チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」(2008年)

2008/01/25(Fri) 04:30

 東京・新宿の伊勢丹で毎年1回開催されているチョコレートの祭典「サロン・ドショコラ」。1995年からフランス・パリで毎年開催されている世界最大のチョコレートの祭典の雰囲気をそのまま日本に持ち込んだイベントで、今年が6回目となります。まだ日本での歴史は浅いですが、チョコレート好き、スイーツ好きにとっては見逃すことの出来ない、注目のイベントとして高い人気を誇っているイベントです。

 今年の「サロン・ド・ショコラ」は1月23日(水)〜28日(月)の6日間。世界13国から約55のブランドが来場し、販売のみならず、このイベントのために来日したショコラティエたちによる実演やセミナーなども行われる、華やかな雰囲気のイベントになっています。スイーツ情報には目がないNarinari.com取材班も、当然のことながら「サロン・デュ・ショコラ」の会場へと向かったのです。

会場の伊勢丹新宿本店へGO!

 私たちNarinari.com取材班が会場へと向かったのは、初日の1月23日(水)のこと。年々関心が高まっているイベントだけに混雑が予想されていましたが、この日の東京地方はあいにくの雪。初日にしては、比較的落ち着いた人出という印象です。

 私たちNarinari.com取材班がまず向かったのは、「チョコレートは茶色い」という常識を見事に打ち破り、斬新かつ芸術的な色合いのチョコレートで知られる「パトリック・ロジェ」のブース。パリで「天才ショコラティエ」の名を欲しいままにしている、パトリック・ロジェ氏のブランドです。2000年にはM.O.F(フランス国家最高職人)も取得。日本には出店していないブランドゆえ、「サロン・デュ・ショコラ」を訪れるチョコレート愛好家からは絶大な人気を誇るブランドでもあります。

 次に向かったのは「ジャン=ポール・エヴァン」のブース。日本にも進出し、伊勢丹新宿本店でも行列ができることが珍しくない人気ブランドです。ブースに飾られたチョコレートで作られた作品の数々は、ここが美術館であるかのような錯覚に陥るほどの出来映え。実に個性的なブランドです。

 続いて会場をブラブラと。そこかしこにショコラティエが来場していて、イベントのムードを高めるのに一役買っています。また、会場にはさまざまなチョコレートのディスプレイや展示品が並び、楽しい雰囲気でいっぱいです。

会場でいろいろと購入してみた!

 たくさんのブランドのチョコレートが買えるとあって、あれも欲しい、これも欲しいと目移りしてしまいましたが、その中から、Narinari.com取材班はこの8箱をチョイスしてみました。

 「サロン・デュ・ショコラ」ならではの企画商品と言える「セレクションスペシャル」は、名だたる12ブランドの味が一堂に会した贅沢なボックス。「アンリ・ルルー」「カッセル」「フランク・フレッソン」「イルサンジェー」「アルノー・ラエール」「セバスチャン・ブイエ」「フランク・ケストナー」「ラック・ショコラティエ」「ティエリー・ミュロップト」「ジャン=シャルル・ロシュー」「ダニエル・レベール」「メゾン・フェルベール」の12ブランドが名を連ねています。

 こちらは世界的なショコラ鑑定家として知られる、クロエ・ドゥートレ・ルーセル氏がプロデュースしたボックス。クロエ氏から「ファブリス・ジロット」「パトリック・ロジェ」「ジャン=ポール・エヴァン」「アーティザン・ドゥ・ショコラ」の4ブランドに対し、「タブレット作品」「ガナッシュ作品」「自由作品」の3つのお題が出され、それぞれのブランドが「回答」したものがこのボックスです。世界的なブランドの技巧の粋が、このボックスに込められているといっても過言ではありません。

 年に一度のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。チョコレート好き、スイーツ好きなら絶対に見逃せないイベントです。期間中にぜひ!




 

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