マリナーズのイチロー外野手が日米通算2,000本安打達成。

2004/05/23 12:03 Written by コ○助

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プロ野球の野手にとって、大きな目標であり、勲章でもある2,000本安打。オリックス時代から「安打製造機」の名前を欲しいままにしてきたイチロー選手なので、2,000本安打は絶対に達成される記録だと誰もが思っていたなりが、ケガをしてシーズンを棒に振ることもなく、メジャーの環境に戸惑って結果を残せなかったということもなく、淡々と積み重ねていった安打の数が2,000本に達したというのは、やはり偉業なりよね。30歳7か月での2,000本安打達成は日本人史上最速というオマケ付きなり。

プロ野球の名選手が集う名球会の参加資格は日米通算で打者が2,000本安打以上、投手が200勝以上、もしくは250セーブ以上なので、イチロー選手はこれで名球会入りの資格を得たことになるなり。中日の落合博満監督のように名球会入りを拒否しなければ、野手としては初のメジャーリーガー名球会会員となるなりね。ちなみに現役の名球会会員は中日の立浪和義内野手、横浜の佐々木主浩投手、ホワイトソックスの高津臣吾投手。今季中にも名球会会員資格を得ると見られているのは巨人の清原和博内野手と工藤公康投手らがいるなり。

イチロー選手もこの快挙達成には喜びのコメントを連発。
「プロに入った時、スカウトの人から2,000本打てるぐらい頑張れよ、と声をかけてもらったことをよく思い出しますね」
「うれしいという言葉はあまり使いたくない。当たり前すぎてね。でもその気持ちが大きい」
「(観客のスタンディングオベーションに)ああいう形でファンの人たちに喜んでもらったことは、ものすごく、感激しましたね」

日本国内での2,000本安打と、日米合わせた通算の2,000本安打は、メジャーが圧倒的に試合数が多いことを考えると記録の重みが違ってくるとの意見もあるとは思うなりが、でも、全く違う環境でも同じように力を発揮しているのは素晴らしいこと。適応能力も考慮した上での2,000本安打という記録には、また別の意味で賞賛に値することだと思うなり。

イチロー選手が何歳まで現役を続けるかは分からないなりが、膨らむのは日本では王貞治、長嶋茂雄、野村克也といった名だたる選手も実現できなかった3,000本安打。この記録は張本勲しか達成していないなりね。イチロー選手は「期待してもらうのは勝手ですから、いくらでもしてもらっていい。そういうプレッシャーを感じながらプレーしたいと僕は思っていますから」といつもの淡々としたコメントをしているなりが、どうかこれからもケガすることなく、長く現役を続けて3,000本安打も達成して欲しいものなり。順調にいけば5年後くらいなりかねぇ。楽しみ、楽しみ。

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