「一日ひとつのリンゴは医者いらず」
西洋のことわざですが、日本でもよく知られていると思います。リンゴにはいろいろ健康的なご利益がある、と古くから信じられていました。
実際リンゴにはがん予防に効果がある物質が含まれているなど、すでに科学的にも証明されているそうです。
で、この度。
なんでもアサヒビールと弘前大学の長田恭一助教授の研究グループが研究で明らかにしたところによると、リンゴに含まれているポリフェノールと言う物質に、脂肪が体内に蓄積されるのを抑える効果があるのだそうです。
ちなみに、ポリフェノールと言えばワインやブルーベリーにも多く含まれている物質ですよね。老化を防ぐ抗酸化効果が有名ですが。
実はポリフェノール、光合成によってできた植物の色素や苦味の成分で、ほとんどの植物に含まれていて、その種類は判っているだけでも4000もあるんだそう。お茶のカテキンなんかもこの一種だそうで。へー、知らなかった。
さて今回の研究結果ですが、ネズミ達に高脂肪の食事を与えて実験したもの。人体への影響はどんなものなのか、今後の研究の進み具合と結果が気になるところです。
ともあれ、ネズミを二つのグループに分けて、ひとつのグループにはリンゴポリフェノールを、対してもうひとつのグループには与えず…としたところ、なんとポリフェノールを与えたネズミの方の脂肪増加が著しく低かったそうで。
この効果が人間にも同じように出れば、かなり嬉しいニュースです。
個人的に、ですが(笑)。