002_08/2t2002082904.html

黒沢明監督のデビュー作「姿三四郎」の消失したフィルムをロシアで発見。以前も「フィルム発見」が報じられ、東京国立近代美術館フィルムセンターが他の大量の邦画フィルムと共に約1億円で買い取ったという話題があったなりが、10月に発売される「姿三四郎」のDVDにこの「幻のフィルム」部分が収録されるため、再び話題として上がっているようなり。「なぜロシア?」なのかと言うと、第二次世界大戦後に旧満州で保管されていた日本映画のフィルムを旧ソ連軍が持ち帰り、ロシア国立映画保管所が保存していたようなり。これまで日本で観ることができた「姿三四郎」は79分のバージョンなりが、昭和18年の公開当時のオリジナル版は90分超。国の検閲によってカットされてしまった部分がDVDで蘇るなりね。ちなみにこれまでの「姿三四郎」の評価は「カットされた部分によってストーリーが分かりにくくなっている」といったものが一般的だったので、公開から60年の時を経て「姿三四郎」が再び生き生きとした作品に生まれ変わっているかも。かなり観てみたいところなり。日本映画ファンは見逃せないなりね。必見、必見。[「姿三四郎」単体のDVDはこちら][「姿三四郎」DVDを含む7本組DVD-BOX「THE MASTERWORKS 1 DVD BOXSET」はこちら]www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-020828-02.html

渡辺謙、製作費300億円のハリウッド映画でトム・クルーズと共演へ。製作されるのは「ザ・ラスト・サムライ(仮題)」。1876年の日本を舞台に開国を迫るため来日した南北戦争の英雄(トム・クルーズ)と、それを拒む日本の侍(渡辺謙)の対立と友情を描いたという歴史大作で、渡辺謙は主役級での出演となるようなり。エドワード・ズウィック監督はデンゼル・ワシントンとメグ・ライアン主演の「戦火の勇気」やデンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスの共演が話題となった「マーシャル・ロー」で監督を、アカデミー賞を受賞した「恋におちたシェイクスピア」やこの夏の大ヒット作品「アイ・アム・サム」などではプロデューサーを務めているハリウッドの超大物。製作費の額共々、かなり気合いの入った作品のようなり。渡辺謙の侍姿。「独眼竜政宗」や「御家人斬九郎」での印象は渋すぎてカッチョ良すぎ。渡辺謙は存在感があってスクリーン映えするので、絵面的にはトム・クルーズにも負けない迫力があるかもしれないね。今秋から撮影開始ということで公開はまだずいぶん先の話のようなりが、楽しみなり。www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20020826_10.htm

堤真一主演の映画「DRIVE」のSABU監督インタビュー。「(今回は)日本のお客さんに見てもらおうというのが第一だった」「評論家などの人たちにも『今までで一番好き』と言われている」などなど。コ○助はこれまでのSABU監督の作品である「弾丸ランナー」「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」の計4作、全部好きなりが(笑)。最近の潮流としては海外で評価される日本映画というと、北野武監督や青山真治監督といった静的な作品が評価されがちなりが、SABU監督はその正反対の動的な作品でありながらも、海外から高い評価を受けているなりね。そういう意味でもSABU監督はかなり希有な才能なのではないかと。でも悲しいかな、日本映画って日本ではあまり人気が無いなりよね。コ○助は好きでよく観るなりが、周囲の友人の話を聞くと、日本映画と聞くだけで「観る気がしない」という人が多いなりよ。日本人が日本映画を観ないことには日本映画の隆盛は有り得ないだけに、もっともっと日本映画も観てもらいたいものなり。SABU監督の作品は小難しくなく、見終わった後もスカッとした心地良さがあるので比較的観やすい作品が多いのではないかと。コ○助は「DRIVE」を早く観に行きたくてウズウズしているなりよ。かなり楽しみなり。www.mainichi.co.jp/life/cinema/kiji/0208/24-01.html

水野晴郎製作・原作・脚本・主演の映画「シベリア超特急」最新作が来年1月2日公開。待望の新作「シベリア超特急3」は、舞台で演じられる「シベリア超特急4」とセットで上映(上演)されるため、来年1月2日の公開時点では東京・新宿のシアターアプルでの公開のみとなるようなり。その後上映館が拡大されるかどうかは不明。シアターアプルは歌舞伎町のコマ劇場の地下にある、普段は演劇の劇場として使われているところなりね。映画と舞台の組み合わせってのは面白いなりが、舞台となればやはり生で観たいもの。仮に映像化されたとしても生の臨場感は伝わって来ないだけに、「シベリア超特急4」を上映期間中に観ることができなかった全国のシベ超ファンにとっては「幻の」作品になる可能性もあるなりね。水野晴郎はこのセット上映(上演)について「お正月ロードショーですから、大盤振る舞いで『シベリア超特急4』も一緒に見てもらおうということになった」と説明。「シベリア超特急4」を映画にするとお金がかかるので、安上がりな舞台にしたのではないかとの噂もあるなりが(笑)。「シベリア超特急」シリーズはもはやネタとして人気を集めているなりが、全6部作からなる壮大なシリーズのようなので、公開が決まった「シベリア超特急3」と「シベリア超特急4」、そしてその後の続編にも、どんなネタを提供してくれるのか楽しみにしておきたいところなり。www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20020823_10.htm

