歌手の倉木麻衣(35歳)が10月28日、大阪・枚方のくずはモールにて、「名探偵コナン」とのコラボベストアルバム「倉木麻衣×名探偵コナンCOLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」のリリースイベントを行った。
この日、何度もメディアに登場した艶やかな赤い和洋ドレスで登場した倉木は、アルバムの中から2017年のヒット曲「渡月橋 〜君 想ふ〜」、そして関西会場らしく、京都をイメージして作られた「Time after time 〜花舞う街で〜」、さらに「always」の3曲を披露。会場に詰めかけた1,000人以上のファンから大歓声を浴びた。
今回のアルバムについて「デビュー当時からご一緒しているコナンくんとの歴史がぎっしり詰まったアルバムです。曲順にもこだわっているのでそこもポイントです」と語った倉木。そして倉木初となる地名をタイトルに入れた「渡月橋 〜君 想ふ〜」のリリースをきっかけに広がった京都との様々な展開も「貴重なご縁をいただき、大事にしたい」と語った。
そして次のコーナーへと移ろうとした時に、会場に流れたのはバースデーソング。会場一体となっての大合唱に倉木が驚いている中、大きなケーキを台に乗せたコナンくんが登場すると、倉木は驚きのあまり何度もコナンくんを見返すことに。ローソクの火を消すと、会場からはお祝いの拍手と歓声が沸き起こった。
「えー、本当ですか? コナンくんが来てくれたんですか?」とまだ目の前に起こっていることを理解していない倉木に、コナンくんはMCに耳打ちをして「一緒に倉木さんのお誕生日を祝えて嬉しい」と伝えた。
そして「一緒に写真を撮ろう」と耳打ちで伝えたコナンくんの提案によって、2人は詰めかけたファンをバックに写真撮影、その後30秒のファン撮影タイムが設けられると会場からはさらなる大歓声が沸き起こった。
続けてMCからはサプライズ発表も。「先ほどのバースデーソングはいつもより壮大だったと思いませんか? 実は倉木さんのシンフォニックでいつもお世話になっている藤原いくろうさんが今日の日のためだけに作ってくれたサウンドなんです」。
さらには「その藤原さんから倉木さんにお手紙を預かっています」と伝えると「世界中のオーケストラが待っています」とお祝いのメッセージを読み上げ、倉木は感慨深げに聞き入っていた。そして、その藤原いくろう演奏のスペシャル「バースデーソング」が再度かけられより大きな大合唱が流れる中、今度はスタッフがステージに登場、大きな袋を倉木に手渡した。その中身は、倉木麻衣オフィシャルファンクラブ「Mai-K.net」会員から集められたたくさんのメッセージを集めた冊子。手作り感溢れるあたたかなメッセージ集を手にした倉木は感動で声を震わせた。
「皆さん、本当にありがとうございます」と深々と頭を下げた倉木。集まったファンからはあたたかな、割れんばかりの拍手と歓声が何度も贈られた。
その後、感動に包まれた会場は一転、アルバム購入者対象のツーショット写メ会に。今回は「名探偵コナン」とのコラボレーション作品リリースにちなんで、「真実はいつもひとつ!」ポーズでのツーショット写メ会だ。
イベントの最後、倉木は堪えきれずに涙をこぼして感謝。倉木にとっても、会場に駆けつけたファンにとっても忘れられないバースデーイベントは、最後まで感動いっぱいのあたたかなパーティーとなった。