また今週で上下巻合わせた累積売上部数が100.8万部と、大台の100万部を突破した。(上巻:55.3万部、下巻:45.5万部)。
「海賊とよばれた男」は、大手石油企業、出光興産の創業者・出光佐三のをモデルに、戦後の焦土と化した日本で、社員を一人も解雇せずたくましく生き残り、世界をあっと言わせる「日章旗丸事件」を起こした一人の気骨ある経営者の生涯を、壮大なスケールで描いた本格ノンフィクションノベル。
先週6月17日付けのランキングで「永遠の0」(講談社)が文庫部門3作目の200万部突破を果たしたばかりの百田尚樹だが、今回BOOK(総合)部門1位制覇により、東野圭吾(2008年11月3日付け)、村上春樹(2010年12月27日付け)、成田良悟(2012年6月18日付け)に次いで4人目の「BOOK(総合)」「文庫部門」両制覇作家となった。
そのほか今週のBOOK(総合)部門は、姜尚中3年ぶりの長編小説「心」(集英社)が先週29位から4位に上昇し初TOP5入り、先週100位圏外だった「ファミ通App Android NO.007」(エンターブレイン)が3週ぶりにTOP10内再浮上、人気ママタレント・東原亜希約2年ぶりのスタイルブック「東原亜希のHAPPY LIFE」(宝島社)が10位に初登場、自身初の総合TOP10入りを果たした。