この墓は、これまで存在が知られていなかった未知のもので、描かれている壁画や碑文から、古代エジプト新王国ラメセス朝時代のものと見られるという。
また、墓の被葬者は「ムウト神殿の醸造長」の称号を持つコンスウエムヘブという人物とのこと。
こうした保存状態の良い未知の岩窟墓が新たに発見される例はほとんどなく、同大学は「学術的にも非常に価値の高いもの」としている。
今回の岩窟墓は、早稲田大学エジプト学研究所が2007年12月以来実施している、新王国第18王朝アメンヘテプ3世時代の高官ウセルハト墓(テーベ岩窟墓第47号)の第7次調査中に発見された。