映画「ウインドトーカーズ」で再びタッグを組んだジョン・ウーとニコラス・ケイジインタビュー。 「ウインドトーカーズ」は太平洋戦争末期、ナバホ族出身の暗号通信兵とアメリカ海兵隊伍長(ニコラス・ケイジ)がサイパンでの日米による激戦のさなかに友情を育んでいくという戦争映画。ハリウッド映画でありながらも、「安易に愛国心をあおる最近の米国映画にうんざりしていた」という香港出身のジョン・ウー監督ならではの第三者的視点が冴える作品に仕上がっているようなり。ジョン・ウーとニコラス・ケイジのタッグは1997年の「フェイス/オフ」以来なりが、この2人は私生活でも友人関係にあるようで、良きパートナーといった感じなりね。「初めて脚本を読んだときから、護衛兵にニック(ケイジ)の顔を思い浮かべた」(ジョン・ウー)、「ジョンのような監督と組むと、自然にベストを尽くしたくなる」(ニコラス・ケイジ)などなど。ジョン・ウー監督お得意のロングショットもふんだんに盛り込まれているようなので、ジョン・ウー監督作品が好きな人はぜひ。www.asahi.com/culture/movie/K2002082300973.html

中国映画の次代担う3女優、最新主演作を語る。中国語圏を中心に活動をしている20代後半の3人の女優、趙薇(チャオ・ウェイ)、徐静蕾(シュー・ジン・レイ)、周迅(ジョウ・シュン)が紹介されているなり。中国出身の女優というと、日本では張芸謀監督の「初恋のきた道」や、台湾出身のアン・リー監督の「グリーン・デスティニー」などに主演していた章仔怡(チャン・ツィー)がおなじみなりが、趙薇は中国語圏の「30歳以下の女優収入ランキング」で堂々の1位(ちなみにケリー・チャンが2位、チャン・ツィーは5位)という超売れっ子。先日、日本の旭日旗を模した洋服を着たとして中国マスコミに激しいバッシングを受けていたり、映画「少林サッカー」ではその美貌を特殊メイクでわざと隠して饅頭屋のさえない娘を演じていたりと、何かと話題の多い人なりね。饅頭屋のメイクはちょっと酷かったなりが、その素顔はめちゃくちゃ美人。いやはや、驚愕なり(笑)。まだ日本での認知度は低いなりが、アジア映画界注目の女優なので、アジア映画好きな方はぜひご注目を。他の2人(徐静蕾と周迅)については、コ○助はまだよく知らなかったなりよ。これから勉強したいと思いますなり。[日本唯一の公認ファンクラブ「趙薇迷倶楽部」]www.asahi.com/culture/update/0822/002.html

映画「バイオハザード」のポール・アンダーソン監督インタビュー。8月31日から公開される「バイオハザード」なりが、単なるゲーム映画の枠を超えて、なかなか面白いとの評判が。コ○助も怖い映画は嫌いなのであまり観ないなりが、ミラ・ジョヴォヴィッチは観たいので、恐らく劇場に足を運ぶことになりそうなり。「僕は本当にゲーム『バイオハザード』の大ファン」「この映画は僕が見て育った映画にオマージュを捧げられるんじゃないかと思いました」「ず〜〜っと恐い、不吉な雰囲気は出したかったのです」などなど。音楽にはマリリン・マンソンが起用されているなりか。ピッタリすぎるなり(笑)。「バイオハザード」の公式サイトにはミラ・ジョヴォヴィッチとポール・アンダーソン監督の超ロングインタビューも掲載されているので、気になる方はそちらもご参照下さいなり。また、31日の公開に先立って24日には全国各地で先行オールナイトも実施されるので、そちらもぜひ。www.cs-tv.net/movie/press/press_detail_04620.html

