キッスが“さよなら公演”の一環として、「地球上最も寒い場所」で公演を行うという。今年の夏に予定していたツアーが、新型コロナウイルスの影響により延期となっている同バンドは、今のところ来年6月のベルギー公演から17日間のヨーロッパ公演が決定しているが、全150公演を敢行するつもりなのだという。

ジーン・シモンズは米ロサンゼルスのラジオ番組に出演した際、こう明かしている。

「ヨーロッパの屋外公演はもう決定した。ほとんどがもう完売してる。夏に始めるんだ」
「ワクチンは1月か2月、遅くても3月までにみんなの元に届くだろうけど、その数か月後に開催しようと思って。150都市を予定してる」
「110都市で中断してしまってるツアーを続けるんだ。あと150都市残ってる。どれだけかかるかは分からないけど、今後予定されている中には驚きのものもある」
「俺たちが企画していることは信じられないと思うよ。俺だって『まさか。そんなこと本当にできるの？』って聞いたくらいだけど、スタッフは『大丈夫、大丈夫』ってね。だからみんなが『それって最高にクールだな』と思うようなことが待ってる」

そして、通常とは異なる開催地については、「地球上で最も寒い場所も入ってるしね」「見たこともない大きさの火を起こして俺たちがプレイしてるのを想像してみてくれ。周りには何もないわけだから。それしか言えないけどね」と続けた。

その一方で、キッスは今月31日の大晦日には、ドバイからライブ配信イベントを開催する予定だ。