
2008年冬ドラマ!
2008/01/06(Sun) 05:57
さあ、年明けの一発目となる「冬ドラマ」がスタートします。昨年の「秋ドラマ」(10〜12月期)は平均15%以上の作品を3本輩出したフジテレビ以外は各局とも大苦戦。特にTBSは視聴率ひと桁台の作品が3本と、前代未聞の苦しい展開を強いられました。ほかの局も12%台が最高と、厳しいクールだったことに違いありません。それだけに2008年最初のクール「冬ドラマ」は、各局の力がこもったラインアップとなっています。 最も注目され、視聴率にも期待がかかるのは月9ドラマ「薔薇のない花屋」(フジテレビ系)。1990年代に数々のヒット作を世に送り出した脚本家の野島伸司が、2005年の「あいくるしい」(TBS系)以来、3年ぶりの新作を引っさげて登場です。近年の野島伸司は視聴率的に苦戦する作品も目立ちますが、月9枠との相性は抜群。「君が嘘をついた」(平均17.3%)、「愛しあってるかい!」(同22.6%)、「すてきな片想い」(同21.8%)、「101回目のプロポーズ」(同23.6%)、「ひとつ屋根の下」(同28.2%)、「この世の果て」(同22.9%)、「ひとつ屋根の下2」(同26.4%)、「リップスティック」(同16.3%)、「プライド」(同25.1%)と、「ハズレ」と言われるような作品がありません。竹内結子の連続ドラマ復帰作、主題歌は山下達郎と、話題性も十分です。 過去の作品例から視聴率は苦戦するかもしれませんが、多くのファンが待ち望んでいた宮藤官九郎の新作「未来講師めぐる」(テレビ朝日系)も注目作でしょう。宮藤官九郎の連続ドラマは、昼ドラとして放送された「吾輩は主婦である」(TBS系)以来2年ぶり、夜の連続ドラマでは「タイガー&ドラゴン」(TBS系)以来3年ぶりの新作というだけでなく、宮藤官九郎にとっては初の女性主演モノ、初のテレビ朝日での作品、初の深田恭子とのタッグと、新しいチャレンジの詰まった作品となります。 人気マンガのドラマ化では「ハチミツとクローバー」が人気を呼びそう。原作との比較はもちろん、櫻井翔&蒼井優コンビの映画版と比較しながら見たときに、成海璃子と生田斗真のコンビにファンがどのような評価を下すのか、楽しみなところです。 「カバチタレ!」(フジテレビ系)や「ランチの女王」(同)、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系)などのヒット作を持つ大森美香が脚本を手がける「エジソンの母」(TBS系)、いまノリノリの小栗旬が主演する「貧乏男子 ボンビーメン」(日本テレビ系)、名脇役の小日向文世が初めて連続ドラマに主演する「あしたの、喜多善男」(フジテレビ系)、玉木宏が鹿になる「鹿男あをによし」(同)と、個性的な作品がズラリ。系統の違う作品が並んでいます。 それでは2008年の「冬ドラマ」を見ていくことにしましょう。 日本テレビ系 斉藤さん(水曜 22時 1月9日〜) 出演者/観月ありさ、ミムラ、佐々木蔵之介、古田新太、高島礼子、須藤理彩、矢沢心、濱田マリ、北川弘美ほか 原作/「斉藤さん」小田ゆうあ 演出/久保田充ほか 脚本/土田英生ほか
| TBS系 だいすき!!(木曜 22時 1月17日〜) 出演者/香里奈、平岡祐太、福田沙紀、紺野まひる、臼田あさ美、余貴美子、岸本加世子、中村俊介ほか 原作/「だいすき!! ゆずの子育て日記」 愛本みずほ 演出/竹村健太郎ほか 脚本/篠崎絵里子 | エジソンの母(金曜 22時 1月11日〜) 出演者/伊東美咲、坂井真紀、谷原章介、細田よしひこ、田中要次、伊藤正之、堀部圭亮、清水優哉、上村香子、杉田かおる、松下由樹ほか 演出/武藤淳ほか 脚本/大森美香 | 佐々木夫妻の仁義なき戦い(日曜 21時 1月20日〜) 出演者/ 稲垣吾郎、小雪、小出恵介、酒井若菜、古田新太、山本耕史、桜井幸子、江波杏子、西村雅彦、藤田まことほか 演出/平川雄一朗、那須田淳 脚本/森下佳子 | フジテレビ系 あしたの、喜多善男(火曜 22時 1月8日〜) 出演者/小日向文世、松田龍平、小西真奈美、栗山千明、岩松了、今井雅之、吉高由里子、要潤、生瀬勝久ほか 原作/「自由死刑」島田雅彦 演出/下山天、麻生学、三宅喜重 脚本/飯田譲治 | テレビ朝日系 交渉人 THE NEGOTIATOR(木曜 21時 1月10日〜) 出演者/米倉涼子、筧利夫、城田優、安めぐみ、林丹丹、高橋克実、陣内孝則、高岡蒼甫ほか 演出/松田秀知 脚本/寺田敏雄 | 4姉妹探偵団(金曜 21時 1月18日〜) 出演者/夏帆、吉沢悠、中越典子、加藤夏希、市川由衣、生瀬勝久、室井滋ほか 原作/「三姉妹探偵団」 赤川次郎 演出/新城毅彦ほか 脚本/福田卓郎ほか |

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