フジテレビとの契約解除で興行の続行が心配された格闘技イベントPRIDE。しかし、フジテレビ撤退後に初めて開催された「無差別級GP 2nd Round」を見た限り、選手紹介のVTRやアナウンサーの魅力は落ちたものの、興行自体は大盛況だったようなのだ。
無差別級GPはミルコ・クロコップ選手の優勝で幕を閉じ、K-1、PRIDEを通して初めてのタイトルを手にしたミルコ選手の涙には感動させられたのだけど、この大会で不在だったのが“氷の皇帝”、エメリヤーエンコ・ヒョードル選手。21日に行われた「PRIDE.32 “THE REAL DEAL”」でマーク・コールマン選手との試合に勝利し、右こぶしの手術から約10カ月、完全復活を遂げたようなのだ。
そんな「60億分の1の男」といわれているヒョードル選手だけど、下世話ながら、いったいいくらもらっているのかが気になるところ。米国の格闘技サイト「
FIGHTSPORT 24-7」でPRIDE.32のファイトマネーが公開されていたので、出場した他の選手の分も含めてちょっと見てみるのだ。
トラビス・ガルブレイス 1万ドル
ショーン・オヘア 1万2000ドル
西島洋介 2万5000ドル
ジョーイ・ヴィラセニョール 3万2000ドル
パウエル・ナツラ 4万ドル
ロビー・ローラー 4万8000ドル
西島洋介選手とパウエル・ナツラ選手のギャラが低すぎる気もするけれど、両選手ともPRIDEでは結果を残せていないので仕方がないことなのかも。しかし、バタービーン選手よりもかなり低いとは……。
バタービーン 7万ドル
ケビン・ランデルマン 8万ドル
ビクトー・ベウフォート 8万3000ドル
フィル・バローニ 10万ドル
マーク・コールマン 10万5000ドル
中村和裕 11万7000ドル
ダン・ヘンダーソン 14万ドル
マウリシオ・ショーグン 14万ドル
ジョシュ・バーネット 14万5000ドル
さすがにPRIDE常連で勝ち星もそれなりに挙げている選手たちなので、それなりのファイトマネーをもらっているようなのだ。中村選手の11万7000ドル(約1400万円)はもらい過ぎな気がしないでもないけど、PRIDEを盛り上げている功績を買われてのことかな。しかし、ヒョードル選手のギャラは、他の選手が束になってもかなわないほどだったのだ。
エメリヤーエンコ・ヒョードル 105万ドル
1試合で約1億2600万円! さすがPRIDEで負けなしの“ロシアン・ラストエンペラー”なのだ。このほかに勝利賞金や優勝賞金が入ってくることを考えると、1試合や1トーナメントでどれほど稼いでるか想像がつかないほどなのだ。
こうなると、ミルコ選手やアントニ・ホドリゴ・ノゲイラ選手、バンダレイ・シウバ選手、吉田秀彦選手、五味隆典選手らのギャラも気になるところだけど、今回はPRIDE.32に出場した選手のみの公開となっている。今年行われる「ウェルター級GP」や「男祭り」、来年の「PRIDE.33」でも発表されるのかな。
ちなみに、FIGHTSPORT 24-7は信憑性が確かではないニュースも流しているのだけど、今回は「確かな情報筋から得たもの」としているのだ。