過去ログなり。

 

ホーム > 過去ログ
<映画>  2002年03月29日 (Fri)更新

 

アメリカ映画界の巨匠、ビリー・ワイルダー監督が肺炎のため死去。ビリー・ワイルダー監督といえば、アメリカの古き良きコメディー映画の大巨匠。特にジャック・レモンとシャーリー・マクレーン主演の名作「アパートの鍵貸します」では、1960年のアカデミー賞を計6部門(作品賞・監督賞・脚本賞・美術監督賞・装置賞・編集賞)受賞、ヴェネチア国際映画祭の主演女優賞受賞など、輝かしい評価を受けた作品で有名なり。また、日本でもかなり人気の高い作品としては、マリリン・モンロー主演の「お熱いのがお好き」あたりも。三谷幸喜がビリー・ワイルダー監督に傾倒しているのは有名な話なりが、昨年フジテレビで放送された「三谷幸喜からビリー・ワイルダーへ」という三谷幸喜とビリー・ワイルダー監督の対談番組を見て、コ○助もかなりビリー・ワイルダー監督に興味を持っていたなりよ。コ○助が好きな三谷幸喜の原点がビリー・ワイルダー監督と言われては、興味を持たないわけにいかないじゃないなりか。その後何作品かビデオで観たなりが、確かに面白い。いや、本当に面白いなりよ。95歳と高齢だった為、近年はもう作品を作ることは無かったなりが、亡くなられたのはやはり悲しいところなり。ぜひ機会があれば観てみて欲しい作品が山ほどあるなりよ。騙されたと思って、一度ぜひぜひ。とにかく、ご冥福をお祈りしますなり。www.asahi.com/obituaries/update/0329/001.html

スタジオジブリ、今夏公開の最新作「猫の恩返し」の製作を発表。既に今夏2本の作品を同時に公開することは発表されていたなりが、正式な製作発表が行われたなり。「猫の恩返し」の監督は宮崎駿監督ではなく、新人の森田宏幸監督。「耳をすませば」の原作者・柊あおいが原作に加えてマンガも手掛けた作品で、「耳をすませば」と同じ世界観の中での物語となるようなり。また、声優として起用されるのは池脇千鶴、丹波哲郎、岡江久美子ら。コ○助は基本的にはジブリ作品を観ない人ではあるなりが、「耳をすませば」だけは、何だかほんわかして良かったという記憶があるなりよ。まあそれもうっすらとした記憶なりが(笑)。「猫の恩返し」もちょっと楽しみなりが、それよりも、早く「千と千尋の神隠し」を観なくては。って、まだ観てない(笑)。何度同じ事を言ってるんだか・・・。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-020327-02.html

映画「ブラックホーク・ダウン」のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーインタビュー。ジェリー・ブラッカイマーといえば、古くはトム・クルーズ主演の「トップ・ガン」、最近ではニコラス・ケイジ主演の「コン・エアー」、ブルース・ウィリス主演の「アルマゲドン」、そして物議を醸した「パール・ハーバー」などなど、ヒット作を連発しているプロデューサーとしておなじみなりが、リドリー・スコット監督の最新作「ブラックホーク・ダウン」でもプロデューサーを務めているなりね。彼が手掛ける作品は賛否はいろいろあるなりが、まあハリウッド万歳、アメリカ万歳的なスタイルを貫き通しているのは、それはそれで良いのでは無いかと。映画界が同じ方向だけ向いていても面白く無いなりからね。「ブラックホーク・ダウン」にも注目をしている方はぜひぜひ。ちなみに、辛口映画評で話題の井筒和幸監督は「ブラックホーク・ダウン」について「なんでアメリカを褒め称えてる映画に金払わなアカンねん」というような事を言っていたなりよ。参考までに(笑)。www.zakzak.co.jp/geino/n-2002_03/g2002032603.html

