「妻への家路」は、あのスピルバーグが「パワフルで深い。涙が止まらなかった」と感服した、この世で最も切なく最も高貴な“愛”の物語。中国の文化大革命をテーマに、チャン・イーモウ監督作品の“看板”でもあるコン・リーが、夫を20年待ち続けた妻を演じる。
☆「妻への家路」ストーリー
1977年、文化大革命が終結。20年ぶりに解放されたルー・イエンシー(チャオ・ダオミン)は妻のフォン・ワンイー(コン・リー)と再会するが、待ちすぎた妻は心労のあまり記憶障害となり、現在の夫を別人として認識してしまう。夫は他人として向かいの家に住み、娘のタンタン(チャン・ホエウェン)の助けを借りながら、妻に思い出してもらおうと奮闘する。収容所で書き溜めた何百通もの妻への手紙を、くる日も彼女に読み聞かせ、帰らぬ夫を駅に迎えにいく彼女に寄りそう。夫の隣で、ひたすら夫の帰りを待ち続ける妻。果たして、彼女の記憶が戻る日は来るのか――?