シネコン効果、映画産業に復活の兆し。シネコンが各地に建設されてスクリーン数が急増していることや、映画「千と千尋の神隠し」の爆発的なヒットもあって2001年の業界全体の興行収入が史上初の2000億円突破。長年斜陽産業に甘んじていた映画業界に復活の兆しが見えてきたと分析している記事なりが、実際のところはそんな楽観するような状況では無いような。昨年の興行収入に関してはあくまでも「千と千尋の神隠し」のヒットがあってこその2000億円突破なので、今年は昨年よりも業界全体の興行収入も入場者数も減少に転じるだろうし、あまりこういった数字に一喜一憂することも無いのではないかと。もちろん、シネコンが増えていること自体は歓迎すべきことなりが、いつもガラガラのシネコンばかりでは意味が無いなりからね。シネコンも運営母体が大手配給会社という場合が多いので仕方のないことなりが、どこもかしこも同じメジャー作品を上映しているのではせっかくの豪華な設備が宝の持ち腐れというもの。もっと邦画やミニシアター系の作品がシネコンで上映されるようになってこそ、映画ファンの裾野が広がり、業界全体の興行収入も入場者数も伸びて行くのではないかと。そういった意味での今後のシネコンの変化に期待したいものなり。www.yomiuri.co.jp/02/20020818i411.htm

ドイツのレニ・リーフェンシュタール監督が48年ぶりの新作を公開。レニ・リーフェンシュタール監督は今月22日に100歳になる女性映画監督。ナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーの要請によりナチス党大会の模様を収めたドキュメンタリー映画「意志の勝利」を製作したことなどから、第二次世界大戦後に戦犯として連合国に捕らえられ4年間に渡り投獄。その後ユダヤ人虐殺に荷担していなかったことが立証されたために最終的には無罪判決が出たものの、「ナチの協力者」として中傷を浴びせられ続けたことで表舞台から姿を消していたなり。コ○助は残念ながらレニ・リーフェンシュタール監督の作品は観たことが無いなりが、1936年のベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア(民族の祭典)」と、「意志の勝利」は純粋にドキュメンタリー映画としては素晴らしい作品なのだとか。ちなみに1993年にはレニ・リーフェンシュタール監督を追ったドキュメンタリー映画「レニ(原題:THE WONDERFUL HORRIBLE LIFE OF LENI RIEFENSTAHL)」が製作されているようなりが、たまにミニシアターなどで上映されているものの、ビデオ化などはされていないようなり。で、48年ぶりに製作された新作は「水中の印象(Underwater Impressions)」という海洋ドキュメンタリー作品で、スキューバ・ダイビングを72歳から始めたレニ・リーフェンシュタール監督自身が海に潜って撮影したのだとか。何たるバイタリティ。どんな作品なりかね。ドキュメンタリー映画は好きなので、ぜひとも観るチャンスが欲しいところなり。[伝説のドイツ女流映画監督、半世紀ぶりに新作公開]www.cnn.co.jp/showbiz/K2002081701174.html

藤原紀香主演の香港映画「SPY_N」が公開2週間で打ち切り。SPY_N」は7月20日から公開が始まった香港映画で、「藤原紀香海外進出」「国際スターNORIKA誕生」「ハリウッドの限界を超えた」との触れ込みだった作品。この映画のプロモーションの一環として流された噂の可能性もあるなりが、共演した香港スターのアーロン・クォック(郭富城)との熱愛報道くらいしか話題もないまま、わずか2週間程度で公開が打ち切られてしまったようなり。2週間ってのはちょっと短すぎなりよねぇ。元CMの女王藤原紀香には、ファンも演技は期待していないということなりか。CMの女王の座を菊川怜に追われ、女優としての道もイバラの道。31歳の藤原紀香のポジションが危うくなって来たようなり。ところで、「アジアのダンスキング」と呼ばれるアーロン・クォックは17日まで来日公演中なりが、掲示板に寄せていただいた情報(>マリンスノーさん、サンキュなり!)によると、8月14日に大阪の厚生年金会館で行われた公演では「仮面の忍者赤影のような忍者を従えて踊るアーロン」「蛍光日本刀抜いておたけび上げるアーロン」という、和風アーロンが見られたのだとか(笑)。香港四天王恐るべし。ちょっと見てみたいものなり。news.www.infoseek.co.jp/Content?arn=gend_entame_0713712&sv=SN&svx=300501&sec=entame&ud9=-7&ud10=A&pg=article.html

