日本列島に猛威を振るった台風8号が過ぎ去り、猛暑日が続いた週末、全国の劇場では2週目を迎えた状況でも満席の回が続出した。「マレフィセント」の大ヒットを牽引してるのは、初日から変わらぬ客層の広さ。普段劇場に足を運ばない女子中高生なども多く見受けられた。また、ディズニーの「眠れる森の美女」の新たな物語というだけあって、ファミリー層まで広がっている。
本作は特に日本語版の興行が好調で、先週末は興行収入6.9億に対して、字幕47%/吹替53%を記録した。さらに、今週末では興行収入に対して、字幕45%/吹替55%を記録し、さらにファミリー層の動員が強くなっていることが示されている。各劇場では、“マレフィセント”の決め台詞である「ウェル、ウェル!!(Well,well)」を口ずさむ子どもや若者も見受けられた。
なお、「マレフィセント」は、2012年に公開の「レ・ミゼラブル」以来、初めて洋画実写作品で50億を超える興行となる見込みとなっている。