アカデミー賞を獲得した映画「ビューティフル・マインド」で日本人女優リエナ・ノムラがデビュー。リエナ・ノムラって誰?と思ったなりが、どうもゴダイゴの「ガンダーラ」「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」「銀河鉄道999」といった数々の名曲の作詞を手掛けた奈良橋陽子の娘だとか。ちなみに奈良橋陽子は舞台で何度も再演されている「THE WINDS OF GOD」の映画版の監督や、スティーブン・スピルバーグ監督の日本・アジア圏キャスティング・ディレクターを務めるなど、幅広い活躍をしているようなり。で、リエナ・ノムラなりが、アメリカの演劇スクールを卒業後、「ビューティフル・マインド」に学生役としてちょろっと出演、ハリウッドデビューを果たしたようなり。どの程度の出演なのかはこの作品を未見なので分からないなりが、「アルマゲドン」の松田聖子くらいでないことを祈るなり。www.sponichi.com/ente/200203/26/ente71137.html

第74回アカデミー賞、「ビューティフル・マインド」が作品賞と監督賞を受賞。と、言うわけでアカデミー賞直前に起こった「モデルの人物を美化しすぎている」というバッシングキャンペーンにもめげず、見事に作品賞と監督賞を受賞したなり。「ビューティフル・マインド」はこの他にも助演女優賞(ジェニファー・コネリー)と脚色賞を受賞しているので、4部門を受賞したことになるなりね。一方、12部門ノミネートで話題となった「ロード・オブ・ザ・リング」なりが、こちらは主要7部門(作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本)での受賞は無く、撮影賞、メイクアップ賞、作曲賞、視覚効果賞の4部門受賞に止まってしまったなり。これはちょっと寂しい結果なりが、まああの作品は確かに役者よりも映像に重点が置かれている感は否めないので、この結果も仕方ないなりか。ま、これにて今年のアカデミー賞は終了。皆さんの予想通りの結果になったなりか?www.asahi.com/culture/update/0325/002.html

第74回アカデミー賞、主演男優賞は「トレーニング・デイ」のデンゼル・ワシントンが受賞。おお、これまた意外な。主演男優賞候補には「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウ、「アリ」のウィル・スミスといった強敵がいたなりが、「トレーニング・デイ」の悪徳刑事役の好演が光ったデンゼル・ワシントンが受賞したなり。受賞後の記者会見では涙ぐむ姿も。デンゼル・ワシントンはこれまで「マルコムX」「ザ・ハリケーン」で2回主演男優賞にノミネートされ、受賞を逃していた(助演男優賞は「遠い夜明け」でノミネート、「グローリー」で受賞経験アリ)なりね。今回の受賞はラッセル・クロウを抑えての受賞ということと、3度目の主演男優賞ノミネートでの受賞ということで、喜びもひとしおなのではないかと。ちなみに、黒人俳優が主演男優賞を獲得したのは38年ぶり、主演女優賞のハル・ベリーと共に、両部門を黒人俳優が獲得したのは史上初の快挙だというなり。まあ黒人・白人という分け方が既にナンセンスなりが、記録的にはそんな感じで。www.sankei.co.jp/news/020325/0325bun112.htm

第74回アカデミー賞、主演女優賞は「チョコレート」のハル・ベリーが受賞。「チョコレート」は日本では8月の公開とまだ先なりが、肉親を失った家族を描く作品という、とても心温まる作品のようなり。ハル・ベリーはブライアン・シンガー監督の「X-MEN」や、ドミニク・セナ監督の「ソード・フィッシュ」といった話題作に出演し、着実にキャリアを積み上げてきた人なりね。主演女優賞の候補には「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマンが最有力、「ブリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガーあたりもかなり有力と言われていたなりが、こういった意外性のある受賞もアカデミー賞の面白いところではあるなり。今後要チェックの女優さんなりね。www.sankei.co.jp/news/020325/0325bun105.htm