アーノルド・シュワルツェネッガー、映画「ターミネーター3」の撮影現場を公開。日本の報道陣限定で初めて撮影現場が公開されたようなり。「ターミネーター3」は1億7000万ドルの予算をわずか2ヶ月間で使い切ってしまい、まだ撮影すべきシーンがいくつも残されていることから、一時「撮影中止か」との噂が流れたなりが、実際は着々と完成に向けて撮影は進められているようなりね。撮影中断→公開延期というかたちになることを恐れていただけに、無事に製作されていて何より。この作品、現場でも箝口令がしかれているのか、作品の内容は「女ターミネーターが今回の敵」という設定以外、あまり情報が伝わって来ないなりよね。それだけに、アーノルド・シュワルツェネッガーや関係者の一言一言に注目が集まるなりが、今回の日本の報道陣とのやり取りの中でのアーノルド・シュワルツェネッガーのコメントは「(ターミネーター役は)人間的な特徴を少しずつ身につけていく微妙な変化があって、興味深い役だ」「女性が最も脅威的でパワフルだという設定は、非常に良いアイデアだ」と、当たりさわりの無いもの。やっぱりまだまだ秘密のようなり。来年の公開が待ち遠しいなりね。[シュワちゃん“生涯ターミネーター”宣言]www.sanspo.com/geino/g_top/gt200208/g_top2002081605.html

マドンナ主演の映画「Swept Away」の全米公開が10月11日に決定。一時10月の公開予定日も流れ、そのままお蔵入りの可能性も囁かれていた「Swept Away」なりが、配給会社のソニー・ピクチャーズから全米公開日が正式に発表されたので、無事に公開されるようなりね。ただ、試写の段階であまり評判が芳しくなかったことや、編集の段階でマドンナとガイ・リッチー監督の意見が対立していたという話も出ているので、純粋にガイ・リッチー監督の作風を期待すると拍子抜けする可能性も。夫婦で製作した作品なので、そこが一番怖いところなりよ。特にコ○助はマドンナには何ら思い入れが無く、ガイ・リッチー監督には思い入れが強いだけに心配なところなり。ところで、この記事にはガイ・リッチー監督について「『スナッチ』や『ロックストック&トゥースモーキングパレルズ』など、不可解ながらも好評を得た各作品を手掛けたイギリスのフィルムメーカー」と紹介しているなりが、やっぱり一般的な認識は「不可解」な監督なりかね。面白いのに。www.mtvjapan.com/cgi-bin/news/news.cgi?year=2002&month=08&day=12&no=2

世界で3番目に上映時間が長い映画「戦争と平和」が東京国際映画祭で上映へ。通常映画の上映時間は2時間前後が平均的なりが、この旧ソ連のセルゲイ・ボンタルチェク監督の「戦争と平和」は7時間10分の超大作。今秋開催される第15回東京国際映画祭で特別上映されることになったなり。あまりにも長いので食事付前売り券も発売されるようなりが、こういった作品は一般の劇場では公開できない(1日1回しか上映できないので採算が合わない)ので観る機会が無いだけに、映画祭で特別上映というかたちで観ることができるのは嬉しいなりよね。ちなみに世界で2番目に長いのはナチスによるユダヤ人虐殺を題材にしたフランス映画「SHOAH」(クロード・ランズマン監督)の9時間23分。「SHOAH」はコ○助もオールナイトで観たことがあるなりが、映画を9時間も一気に観るという体験はこの時が初めてだったなりよ。まあ見終わった後の虚脱感、疲労感ったら無かったなり(笑)。確実に腰や臀部が痛くなるので、何度家のソファーで観たいと思ったことか。そうそう、途中で切れかかった集中力を維持するのも大変だったような記憶があるなり。そして世界で最も上映時間の長い映画はドイツのエドガー・ライツ監督の「ディー・ツヴァイテ・ハイマート」。上映時間は25時間32分なりよ・・・。編集しろ・・・とか言っちゃいけないなりよね、きっと。25時間32分でなければならなかった理由があるはずなので、観るチャンスがあればぜひとも観てみたいものなり。ま、25時間32分に比べたら7時間10分なんて短いもの。2時間程度の映画しか観たことがない人が長時間の映画を観ると度肝を抜かされることは間違いないので、ぜひとも「戦争と平和」にチャレンジを。コ○助も「SHOAH」を観た時には相当ビビッたなりよ、色々な意味で。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200208/g_top2002081314.html

