紗倉まな、小説出版で“友人関係”取り戻す

2018/04/01 08:48 Written by Narinari.com編集部

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セクシー女優、作家、歌手などさまざまな顔を持つ“えろ屋”こと紗倉まなが3月31日、都内で開催された映画「最低。」Blu-ray&DVD発売記念イベントに出席。同映画の原作である短編小説「最低。」(KADOKAWA)を執筆したことで、疎遠になっていた友人との交流が“復活”したエピソードを明かした。

紗倉は「最低。」上梓後、長編小説「凹凸」(KADOKAWA/2017年3月)を出版。また、文芸誌「ダ・ヴィンチ」(2017年7月号/KADOKAWA)に短編小説「赤い波 赤い花」を掲載したり、ウェブメディアでの連載を抱えたりと、作家としての存在感を高めてきた。

そんな紗倉だけに、さぞかし昔から文章を書くことが好きだったのであろうと思いきや、曰く「ぜんぜん本は読んでいなくて、文も下手クソで、読書感想文も母親に書かせていた」とのこと。「ただ、ある日突然、仕事を始めたフラストレーションの発散が書き物で、それから書くお仕事とかをいただくようになって、どんどん好きになっていった感じです」と経緯を明かし、「心が病むと、人って何か書きたくなるんじゃないかな」と自身の経験を踏まえながら推し量った。

本のタイトルを「最低。」に決めたことについては、「登場する4人のAV女優が心の中でつぶやきそうな……例えば“身バレ”しちゃったとか、旦那がいるのにAV出演しちゃったとか、節目節目で彼女たちが思い立つ言葉って何だろう?と考えたときに、何か『最低』っていう言葉をつぶやいているんじゃないかなって思ったんです」とし、タイトルは執筆を終えた最後の最後に決めたそうだ。

また、小説を出版したことで嬉しい“ハプニング”も。「5年ぐらい連絡を取っていなかった一番仲が良かった友人が、“本きっかけ”でまた連絡をくれるようになったんです」と明かし、「やはりAVだと女の子同士なかなか話し合わないじゃないですか? 本がとっかかりになったんだなぁ」と感慨深げに語り、「あらためて人間として生きているぜ、と思いました」と微笑んだ。

瀬々敬久氏(「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「64ーロクヨンー」など)が監督した映画「最低。」Blu-ray&DVDは発売中(発売・販売:KADOKAWA)。豪華版Blu-rayには、紗倉による映画では描かれなかったエピソードの朗読映像、撮影現場とその舞台裏に密着したメイキング映像、東京国際映画祭などのイベント映像が収録された特典DVDが付いている。

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