第74回アカデミー賞、新設の長編アニメーション部門は「シュレック」が受賞。今年から新設された長編アニメーション部門にノミネートされていたのは、日本未公開の「JIMMY NEUTRON: BOY GENIUS」と、日本でも公開されヒットした「モンスターズ・インク」と「シュレック」の計3本。下馬評ではディズニー&ピクサーの「モンスターズ・インク」とドリームワークスの「シュレック」の一騎打ちと言われていたなりね。今回「シュレック」が受賞したことは結構大事件。これまでアニメ映画というとディズニーの独壇場だったなりが、そこにドリームワークスが「アンツ」や「プリンス・オブ・エジプト」、20世紀FOXが「アナスタシア」を引っ提げて殴り込みをかけたものの撃沈した歴史があるだけに、ドリームワークスの作品がアカデミー賞を受賞したということは一つの大きな転機になるかもしれないなりね。雪辱を果たしたかたちになるわけなり。でも、こうやってディズニー以外にも優秀なアニメーションが出てくるのは市場としては良いことなはず。今後も素晴らしい作品を生みだして欲しいなりね。www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20020325k0000e030046000c.html

アニメ映画「ICE AGE」が全米公開、アニメ映画史上3番目の興行成績で発進。「ICE AGE」は日本では今年8月に公開予定のフルCGアニメで、氷河期にタイムスリップしてしまった赤ちゃんを救出するべく、氷河期の動物たちが繰り広げるスペクタクル・アドベンチャー作品。この作品が全米で公開され、絶好調な出足を見せているようなり。実はこの「ICE AGE」。これまで「アナスタシア」や「タイタンA.E.」といった2Dアニメで興行的に失敗続きだった20世紀FOXの3Dアニメ第1弾という入魂の一作なのだとか。アメリカではアニメ映画が興行収入を塗り替える記録的なヒットを飛ばしており、その市場が徐々に大きくなってきているだけに、20世紀FOXの命運を握っている作品とも言えるわけなり。最近ヒットしている「モンスターズ・インク」や「シュレック」も評判がかなり良いなりからね。「ICE AGE」もかなり楽しみな作品なり。今年の夏の目玉になりそうなりね。[「ICE AGE」公式サイト]www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20020323CF1I018923.html

宮沢りえ主演の香港映画「華の愛〜遊園驚夢」が5月から公開。昨年宮沢りえがモスクワ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞し、東京国際映画祭でも絶賛されたということで話題になった作品なりが、ようやく公開されるなりね。共演は、人気の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズで一躍大スターとなったジョイ・ウォン(日本映画「北京原人」にも出演していたのは公然の秘密らしいなり)。ジョイ・ウォンって綺麗な女優さんなりよね。コ○助も結構好きな女優さんなり。役どころとしては、ジョイ・ウォンが男装の麗人、宮沢りえが崑劇の歌手という設定。宮沢りえの演技が何とも艶めかしいとの評判なり。ここ数年、ようやく本格的に仕事が増えてきた感があるだけに、この作品を機にさらに映画女優としての道を進んで行けると良いなりね。[作品紹介]www.sanspo.com/geino/g_top/gt200203/g_top2002032203.html

文化庁、今年度の文化庁優秀映画賞の受賞作品を発表。グランプリにあたる優秀映画大賞には長編部門が橋口亮輔監督の「ハッシュ!」、短編部門は田部純正監督の「石を積む―石垣と日本人―」がそれぞれ選出されたなり。橋口亮輔監督は1992年に「二十才の微熱」がPFFで大絶賛を受け、1995年の第2作「渚のシンドバット」も第26回ロッテルダム映画祭とダンケルク映画祭でグランプリを受賞、そして「ハッシュ!」もカンヌ国際映画祭で絶賛されるなど、内外で非常に評価の高い監督なりね。ちなみに橋口亮輔監督は、「二十才の微熱」の時にゲイであることをカミングアウト、その後の作品は全てゲイ絡みという、日本では珍しいスタイルも特徴。でもコ○助もこれまでの作品を両方とも観たなりが、特にゲイを意識しなくても楽しめる作品だったなりよ。海外でも勝負できる数少ない監督なだけに、まだ作品を観たことがない方はぜひ観てみて下さいませ。www.yomiuri.co.jp/04/20020319ic44.htm