成人映画専門の「東梅田日活劇場」に女性専用シートが登場。成人映画館に女性。何だか開放的な時代になってきたなりねぇ(笑)。女性も度胸があるというか、何というか。昔は、というよりも今もなりが、成人映画館なんてのは基本的には男の城であるべきだと思うなりよ。コ○助は残念ながら成人映画館には行ったことが無いなりが、聞く話では映画を観ながら・・・ゴニョゴニョ(笑)。と、そんな人もいるようなので、女性はご遠慮していただいた方が無難のような(笑)。そうそう、そんな話をしたかったのではなく。今、確かに日活ロマンポルノはブームになっているなりよね。特集上映が組まれれば男女問わず、どこでも大入りになっているようだし、コ○助も近所のレンタルビデオ店に行った時に、以前に比べて日活ロマンポルノのビデオに「貸出中」の札が付いていることが多いとは感じているなり。この記事になっている「東梅田日活劇場」が設置した女性専用席は、「周囲にはロープが張られ、席の後ろにはついたても設置されるなどガードが徹底され、若い女性客でも安心して鑑賞できる」ようになっているのだとか。なんと物々しい(笑)。この女性専用席を設置した経緯は「女性客を見て『男を探しに来てんやろ』と勘違いする男性客が痴漢行為をしたこともあった」からだそうで。まあ一般のミニシアターで日活ロマンポルノの特集上映がもっと組まれれば、わざわざ女性が男の城に行く必要も無いだろうし、もっとオープンなかたちで観ることができると思うので、もっとミニシアターで特集上映してくれないなりかねぇ。現在活躍している映画監督の中には大勢日活ロマンポルノ出身の人がいるなりからね。多くの才能が育った畑でもある日活ロマンポルノに関心が集まる流れは大事にしたいところなので、ぜひとも全国のミニシアターには日活ロマンポルノを積極的に上映して欲しいものなり。ちなみに、現在「東梅田日活劇場」で上映されているのは神代辰巳監督の「少女娼婦 けものみち」、小沼勝監督(「リング」の中田秀夫監督の師匠)の「縄と乳房」「女囚・檻」。ナイスセレクションなり。www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020813-04.html

デミ・ムーア、映画「チャーリーズ・エンジェル2」で5年ぶりにスクリーン復帰へ。正確には2000年に製作されたアラン・ベルリネール監督の「薔薇の眠り」という作品に主演しているので2年ぶりなりが、ハリウッドメジャー作品への出演となると1997年のリドリー・スコット監督の「G.I.ジェーン」以来5年ぶりとなるようなり。リドリー・スコット監督はラッセル・クロウ主演の「グラディエーター」で再び名声を勝ち取ったものの、「G.I.ジェーン」の頃は低迷期で、作風に迷いが感じられていたなりよね。故に「G.I.ジェーン」も駄作とのレッテルを貼られることが多く、その作品を最後に子育てに専念していたデミ・ムーアに対しても辛辣な意見が飛び交っていたこともあったなり。でも「ゴースト ニューヨークの幻」以来、90年代を代表する女優としてトップの活躍を続けていたデミ・ムーアのスクリーン復帰は嬉しい限り。「チャーリーズ・エンジェル2」では「犯罪に手を染めた元エンジェル」という役になるようなので、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの主演3人との対決が見られるのかも。何だか凄い個性のぶつかり合いといった感じで、ゾクゾクするなり(笑)。「チャーリーズ・エンジェル2」の全米公開は来年6月のようなので、日本での公開は早ければ来年の夏、遅ければ来年の冬といったところなりか。今から公開が待ち遠しいなり。www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002230

SABU監督の待望の新作「DRIVE」が8月24日から公開へ。SABU監督の作品を初めて観たのは、監督デビュー作だった「弾丸ランナー」。もともと田口トモロヲが好きだったコ○助は田口トモロヲ主演ということで「弾丸ランナー」を観に行ったなりが、まあとにかく走る走る、走りまくる(笑)。実にテンポが良くて、軽快で、クスッと笑わせる演出が随所に見られて。「デビュー作でこんな素晴らしい作品を撮ったSABU監督って何者??」と思い、以降日本映画の中ではコ○助が最優先に観る監督となったなりが、「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」と、一貫した作風を維持しつつも着実に作品の質は上がっているように思うなり。「DRIVE」はそんなSABU監督の新作。主演はSABU監督の作品に全て出演している堤真一に、柴咲コウ、安藤政信、筧利夫、寺島進、大杉漣などなど。若手・中堅・ベテランと絶妙なキャスティングなりね。「MONDAY」でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、「弾丸ランナー」が北米20都市で公開され、シカゴ国際映画祭で「SABU監督特集」が組まれるほど世界も注目しているSABU監督の新作をぜひぜひ。www.sabu-drive.com/

映画「ターミネーター3」が製作費オーバーで撮影中止の可能性も。むむむ、世界中の映画ファンが楽しみにしている「ターミネーター3」なりが、1億7000万ドルの予算をわずか2ヶ月間で使い切ったにも関わらず、膨大な費用のかかるカーチェイスのシーンがいくつも残っていることから、撮影中止が囁かれ始めているというなり。ちなみに高額の製作費を要したハリウッド映画としては、ディズニーのCGアニメ「ダイナソー」が3億ドル、ケビン・コスナー主演の「ウォーター・ワールド」が1億5000万ドル、大ヒット作「タイタニック」は2億ドルなどなど。「ウォーター・ワールド」が1億5000万ドルだと思うと、「ターミネーター3」の1億7000万ドルってのもずいぶん小さく見えるなりが(笑)。まあ世界中で公開されれば恐らく製作費がペイできるくらいのヒットは見込めると思われるので製作中止→お蔵入りということは無いと思うなりが、完成を焦るあまり予算をケチってハンパな作品にならないことだけは祈るなり。news.www.infoseek.co.jp/Content?arn=gend_entame_072574&sv=SN&svx=300501&sec=entame&ud9=-7&ud10=A&pg=article.html

