デヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」を、カナダの宇宙飛行士クリス・ハドフィールドさんが国際宇宙ステーションで歌ったミュージック・ビデオが、5月12日にYouTubeで公開された(http://www.youtube.com/watch?v=KaOC9danxNo)。ソニーミュージックによると、宇宙からのミュージック・ビデオは人類初だという。

ボウイの海外公式サイト(http://www.davidbowie.com/news/chris-hadfield-covers-space-oddity-international-space-station-51656)によると、音源の大部分は地球上で、ジョー・コーコラン(Joe Corcoran)のプロデュース、ピアノ・アレンジはエム・グライナー(Emm Gryner)によって制作されたが、クリスさんによるアコースティック・ギターとヴォーカルのパートは宇宙でレコーディングされたもの。ピアノ、ドラム、メロトロン、ファズの効いたベースのほかに、クリスさんが宇宙からsoundcloudにアップロードした国際宇宙ステーション内の環境音も組み込まれている(https://soundcloud.com/#colchrishadfield)。映像も、音も、絶対に宇宙でしか作れない内容だ。

クリスさんはTwitterで、「地球上の天才=デヴィッド・ボウイに敬意を表して、宇宙ステーションでレコーディングした『スペース・オディティ』を公開するよ。私が残り僅かの間ながめることができる、世界だよ」(※5月13日に地球帰還)とツイート。この映像を地球上に紹介した。

なお、この動画は5月14日時点で再生回数が180万回を突破する大ヒット作品となっている。
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