クエンティン・タランティーノ監督の新作「Kill Bill」に千葉真一が出演へ。日本が世界に誇るアクションスターと言えばやはりJJ Sonny Chibaこと千葉真一。1991年製作の「エイセス・大空の誓い」で念願のハリウッドデビュー、1998年製作の香港映画「風雲 ストームライダーズ」では第18回香港電影金像奨の主演男優賞に外国人として初めてノミネートされるなど、活躍の場を広げている千葉真一。そんな彼の念願のハリウッド進出第2弾が、鬼才クエンティン・タランティーノ監督の新作になるとは。世界が注目するクエンティン・タランティーノ監督の新作なだけに、これは千葉真一からも目が離せないなりね。コ○助の中で「ベスト・オブ・千葉真一」は「戦国自衛隊」なりが、これを超える作品になるかどうか。かなり楽しみなり。www.eiga.com/buzz/020319/02.shtml

映画「ミスター・ルーキー」に主演している長嶋一茂インタビュー。「だれでも本当はピッチャーをやりたい」「(自分の子供が野球選手になるとしたら)オヤジが成功して、ボクが失敗したから、隔世遺伝で成功する可能性もある」「阪神が強くないと、野球界がやばい」などなど。「ミスター・ルーキー」は長嶋一茂扮する覆面投手が阪神を優勝へ導くというストーリー。その現実離れした設定から製作発表の段階ではどうなることかと思ったなりが、試写を観たという人たちの話を総合すると、意外と面白い作品になっているようなり。日本の野球映画はあまり大ヒットしたものが無いなりが、せめて真田広之がヤクルトの選手として主演していた「ヒーローインタビュー」を超えるようなヒットになると良いなりね。コ○助も観てみたいような、観なくても良いような。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200203/g_top2002031704.html

アカデミー賞最有力の呼び声高い映画「ビューティフル・マインド」に批判が噴出。「ビューティフル・マインド」はノーベル経済学賞を受けた実在の数学者であるジョン・ナッシュ氏をモデルにした作品で、主演はラッセル・クロウ、監督はロン・ハワード。批判されているのはナッシュ氏が同性愛者であることや反ユダヤ主義者であることなどを描かず、「主人公を美化」しているという点。まあ映画という2時間の枠のなかでいろいろな要素を詰め込みすぎると話の本筋と全く関係ないところで、分かりにくい作品になってしまうことは往々にしてあることなので、ある程度カットしてしまうのは仕方がない気も。ドキュメンタリー番組を作ったわけでは無いし・・・。果たしてこういった批判の最中に行われるアカデミー賞で、「ビューティフル・マインド」は受賞することができるのかどうか。注目なり。[「ビューティフル・マインド」公式サイト][「ビューティフル・マインド」原作者、ナッシュ批判に反論][「ビューティフル・マインド」モデルの数学者、米テレビ番組で映画について語る]www.sankei.co.jp/news/020314/0314bun083.htm

世界的映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)監督、「ハリウッド進出は無い」と断言。「ハリウッドで撮影はできない。私にハリウッドスタイルの映画は作れない」と語り、今後のハリウッド進出について否定的な見解を示したなり。最近、中国や香港を代表する映画監督が相次いでハリウッドに渡り、高い評価を受けるようになっていることから、ハリウッドでも張芸謀監督をアメリカに連れてこようという動きがあるようなりが、張芸謀監督自身は否定的な立場でいるようなり。張芸謀監督の作品は中国政府に上映禁止処分を受けるなど、時に反体制的な思想と取られることもあるなりが、やはりあの作風は中国の社会の暗部をえぐり取るような描写が良いわけであって、ハリウッド向きでは無いのも確かなり。コ○助的にはやはり中国語文化圏映画の巨匠である陳凱歌(チェン・カイコー)監督がハリウッドに進出して、これまでと全く異なる作風の映画を撮るようになってちょっと悲しいものが。それはアン・リー監督にも言えることなりが・・・。なので、張芸謀監督がハリウッド志向で無いことで一安心。これからも中国を舞台にした作品をたくさん製作していって欲しいものなり。www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=entertainmentnews&StoryID=698684