映画の史上ベストテンの1位に「市民ケーン」 が選出。この「映画の史上ベストテン」は英国映画研究所が1952年から10年に1度行っている投票のようなりが、1992年の投票と同様、2回連続でオーソン・ウェルズ監督・脚本・主演の「市民ケーン」が選出されたなり。この手の投票は歴史的な重みもあって古めの作品が選出されることが多いなりが、「市民ケーン」は後のハリウッド映画にその撮影手法や細部に渡るこだわりなど、多大な影響を与えたという意味でも偉大な作品として語り継がれているなりね。公開されたのは1941年。ニューヨーク批評家協会の最優秀作品に選出されたり、アカデミー賞にも9部門ノミネートされるなどそれなりの評価はされていたなりが、興行的には失敗に終わり、ここまで歴史に足跡を残す作品になるとは当時の人には予想もできなかったのではないかと。コ○助は残念ながらまだこの作品を観たことがないなりが、これだけ称賛されている作品なだけに、やはり一度は観ておかねば。機会があればぜひ。www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020809k0000e040053000c.html

映画「バイオハザード」に主演のミラ・ジョヴォヴィッチが来日記者会見。「キックボクシングや空手を学び、初挑戦のワイヤーアクションは3カ月間練習した」「撮影の終わり頃はアザやキズだらけ」などなど。ミラ・ジョヴォヴィッチ、本当に美しいなりよね。9歳でモデルデビューし、12歳の時にリュック・ベッソン監督の「フィフス・エレメント」のオーディションに5000人の中から合格。この作品の成功と共にミラ・ジョヴォヴィッチはスターの座に躍り出たわけなりが、その後リュック・ベッソン監督との短い結婚生活の間に「ジャンヌ・ダルク」にも主演してスターの座を確固たるものにしたなりよね。旧ソ連ウクライナ共和国出身ということを初めて知ったなりが、なるほど、確かにアメリカ系とも、ヨーロッパ系とも違うタイプの美人なり。「バイオハザード」はゲームが題材ということで映画作品としての評価は賛否両論のようなりが、コ○助はミラ・ジョヴォヴィッチが見られればそれで良し(笑)。多分ゲームの設定上、「笑いのないゾンビ映画」という恐ろしい作品になっていると思われるだけに、怖い映画嫌いなコ○助はそこに楽しみを見出すしか無さそうなので・・・。公開は8月31日からなり。www.sanspo.com/cinema/kaiken/0807bio.html

ガイ・リッチー監督とマドンナの夫婦共演で話題の新作「Swept Away」がお蔵入りの可能性も。「Swept Away」は地中海でヨットに乗った金持ちの夫人が見知らぬ土地に流され、そこで出会った船乗りと恋に落ちる物語。1975年に公開されたイタリアのリナ・ウェルトミューラー監督の映画「Swept Away (By an Unusual Destiny in the Blue Sea of August 邦題:『流されて・・・』)」のリメイク作品なりが、試写の段階で「意味が分からない」と酷評されたり、編集を巡って夫婦が対立したりと、かなり完成までに困難が付きまとっているなり。当初の計画では今春の公開が予定されていたものの、編集が間に合わずに10月に延期。ただ、その10月の公開予定も試写の反応が良くないことから再度延期が決定したようで、このまま劇場公開はされずにビデオのみでの発売となる可能性もあるというなり。この作品が「失敗」の烙印を押されてしまっているのはマドンナの主演女優としての魅力不足なのか、それともガイ・リッチー監督の力量不足なのか。でもこれまでの作品を見る限りではガイ・リッチー監督の力量不足という線は考えにくいだけに、前者が問題だったなりかねぇ。夫婦で映画なんて撮るからいけないなりよ、きっと。公私混同もほどほどに。しかし、世界中の映画ファンが待ち望むガイ・リッチー監督の新作なだけに、日本ではキッチリ劇場公開して欲しいところなり。いや、それともいっそ無かったことにするという手も・・・。www.eiga.com/buzz/020806/05.shtml

