マライア・キャリー、17年にわたる双極性障害告白

2018/04/13 05:24 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


マライア・キャリー(48歳)が、2型の双極性障害と闘っている。軽躁とうつが交互に起こる同病気に、2001年から17年にわたって羅患していることを初めて公にした。

ピープル誌とのインタビューで、マライアは「信じたくなかった。全てを失うのを恐れていたし、唯一の解決方法はそれについて目を背けることだった。最近までずっと自己否定の孤立した生活を送っていて、誰かが暴露するのではないかと常に怯えていたわ。背負うにはあまりの重荷だったし、単純にそれと向き合うのは不可能だった。私は助けを求めて治療を受けたわ。ポジティブな人々に囲まれて、自分の大好きな音楽の制作に戻ることができたの」と話している。

そして、元夫ニック・キャンノンとの間にできた6歳の双子の母親でもあるマライアは、現在セラピーと投薬で同病気の治療に努めているようで、「薬を飲んでいる。とても効くの。疲労が来るわけでもないし、体が鈍くなるなんてこともないわ」と説明する。

また、発症当初は過労と不眠によって体が悲鳴を上げたものと思っていたマライアは、「長い間深刻な不眠なんだと思っていたけど。そんな生易しいものではなかったのね。羊を数えながら起きていたわけではないわ」「働きづめだった。怒りっぽくて、常にみんなを気落ちさせないかという恐怖にさいなまれてね。躁の一部だったのよ」「そして遂に限界が来た。私の落ち込んでいる状態は体力の異常な低下に伴うものだったと思う。あまりに孤独で悲しかったから。キャリアに見合ったことをしていないっていう罪の意識もあった」と振り返った。

その後、17年前に同病気と診断されてからは徐々に自分の状態を飲み込めるようになったようで、「私は今本当にいい状態にあると思う。快適な場所にいる。2型の躁うつについての悩みを気軽に話せるね。1人で悩む誰もが自分の傷を解放できる場所を見つけて欲しいと願う。本当に孤立してしまうものだから」と読者に励ましの言葉を贈った。

2型の双極性障害は1型に比べ妄想もなく、深刻度は低いものの、それゆえに見逃しやすいと言われている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.