新国立競技場の当初のデザイン案を手がけた、世界的な建築家のザハ・ハディドさんが亡くなったと、英放送局BBCなどが伝えている。
ザハさんは、気管支炎の治療を受けていた米マイアミの病院で、心臓発作のため亡くなったという。65歳だった。
ザハさんは1950年生まれ、イラク出身。奇抜なデザインを得意とする建築家として知られ、曲線的なデザインを特長としている。2004年の“建築界のノーベル賞”プリツカー賞など、受賞歴も多数。
日本との関わりでは、2020年の東京五輪で使用する新国立競技場のコンペに参加し、その案が採用された。しかし、建設費の高騰により2,520億円と試算されたことを受け白紙撤回。新国立競技場は隈研吾案が新たに選ばれている。