ヒトの睡眠時間は遺伝子が関係? 米研究者が発表。

2005/05/23 13:09 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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のんびりと生活にどっぷり浸かっているウォール真木は例外ですけど、コジマやコ○助らのNarinari.comライター陣は時折、眠る時間を削ってまでも記事の更新をしております。コ○助は1日5時間ほど、コジマにいたっては2-3時間の平均睡眠時間だというウワサもあり、一体どうやってその活力をキープしているのか……。最低でも8時間は寝ないと機能出来ないウォール真木としては、たったそれだけの睡眠時間で日常生活を送ることの出来る人々は尊敬にあたいします。

ちなみに著名人の間にもショート・スリーパー(短時間睡眠者)は多いそうで、ナポレオン、エジソン、ビル・ゲイツ、ウィンストン・チャーチル、マーガレット・サッチャーなどが例に挙げられます。彼らは1日3-4時間眠れば十分だったそうで、精力的に仕事をこなし、それぞれの分野で素晴らしい業績を残しているのです。

さて、この睡眠時間に関する研究が米ウィスコンシン大学の研究チームによって、この度科学雑誌「ネイチャー」にて発表されたというお話。なんでもショウジョウバエの遺伝子を4年間に渡ってリサーチした結果、通常の睡眠時間の1/3しか眠らないショウジョウバエには共通して、アミノ酸1個が変異した遺伝子が見付かったそうなのです。この遺伝子は「シェーカー」と呼ばれ、ヒトにも似た機能の遺伝子があるのだそう。

ショウジョウバエとヒトが遺伝子レベルで似ている?? ちょっと驚きの事実ですが、その他にも睡眠パターンがよく似ていたりと、2つの生命体にはいろいろ共通点があるんだそう。またオンラインのフリー百科事典「ウィキペディア」によると、「ヒトの病気の原因として知られている遺伝子の61%がショウジョウバエにもあり、遺伝的にはヒトとショウジョウバエは非常に似ているということができる」のだそうで、パーキンソン病などの研究などにも大変役に立っているのだとか。体長2-3ミリのショウジョウバエですが、医学的にいろいろな可能性を秘めた昆虫なんですねぇ。

何はともあれ今回の研究で見付かった変異遺伝子は、今後睡眠障害の治療などの研究に利用出来るだろうと、期待がかけられているそうです。出来ることなら、常に眠いウォール真木の生活改善にも役立って欲しいと願わずにはいられません(笑)。

すっかり眠くなってきました。

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