近年、中国サッカー協会は八百長・サッカー賭博問題で大揺れし、南勇や楊一民といった元中国サッカー協会幹部が逮捕され、トップが大きく変わった。それに伴い、新しい協会関係者は協会のイメージ改善を図るとともに、自国の代表・クラブチーム強化に向けて積極的に動いているわけだが、最近発覚したのが、協会が入居している北京・夕照寺街のビルが、風水的にあまり良くないことだった。
中国紙長江日報などによると、協会は「(風水の悪さが)ますます中国サッカーを悪くしている」と考えているそう。そのため、現在は新しい物件探しなど、移転準備を真剣に進めている状況だ。
しかし、この情報を聞きつけたサッカーファンの中には納得がいかない人も少なくない。「今さら風水のせいにするのかよ」「ついに神頼みか」「移転したってすぐに強くなるはずないだろ」「八百長もチームの弱さも構造上の問題。根本がわかっていない」などと批判が噴出。中には具体的な地名をあげて「(そこへ)移転すればきっとW杯で優勝できる」と、この“風水移転案”に賛成する人もいるにはいるが、多くは懐疑的だ。
いずれにせよ、場所がどこになるのかは確定していないものの、移転はほぼ決定的とのこと。果たして風水は、中国サッカーにどのような効果を及ぼしてくれるのだろうか。