「金髪、1人での加入、いきなりセンター」と、それまでのモーニング娘。にはなかった個性を引っ提げてメンバーに加わり、直後から強烈な存在感で他を圧倒した後藤。それだけにメンバーには思うところもあったようで、不動のエースだった安倍は「やっぱりさ、1人で入って来たということと、金髪だったしさ、あとはいきなり(「LOVEマシーン」の)ジャケ写のときにセンターに来たからさ、何事かと」と当時を振り返る。
そして中澤が「あのとき、イラッとした?」とド直球な質問を投げかけると、安倍は「いや…うん!」。「イラっていうか、何!?って。いい気分はしないっしょ、やっぱり」と、心中穏やかではなかったという。
「そこはさ、みんな触れられないところだったじゃん、当時。聞いていいのか」と語る中澤。安倍は「いま思うとさ、それがいい刺激になってたんだけど、あのときはうちら必死だからさ。いきなり、えー…みたいな」と続け、2期メンバーの保田も「それは私たちも思った」と同調した。
保田は「私たちが最初に増えたとき、コーラスだったじゃない? だからごっちん(後藤真希)も入って来たら、必然的にコーラスだと思い込んでたの。それがジャケ写でいきなりパーンってセンターに入って。『あれ? なんかちょっと様子が違う』」と困惑したという。