水戸岡氏は、北近畿タンゴ鉄道で昨年4月にデビューしたデザイン車両「あかまつ」「あおまつ」も手がけており、今回はその第2弾。開業当時から活躍する普通車両を全面リニューアルした「くろまつ」は、漆黒の車体と落ち着いた雰囲気の内装が特徴だ。
“松”をモチーフとした車体は、漆黒のボディに、金色の細いラインを施し、えんじ色のアンダーラインが全体をひきしめるクラシックな外観。車内は天然木(ウォールナット、ナラ)を使うことで落ち着いた雰囲気とし、レストランやカフェ、和食処にも演出できる、懐かしくて新しい、ここでしか味わえない上質な空間に仕上げている。
コンセプトは「『海の京都』の走るダイニングルーム」。車内にキッチンを備え、沿線の“食の魅力”を発信する。週末中心の定期コースとして「スイーツ」「ランチ」「地酒」の3コースを用意。平日は団体貸切予約を受け付ける。