英紙マンチェスター・イブニングスタンダードによると、三つ子の動画を制作したのは、マンチェスター郊外の街アームストンに住むリー・パーキンソンさん。彼はいま、2011年4月に生まれた男の子ハリーちゃんとチャーリーちゃん、それに女の子のリリーちゃんという三つ子が常に生活の中心にあるようで、小学校の先生として多くの子どもたちと触れ合いながらも、仕事が終わると急いで家に帰り、彼らの一挙手一投足を逃すまいとケータイのカメラを向け続けている。
しかし三つ子の動画を撮影ばかりしていたら、ケータイのメモリー容量が残りわずかに。データを移す解決方法もあるが、ある日、毎日撮影した自分の行動を1日1秒ずつ切り取って繋げ、変化を振り返るという編集動画を見つけたパーキンソンさんは、三つ子の記録も同じような動画にしてみたら――と思い立った。そして、2013年1月10日から1年間撮り続けた映像を毎日最低1秒分ずつ選んで繋げた、彼らの成長記録動画が出来上がった。
その動画が、1月9日付でYouTubeに投稿された「A Year in the Life of Triplets - 1 Second Everyday」(http://www.youtube.com/watch?v=NJiluKU5GTo)。最初はお風呂や食事、寝るシーンが特に多いのは、パーキンソンさんの仕事が忙しくて帰宅が遅い日が多かったからだそうで、やがて「早く帰る努力をして、彼らともっと素晴らしい時間を過ごそうと思った」そうだ。その努力が実ってか、時間が経過するにつれて、外で仲良く元気に遊ぶ3人の姿も頻繁に出てくるようになっている。
制作した動画で振り返ると、彼らの成長が「こんなにも速いのかと驚いた」と話すパーキンソンさん。確かに動画を見ていると、最初は特に見た目変わらないように見える3人が、たった1年間でリリーちゃんはより女の子らしく、2人の男の子はより男の子らしく成長している。
そんな成長ぶりを振り返る動画を作り、「これは素晴らしい」と喜ぶ父は、きっといまもケータイを子どもたちに向け続け、次の動画を作る準備を始めているに違いない。