東京・六本木にシネコン「ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ」が来春オープンへ。現在六本木地区で再開発が行われている「六本木ヒルズ」内にオープンするもので、9スクリーン、総座席数は2053席にも達する巨大なシネコンとなるようなり。六本木にはかつて「シネ・ヴィヴァン・六本木」という有名なミニシアターがあったなりが、数年前に閉館。現在は同じくミニシアターの「俳優座シネマ」があるだけで、映画館空白地帯になりつつあったなりね。まあ渋谷までそう距離があるわけではないので、大作系の映画を観るには移動すれば良いだけの話なりが、でもあれだけ人が集う六本木なので、新たな娯楽施設の誕生は単純に喜ばしいのではないかと。深夜に人出が多い土地柄も考慮して休前日は翌朝までオープンしているなど、六本木ならではの営業形態というのもグッドなり。シネコンは土地の問題もあって郊外から徐々に展開していたなりが、最近は「シネマメディアージュ(台場)」や「品川プリンスシネマ」、そしてこの「ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ」のように都心部にもどんどん展開され始めているなりね。大きいスクリーンに良い音響を兼ね備えたシネコン、ガンガン都心部に進出して欲しいものなり。www.eiga.com/buzz/020806/12.shtml

映画「エルム街の悪夢」のフレディと「13日の金曜日」のジェイソンが共演へ。ヒーロー対戦モノが大流行のハリウッドなりが、今度はホラー映画の二大スターであるフレディとジェイソンが共演、恐怖の対戦を繰り広げるようなり。実はこの企画が存在すること自体は何度も報じられて来ていたなりが、版権問題など、クリアすべき困難が存在していた為に実際に製作に着手するにはかなりの時間を要したなりね。それらもようやくクリアとなり、9月から撮影が開始されるというなり。監督はデビュー作の香港映画「夜半歌聲/逢いたくて、逢えなくて」(レスリー・チャン主演)から一転して2作目に「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」を製作して映画ファンを驚かせたロニー・ユーが担当。あの「チャイルド・プレイ」での「笑えるホラー」路線を見事に踏襲してみせた腕があれば、「エルム街の悪夢」と「13日の金曜日」の共演映画も「笑えるホラー」に仕上げてくれるかも。あまり怖すぎるのはコ○助は観ることができないので、どうかそんな路線でありますように。www.cnn.co.jp/showbiz/K2002080600062.html

江角マキコ、豊川悦司主演の映画「命」がモントリオール世界映画祭に出品へ。「命」は芥川賞作家の柳美里のノンフィクション的な同名小説の映画化。約8年間同棲したかつての恋人で、2000年にガンで他界した故・東由多加氏との関係を描いた作品なり。東由多加氏は東京キッドブラザーズという劇団を主宰(柴田恭平などが輩出された劇団)していた人なりが、柳美里が同劇団の劇団員だったことから交際がスタート。約8年間の同棲を経て破局後、柳美里は他の不倫相手の男性の子を身籠もるも、そちらとも破局。その後再び東由多加氏とヨリを戻し、不倫相手の子供共々東由多加氏が面倒を見ると語っていた矢先にガンで他界してしまったという、悲しいお話なり。監督は山崎まさよし主演の「月とキャベツ」や田中麗奈主演の「はつ恋」で高い評価を受けた篠原哲雄監督。前評判の高い作品なだけに、海外でどの程度の評価を受けるのか興味深いなりね。東由多加氏役の豊川悦司も体重を激減させてガンの闘病シーンを撮影するなど入魂の一作のようなので、その点も必見なり。[東京キッドブラザーズファンサイト]www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20020804_20.htm

張藝謀監督、新作映画「英雄」で世界市場に殴り込み。張藝謀(チャン・イーモウ)監督の作品は世界各国の映画祭で受賞しまくり、熱い支持をされているのは周知の通り。中国の抱える社会問題を批判的に切り取った作品を製作してたびたび中国国内での上映禁止処分を受けるなど体制との衝突を繰り返してきた張藝謀監督なりが、何やら「英雄」では作風を変更。「テンポやアクションなどを、国際的な嗜好に合わせた作品」に仕上がっているというなり。ハリウッド映画のような作風とは対極に位置し、一本筋の通った作品を世に送り出してきたことで高い評価を受けてきた張藝謀監督なりが、どうも同じ中国語圏出身の李安(アン・リー)監督の「グリーン・デスティニー」に刺激を受けてしまったようで。「推手」「恋人たちの食卓」の李安監督の突然の作風転換には驚いたなりが、張藝謀監督も変わってしまうなりかねぇ。「菊豆」や「紅夢」、「初恋のきた道」など長年に渡って素晴らしい作品の数々を生み出してきた張藝謀監督なだけに、どんな作風転換となっているのか期待半分、心配半分。ハリウッド色に染まらないことを祈るなり。ただ、キャスティングはかなり魅かれるものが。「キス・オブ・ザ・ドラゴン」が格好良すぎると評判の李連杰(ジェット・リー)、鞏俐(コン・リー)の後継者として「初恋のきた道」で張藝謀監督の世界観を見事に体現した章子怡(チャン・ツィイー)、王家衛(ウォン・カーウァイ)ワールドでその才能を炸裂させている梁朝偉(トニー・レオン)に張曼玉(マギー・チャン)などなど。とにかくアジア映画界の才能を結集させた作品とも言えるので、楽しみではあるなり。この路線で成功して欲しいような、して欲しくないような。ファンとしては悩めるところなり。[「赤いコーリャン」の張芸謀監督、初のアクション映画に自信]www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=entertainmentnews&StoryID=1288148