テクモ、人気3D格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」を実写映画化すると発表。ナムコの「鉄拳」の映画化に続いて、格闘ゲームの実写映画化が発表されたなり。う〜む、微妙(笑)。「鉄拳」の映画化が発表された時も「微妙だなぁ」と思ったなりが、「DEAD OR ALIVE」はその上を行く微妙さ。ゲームの世界では確かに「DEAD OR ALIVE」は人気のあるゲームなのかもしれないなりが、一般的には・・・。映画化となると、ゲームユーザーをターゲットにしただけでは製作費がペイできないはずなので、題材があまりにゲームゲームしていると、興行的に成功することは難しいと思うなりが・・・。公開は2003年ということで、さっそく製作に向けて動き出すようなりが、どんな作品になるのか怖いもの見たさで気にはなるかもお(笑)。とりあえず、キャスティングを楽しみに待つとするなり。「鉄拳」とキャストを見比べるのも面白いかも。www.tecmo.co.jp/company/dc20020314.htm

ドラマ、舞台で好評だった桐野夏生原作の「OUT」が映画化、今秋公開へ。コ○助はこの「OUT」、ドラマも舞台も観たなりが、4人の主婦による「バラバラ殺人事件」という凄惨なテーマにも関わらず、大好きな作品だったりするなり。ドラマは1999年にフジテレビで放送されたなりが、この時主婦4人を演じたのが田中美佐子、渡辺えり子、原沙知絵、高田聖子。舞台は2000年に自転車キンクリート STOREが上演し、大絶賛を受けたなりが、この時の主婦4人は元宝塚のスターで舞台を中心に活躍している久世星佳、竹内都子、松本紀保、歌川椎子。この舞台は「脚本:飯島早苗 演出:鈴木裕美」という豪華なコンビで制作されたのも話題だったなり。確か最近また再演されていたような。で、今回の映画の主婦4人は原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美。いずれも絶妙なキャスティングだと思うなりよ。キャラクターの個性が、キャスティングの段階で把握できるなりね。映画版は予算が一番多いだけあって豪華なキャスティングな上に、ドラマや舞台では表現できなかった、原作に忠実な表現の仕方もできると思うので、「OUT」ファンとしてはかなり期待かも。ただ、監督がこれまであまりヒット作の無い平山秀幸監督というのが若干心配なところなりが・・・。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/03/14/04.html

20世紀FOX、「ドラゴンボール」の映画化権を獲得したと発表。製作費は1億ドルと巨額となる模様で、実写で製作。早ければ2004年にも公開されるようなり。「ドラゴンボール」は「美少女戦士セーラームーン」などと並んで海外でも飛び抜けた人気を誇るアニメなりが、実写となるとまた微妙な気も。原作があまりにもヒットしてしまったが故に、原作のイメージが強すぎて恐らく実写ではそのイメージに勝てないような気がするなりが・・・。「ドラゴンボール」はかなり壮大なスケールの話なので、どの部分を映画化するのかもかなり気になるところなりね。小さい頃の孫悟空やクリリンは実写では見るに耐え無そうなので多分後期部分の話がメインなのではないかと、勝手に予想をしてみるなりが、果たしてどうなることやら。ハリウッド版「北斗の拳」のようなオチになりませんように。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-020313-03.html

全米監督組合賞、2001年最優秀監督は「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督に。「ビューティフル・マインド」は精神障害に苦しみながらノーベル経済学賞を受賞した、天才数学者ジョン・フォーブス・ナッシュを描いた作品で、主演はラッセル・クロウ。先に行われたゴールデングローブ賞で作品賞・主演男優賞・助演女優賞・脚本賞の4部門を制した話題作なり。ロン・ハワード監督は「バックドラフト」「アポロ13」「身代金」など、なかなか良い作品を作ることで定評のある人なりね。「ビューティフル・マインド」は今年の第74回アカデミー賞にもノミネート(作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞など)されており、「最有力」との呼び声も高いだけに注目なり。日本公開は3月30日から。コ○助もなにげにちょっと興味が。www.zakzak.co.jp/geino/n-2002_03/g2002031101.html

