「永遠の0」は、第2次大戦時、臆病者と罵られながら「妻との約束のために生きて帰る」と言い続け、特攻で命を落とした一人の零戦乗りの生涯を、その孫が終戦60年目の夏に辿る物語。2009年の発売から口コミで人気が広がりロングセラーとなり、昨年10月には発売から3年3か月で累積売上100万部を突破した。
その後は、著者のTV出演や本屋大賞受賞などが後押しとなり、今年の5月6日付けで発売から3年9か月をかけ初首位を獲得。6月17日付けで同部門歴代3作目の200万部超え、そして8月26日付けで文庫部門歴代1位を記録を塗り替えた。
また、歴代上位3作品の中で唯一、週間の売上で10万部を超える週のない作品であり、いかに長い期間をかけて着実にセールスを伸ばしたかがわかる。
12月21日からは山崎貴監督、岡田准一主演の実写映画が遂に公開。すでに公開に向けての様々なイベントや話題が提供されており、今後のセールスの伸びに大いに期待がかかる。