英紙デイリー・メールなどによると、この広告代理店はデンマーク・コペンハーゲンにオフィスを構えるレピュテーション・コペンハーゲン社。同社は、職探しをしている15人のために、オフィスのショーウィンドウを提供。彼らはそのスペースをシェアして、自身の履歴書とともに“店頭展示品”になりました。
集まった求職者は、元重役、弁護士、経済学者、さらにはバレリーナなど、特殊な経験や能力を持った人々ばかり。その能力を知ってもらうために、各自思い思いのプレゼンテーションやパフォーマンスを見せる、という企画なのですが、その特異さが人々の注目を集めたこともあり、先陣を切って“ディスプレイ”となった2人の参加者が早々に就職先をゲットしたそうです。
参加者の1人、ハンニバル・シャメル・ホルトさんは、この試みを「要するに、檻の中のサルになれってことです」と自嘲気味に説明しています。しかしホルトさん、政治研究家としての輝かしい経歴、さらに6か国語を話せる才能をもってしても、過去4年間に何度も失業を味わってきたため、さすがに選り好みはしていられない様子。彼にも早く良い知らせが届くと良いですね。