日本のドキュメンタリー映画の鬼才・原一男監督インタビュー。「これまで映画を作ってきた動機は、時代を変えたいという思いにつながっていた」などなど。原一男監督、ご存知なりか?コ○助は大学生1年生の時に「神軍平等兵」こと奥崎謙三を追ったドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」を観てガツンと強烈なパンチを喰らい、原一男監督の虜に。その後大学生の頃に短い期間通っていた映画学校で原一男監督の講演を何度か聞き、すっかりハマってしまったなりよ。コ○助にドキュメンタリー映画の面白さを教えてくれた人でもあるなり。これまで原一男監督は1972年の「さようならCP」、1974年の「極私的エロス・恋歌1974」、1987年の「ゆきゆきて、神軍」、1997年の「全身小説家」と4本のドキュメンタリー映画を製作、どの作品も高い評価を受けて「ドキュメンタリー映画の鬼才」と呼ばれているなりね。そんな原一男監督の次回作は、ドキュメンタリー映画ではなく、初の劇映画になるとか。ファンとしてはかなり気になる作品なり。とかくドキュメンタリー映画というと、抵抗を覚える人も多いようなりが、原一男監督の作品を観たらちょっと考え方が変わるかも。ぜひ一度はご覧下さいませ。[映画監督 原一男さんに聞く〈上〉「70年代的な」表現者][映画監督 原一男さんに聞く〈中〉批判、攻撃から建設へ][映画監督 原一男さんに聞く〈下〉次代への期待と失望]www.yomiuri.co.jp/life/cinema/articles/ci2030801.htm

「モーニング娘。」の地域活性化映画第2弾「とっかえっ娘。」が23日から公開。「とっかえっ娘。」(出演:石川梨華・吉沢ひとみ・加護亜依)はつんくタウンFILMSが推進する「マイタウン デジタル映画 プロジェクト」の一環で制作された映画で、通常の映画館で上映はされず、公民館などの公共施設で上映されるのが特徴。第1弾の「ナマタマゴ」(出演:飯田圭織・矢口真里・後藤真希・辻希美)は今年1月に東京近郊で上映されたなりが、これが結構評判が良かったようで、その余勢を駆って第2弾「とっかえっ娘。」が公開される運びとなったなり。まあアイドル映画なので、純粋な映画作品として楽しめるかどうかは微妙なりが、新しい試みではあるので、このプロジェクトが活性化していくと良いなりね。www.sanspo.com/geino/g_top/gt200203/g_top2002030905.html

工藤夕貴、日本・イラン合作映画「風の絨毯」で製作・主演へ。女優・工藤夕貴はコ○助はなにげにデビュー作で石井聰亙監督の代表作でもある「逆噴射家族」から見続けているので、結構好きな役者さんだったりするなりよ。相米慎二監督の「台風クラブ」、ジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」、今井正監督の「戦争と青春」などなど。どれもなかなか印象深いなり。ハリウッドに渡ってからの代表作であるスコット・ヒックス監督の「ヒマラヤ杉に降る雪」も、評判通りなかなか良い作品だったなりね。今回の「風の絨毯」は「飛騨高山で約150年前の祭山車が復元された際、見送り幕と呼ばれる飾り付けにペルシャ絨毯を使った実話がベース」と、かなり地味目なテーマではあるなりが、工藤夕貴が惚れ込み、そして日本とイランの初めての合作映画ということで、ちょっと注目をしたいところなり。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/03/07/02.html

