3月30日の巨人戦で、ライトの福留孝介外野手と交錯し、骨折などの重傷を負った阪神の西岡剛内野手が、5月1日に甲子園球場で行われた広島戦をスタンドで“お忍び観戦”していたことを、Facebookで報告した。

西岡選手は2日、Facebookで「いつも夜はテレビで試合を見てましたが、いてもたってもいられず昨日、実は野球の試合を見に行きました!笑」と、球場で試合を生観戦したことを報告。「しかも怪しいですが、マスクとサングラスして …笑」と、球場で撮影した怪しさ満点の写真も公開した。

“今しかできないこと”と、客席からどのように選手が見えるのか、ファンがどういう気持ちで応援しているのかを観察し、「復帰したときにいかすことができれば」と、“お忍び観戦”の意図を説明した西岡選手。その感想は「客席から見る選手はみんなかっこいい!! フェンスのおかげで、いつも接する選手が遠い存在で、ユニフォームが光っててみんなが大きく見えました! そして、甲子園にくるファンや甲子園球場が美しく見えました!!」と、そこに広がる光景は感動的だったようだ。

そして「この場所に戻りたいという気持ちにさせてもらい、とてもいい経験になりました!」とも。また、「7番のユニフォームを来た人もいっぱいいてテンションあがりました! 近くに小さい子供が7番のユニフォームを来てて、本人横いてるのにと思いながら、サイン書いてあげたかったけど混雑になるとよくないので、心の中でありがとうだけ言っておきました!」と、選手冥利に尽きるシーンにも遭遇したそうだ。

ただ、変装が完璧(?)すぎたせいか「案外気づかれないものですね 笑」と、ファンに囲まれるといったことは一切なかった様子。そして「ほんとにファンと同じ気持ちになりたかったので」と、「甲子園の周り一周歩いて、ファンの方と一緒に入場ゲートから入り、普通に席探して普通に見てました!」と観戦を堪能、この経験により「リハビリ頑張ってこのグランドに戻りたいと思わせてくれる体験でした!凄くモチベーションがあがります」と、とても良い刺激になったようだ。
続きを読む