お金の貸し借りは人間関係のトラブルを引き起こすケースが多いが、中国のある女性は、貸したお金を返してくれない知り合いに腹を立て、相手の家のドアに糞をかける嫌がらせをたびたび行った。しかし、逮捕された後に人違いであることが判明し、大変後悔することになったそうだ。

中国メディア安徽網などによると、この嫌がらせは2か月以上前から行われていたそう。安徽省で暮らす男性宅の扉に糞便がかけられる事件が連続で発生し、男性と家族の生活に大きな支障を来すようになっていた。

男性は犯人を捕まえようと監視カメラを設置したが効果なし。仕方なく、警察に助けを求めることにしたそうだ。

通報を受けた警察は現地にパトロール員を配置。1週間ほどパトロールを続けたある日の深夜、周囲を徘徊する不審な女性を発見する。そっと後をつけていくと、その女性が男性宅の扉に糞便をぶちまける現場を目撃、その場で現行犯逮捕となった。

警察の取り調べで判明したのは、この女性犯は知り合いに2,000元(約38,000円)を貸したものの、いつまで経っても返してくれないことに立腹。そこで“糞かけ”の嫌がらせを思いついたそうだ。しかし、被害に遭った男性は女性犯が狙った人物ではなく、実は赤の他人。「後悔した」とは伝えられているが、人違いで糞を何度もかけられた男性からしてみれば、何ともやりきれない出来事となったのではないだろうか。
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