「君は未来のテイラー・スウィフトだ!」(音楽プロデューサー:サイモン・コーウェル)。
全世界を瞬く間に虜にした12歳のシンガー・ソングライター“グレース・ヴァンダーウォール”のデビューEP「パーフェクトリー・インパーフェクト」が、全米ビルボード・アルバムチャートにて初登場9位を獲得した。
12歳以下のポップ・アーティストのデビューアルバムが、アルバムチャートTOP10入りするのは、マイケル・ジャクソンが11歳の時、ジャクソン5の1stアルバム「帰ってほしいの」(1970年)で全米5位にチャートインして以来。実に46年ぶりの快挙となった(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル調べ)。
今年、米NBCテレビの大人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」(第11シーズン)の予選に出演し、12歳にして、オリジナル曲「I Don't Know My Name」を自身のウクレレ伴奏で歌い、大きな話題を呼んだグレース。審査員でワン・ダイレクションなどの大人気歌手の才能を見出してきた毒舌音楽プロデューサー、サイモン・コーウェルは「君は未来のテイラー・スウィフトになる」「100%スター、彼女は特別だ」と称えた。それはグレースの歌声だけでなく、“強い心“や“自分の意見を持っていること”といった堂々としたステージングも含め、そう称した。
この模様は瞬く間に全世界中で大きな話題を呼び、動画サイトで驚異の再生回数を記録。今年のYouTube Rewind(※再生数、シェア数、コメント数など様々な要素から、YouTubeが全世界から選定した2016年の動画トレンドランキング)では第5位を記録。その後、瞬く間に勝ち上がり、9月13日の決勝で全ての審査員の絶賛を受け、また視聴者の投票により見事優勝を飾った。なお、番組で披露した楽曲は、全て彼女の手によるオリジナル・ソングだ。
テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、ケイティー・ペリー、ジェイソン・ムラーズ、エド・シーランなど、多くのセレブが彼女を称賛し注目するグレース。今後のさらなる活躍が期待される。
☆グレース・ヴァンダーウォール プロフィール
2004年1月15日生まれ、ニューヨーク州サファーン出身。3歳のころから、自分で歌を作って歌っていた。11歳の誕生日に父からウクレレをプレゼントされ、ウクレレ演奏を始める。ウクレレはYoutubeを見て学んだ。本格的に作詞作曲を始めたのは、この2〜3か月後だった。
自宅から30分程離れたコーヒーショップなどで歌っていたことはあったが、「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演するまで、学校のほとんどの友達はグレースが歌うことを知らなかったという。
「アメリカン・ゴッド・タレント」優勝後は、The Ellen Showなど大型TV番組に出演。トークなどでその愛くるしいキャラクターを垣間見せ、お茶の間の人気もさらに上昇。この点でもテイラー・スウィフト同様、“America's Sweetheart=アメリカの恋人”と言われる現象が早くも巻き起こっている。