スティーヴン・ソダーバーグ監督の新作「ソラリス」が「ハリー・ポッターと秘密の部屋」と激突へ。「ソラリス」は主演にジョージ・クルーニー、プロデューサーにジェームズ・キャメロンを迎えたこの冬全米公開が予定されている超大作。1972年に公開された旧ソ連のアンドレイ・タルコフスキー監督の名作「惑星ソラリス」のリメイクなりが、スティーヴン・ソダーバーグ監督の独自解釈が加えられ、よりスケールの大きいSF作品に仕上がっているのだとか。ここ数年のハリウッドのリメイクブームの中でオリジナルを超えたリメイク作品は恐らくひとつも無いだけに、「オーシャンズ11」に続くリメイク挑戦となるスティーヴン・ソダーバーグ監督がどういった手腕を見せてくれるのか、楽しみなりね。あのオリジナルで見られた水の美しさがリメイクでも表現されているかどうか。で、そうそう。全米での公開時期が当初予定よりも早くなり、ハリー・ポッターシリーズ第2弾の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」とほぼ同時期に公開されることになったようなり。「ソラリス」が「ハリー・ポッター」のロケットスタートを阻止することができるかどうかも注目なりね。[S・ソダ−バーグ監督『惑星ソラリス』ロケ現場潜入ルポ!]www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0002191

映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」の観客動員が伸び悩み。今年は大作映画が例年に比べると少ないことから、当初から大作映画同士による相乗効果が得られないために辛めの予想は立てられていたなりが、「エピソード2」も予想を遙かに下回る観客動員で苦戦を強いられているようなり。具体的には「エピソード2」は当初興業収入170億円を目指すという大風呂敷を広げていたものの、夏休みシーズンに入ってからは客足が鈍化し始めており、このまま行くと前作の興行収入である129億円をも下回る可能性があるのだとか。アメリカでもロケットスタートの後に急に客足が途絶えてしまうという流れになっていたなりが、同じ流れが日本でも見られるなりね。もう「スター・ウォーズ」というブランドにそれほどの神通力が無くなってきてしまったなりかねぇ。まあ作品数が通算5作目となってスケールが大きくなりすぎたが故に、全くこれまでシリーズを観てみない人にはサッパリ分からない話になってきてしまっているのも、興行収入が思うように伸びない要因かもしれないなり。一見さんがなかなか入り込みにくいということなりね。まあそれでも興行収入が100億円を突破はするだろうし、それはそれでかなり凄いことではあるなりが・・・。news.www.infoseek.co.jp/Content?arn=gend_entame_0713657&sv=SN&svx=300501&sec=entame&ud9=-7&ud10=A&pg=article.html

金城武主演の映画「Returner」の世界配給が決定。ミラ・ソルビーノと共演した「ニューヨーク・ディドリーム」でハリウッドデビューを果たしている金城武、「シャイン」のスコット・ヒックス監督の「ヒマラヤ杉に降る雪」で同じくハリウッドデビューを果たしている鈴木杏、監督デビュー作「ジュブナイル」でイタリア・ジフォーニ映画祭・子供映画部門最優秀賞を受賞するなど国内外で高い評価を誇るVFX技術を持つ山崎貴監督という才能が結集した作品でもあるので、世界配給にもある意味納得。松明を持った女神や羽の付いた馬でおなじみのソニー系列のコロンビア・トライスター社によって世界に向けて配給されることが決定したようなり。CGを使った日本映画は何だか作りが貧弱なものが多かったなりが、予告編を見た限りでは「Returner」は意外と良い感じかも。世界配給によって海外にも新たな日本映画の息吹を伝えられると良いなりね。でもその前に日本でもある程度ヒットしてもらわねば。コ○助はちょっと観てみたいなりよ、本当に。それにしても鈴木杏は育ち盛りという感じで、見かけるたびにちょっとふくよかになって行くのが気になるなりねぇ・・・。TBS系ドラマ「青い鳥」の頃はガリガリだったのに。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200208/g_top2002080208.html