内山理名、長澤雅彦監督の映画「卒業」で映画初主演へ。長澤監督はデビュー作が真中瞳主演の「ココニイルコト」、2作目が色々な意味で問題作の長瀬智也主演の「ソウル」と、日本映画界では注目株のようなりが、一般的に評価が高い監督かと言われれば、微妙に違うような気も。「ソウル」が「『シュリ』を意識しすぎ」「話が二番煎じ」と酷評されるなど、ミソを付けてしまった感も。でもまあこういう商業路線を突っ走る若手監督としては注目なりか。主演の内山理名のほかに共演は堤真一、夏川結衣、アリtoキリギリスの石井正則などなど。コ○助は内山理名の演技は映画「GO-CON!」でしか見たことが無いなりが、なかなか印象に残る演技だったように思うなり。って、「GO-CON!」を見てるコ○助っていったい・・・。ま、長澤監督も「卒業」で「ソウル」の汚名返上となるか。注目なり。www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2002/03/06/02.html

阪神を題材にした映画「ミスター・ルーキー」に主演した長嶋一茂が記者会見。「でき上がりを見ると、ボクのピッチングフォームに問題があって・・・」「(長嶋茂雄氏には)ボクとしては恥ずかしくて見てほしくないのが本心です」などなど。そうそう、この間星野監督が「投手役なのに野手投げ」という指摘をしていたのを聞いてちょっとガックリしていたなりが、本人もそれを認めてるなりか(笑)。さて、この映画。コ○助は阪神ファンながら長嶋一茂が主演ということもあってあまり興味が湧かないでいたなりが、公式サイトを見たら「全編ソニー製の24フレームデジタルHDシステム、シネアルタ(CineAlta)で撮影・編集されています」との一文が。これってハードディスクに映像を記録、ノンリニア編集をしても全く画質が劣化しない完全デジタルな撮影方法じゃないなりか。全編フィルムを使わないで撮影されている次世代方式なわけなり。これは映画ファンとしてちょっと興味があるかも。井坂聡監督の作品も好きな作品は多いので、ここはひとつ長嶋一茂主演というのは割り切って、観に行ってみるなりかねぇ。[公式サイト]www.sanspo.com/geino/g_top/gt200203/g_top2002030511.html

黒沢明監督の名作「七人の侍」が42年ぶりにハリウッドリメークへ。「七人の侍」が1960年にジョン・スタージェス監督が「荒野の七人」としてリメークしたのは有名な話なりが、42年の時を経て再びリメークされることになったなり。監督やキャストはまだ未定で、年内にも製作が開始される模様。黒澤監督作品は国内では「姿三四郎」「野良犬」「羅生門(→『MISTY』)」、ハリウッドでは「用心棒(→『ラストマン・スタンディング』」などがリメークされているなりが、やはり何と言っても「七人の侍」は不朽の名作。何年経っても色あせることの無い輝きを放っているので、再びリメーク作品として白羽の矢が立つのも納得。ただ、近年のリメークブームを見ていると、必ずしも良作に仕上がっている作品ばかりというわけでは無いので、そこが心配なところなりが。ま、どんな製作陣で臨むのか、続報を待つべし。www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-020304-04.html

この春最大の話題作「ロード・オブ・ザ・リング」が公開、初日は大盛況に。ようやく全国で封切りされた「ロード・オブ・ザ・リング」なりが、公開初日となった3月2日はどこも好調な出足を記録したようなり。アカデミー賞13部門ノミネート、総製作費340億円、三部構成、ファンタジー超大作と話題に事欠かない「ロード・オブ・ザ・リング」なので、とりあえず出足が悪いわけ無いだろう、という気もするなりが(笑)。この作品を既に観たという原作ファンの方数人からメールをいただいたなりが、多くの方は「もしファンタジーがめちゃくちゃ好きというわけでなかったら、まず映画を観ることをお薦めします」と言うなりよ。原作は結構難解で、やや回りくどいようなり。コ○助も原作にちょっと興味があったなりが、やはり「ファンタジーがめちゃくちゃ好き」というわけでは無いので、とりあえず映画から観てみようかと。原作云々を抜きにして、ひとつの映画作品としての完成度はどうなのかも気になるところなり。皆さんはいかがだったなりか?www.sanspo.com/geino/g_top/gt200203/g_top2002030302.html