注目を浴びているのは、真偽不明ながら、本田選手が小学6年時に書いたとされる「将来の夢」と題した作文。この作文には「世界一のサッカー選手になる」「サッカー選手として成功し、大金持ちになって親孝行する」「セリエA(のチーム)に入団して10番で活躍する」など、自身の夢が具体的に記されており、小さいころから本田選手が夢に向かって邁進していた様子がリアルに伝わってくる内容だ。「一年間の給料は40億円はほしい」と断言しているのも、本田選手らしさを感じさせてくれる“ビッグマウス”だろう。
中国のスポーツメディア・新浪体育にはその全文が翻訳掲載されており、6月8日現在、500以上のコメントが寄せられている。そこには「中国だったら0点の作文だぞ」「こんな夢、実現するものか」「幼稚な内容」などと揶揄するようなコメントも多いが、「夢を持つことは偉大だ」「本田は夢に向かって着実に突き進んでいる」など、素直に賛辞を贈る人も少なくない。
また、中国代表が2002年日韓大会を境にワールドカップから遠ざかっている現状を嘆くかのように、「日本の子どもたちは『キャプテン翼』を見て、中国の子どもは『喜羊羊』(※羊のキャラクターが登場する中国の人気アニメ)を見る」「中国の夢と違って日本の夢は現実的で羨ましい」「中国サッカー界に、いつ本田や香川のような選手が現れてくれるのか」「中国をなめるなよ。俺たちはすでに2018年ロシアワールドカップに向けて準備を進めているんだからな!」などと、自虐的ともとれるコメントが数多く書き込まれている。