デイビッド・スレーターさんは、付き合い始めてから10か月になるガーフルレンドのベサニー・アルバートさんに結婚を申し込むのに、サプライズのプロポーズをしようと計画しました。そしてベサニーさんの家族の協力を得て、クリスマス休暇で実家に帰って来た彼女をアッと驚かせたのです。
ベサニーさんが家に入ろうとすると、そこには18世紀の英国衣装に身をまとったお姉さんの姿。そして「ミスター・ビングレーがネザーフィールドにお戻りなったのよ!」と、台詞をを言うと、ベサニーさんにもドレスを着せ、台本を渡しました。ベサニーさんは大学で英文学科を選考しており、ジェーン・オースティンの大ファン。すぐに「高慢と偏見」のシーンだと気が付きました。
そしてリビングルームに移動すると、そこには両親やそのほかの姉妹全員がこれまたコスチューム姿で待っていました(※ベサニーさんによると、この衣装は彼女の母親が2週間で全て手作りしたとのこと)。そして、傍らには嬉しさ一杯の表情でたたずむデイビッドさんがいました。ここまでくると、勘の良いベサニーさん。すべてはデイビッドさんの仕組んだことで、プロポーズされるんだと分かってしまいましたが、それでもその後30分間ほどの“舞台”の登場人物として、喜びで笑顔になるのを押さえつつ、家族たちと台本を手に演技を続けました。
そして、台本の通りにデイビッドさんとベサニーさんが外に出ると、そこでとうとう彼がプロポーズ。待っていたかのように、彼女も承諾することとなりました(※彼らの演じた役柄は、原作でも最後に結ばれる設定)。
ベサニーさんによると、デイビッドさんとは5年前に知り合い、4年前にいったん告白されたものの、そのときは交際を断ってしまったそう。しかしその後、デイビッドさんは毎年クリスマスに“英国文学にちなんだプレゼント”を贈り続け、ようやく彼女の心をつかんだそうです。彼らは今年8月に結婚式を挙げる予定ですが、そのときはどんな英国文学の世界が展開されるのか、気になるところですね。