「ホンマでっか!? TV」を評論家の門倉氏が出演辞退、ブログで不満爆発。

2011/02/18 02:08 Written by Narinari.com編集部

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昨年秋の改編で23時台から21時台に昇格し、1時間番組となった「ホンマでっか!? TV」(フジテレビ系)。明石家さんまが司会を務め、さまざまなジャンルの専門家や評論家、学者たちが丁々発止のやり取りを見せる人気のバラエティ番組だが、23時台の頃から出演しているエコノミストの門倉貴史氏が、今後は同番組に出演しないことを公式ブログで明かしている。 

2月17日に更新されたエントリー「今後『ホンマでっか!? TV』の出演は辞退することにしました」は、番組に対する不満と辞退理由を長文でつづった内容。出演辞退を決めた理由として、次の3つを挙げている。

1つ目は「発言の機会が平等に与えられていない」こと。番組では発言の際にまずベルを押すのがルールとなっているが、実際のところは「押しても気づかれなかったり、無視されたりすることがある上、発言しても編集で大幅カットされてしまったりして、事実上、発言の機会は平等に与えられていません」という状況なのだそう。しかも発言者の“交通整理”ができていないため、「このようなルール無用の世界では私のように控えめな人間があおりを受けることになってしまいます」としている。

2つ目は「他の評論家が話をしている評論家の発言を妨害する」こと。名前こそ出していないものの、明らかに脳科学者の澤口俊之氏だと分かる形で「これは脳科学の評論家の方がすることが多い」とした上で、「他人が発言している最中に、突然横から入ってきて、頭ごなしにその発言を否定する」点を批判している。

門倉氏は、あくまでもバラエティ番組なので「発言者の意見は意見として受け入れる」という考えだが、「いきなり否定してかかるというのは発言者に対して失礼きわまりない行為、非常識きわまりない行為だと思います」と、かなりご立腹の様子だ。ただ、この点については「暴走させたまま止めようとしないスタッフにも責任があると思いますが……」とも。

3つ目は「お笑い芸人のような扱いになっている」こと。門倉氏は経済評論家として出演しているにも関わらず、「最近は番組の中でオチ要因として使われるシーンが極端に多くて、これではエコノミストとしての本来の仕事にも支障が出てきてしまいます」と、番組内での扱われ方に不満を募らせていたようだ。

こうした理由から、「今後、番組への出演は辞退させていただこうという結論に達しました」とのこと。2月23日放送分と3月2日放送分についてはすでに収録が終わっているため出演しているものの、その後は門倉氏の姿を同番組で見ることはできないという。


☆門倉氏出演辞退に“尾木ママ”も動揺

門倉氏の「ホンマでっか!? TV」出演辞退報告を受け、同じく番組出演者の“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏は動揺。公式ブログに「あんまりにも びっくり ショック ミスであって欲しいです!尾木ママには信じられません!」とコメントしている。

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