本作は、人はどのように成熟していくべきなのか、人はどうあるべきなのか、大人とは何かを説く。「正しいことだけをして生きることはできない」「『もっと尊敬されたい』という思いが自分も他人も不幸にする」「諦めることも一つの成熟」「礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない」「『自分さえよければいい』という思いが未熟な大人を作る」「他人を理解することはできない」など、成熟した大人になるためのコツや心構え、方法が書かれており、今後よりよい人生を生きていくための生き方を指南している。
発行元によると、30代から40代の読者が多く購入しているそうで、家庭や仕事など、これからの生き方を改めて考えなければならない年代には特に響いているようだ。8月12日付けの初登場からTOP10入りしている今作だが、ロングセラーの多い曽野作品だけに、今後も息の長いヒットが期待される。