フランスで起きたキム・カーダシアン・ウェストの強盗事件が、内部による犯行ではないかと警察はみているようだ。
10月3日(月)未明にパリの滞在先で、キムが警察の格好をした男たちに銃を突きつけられ、バスルームに閉じ込められた上に多額の宝石を盗まれた事件で、警察は犯人が当時キムの警備チームがその場にいなかったことを知っていたのではないかと考えているという。
ある関係者は米紙ニューヨーク・ポストに「フランスの警察は、5人の強盗たちがキムの警備となんらかの関係があり、キムの予定について密かに情報を得ていたのではないかと考えているようです」「犯人は(その夜キムの部屋に)警備員がいないことを知っていたんです。だから彼らがやるべきことは建物の中に押し入って、建物内にいる人物と連絡を取ることでした」「警察はこの件について1人以上のホテル従業員の証言に違和感を覚えているようです。また今週に入ってキムの下で働いていた警備チームにも話を聞いています」と語る。
強盗団はキムが滞在していたホテルのコンシェルジュにキムの部屋を教えるよう強要した後、そのコンシェルジュを縛り上げ、戸棚の中に閉じ込めたといわれているが、警察はこの行動は捜査を惑わすための戦略なのではないかと疑っているという。前述の関係者は「犯人はプロとは思えないような、ショーのようなことをやっていたんです」と続ける。
警察は少なくとも強盗団の1人が過去にパリでキムの警備員として従事したことがある人物との線で調査しているようだ。
強盗団は自転車や徒歩で現場を去ったようだが、建物のロビーや廊下にあるセキュリティカメラにはその様子が映し出されている。
警察は現在、電話の通話履歴を確認し、ホテルの従業員や警備員の中でキムに接触のあった人物を調査しているという。