この「世界肥満地図」は、経済協力開発機構(OECD)が発表した「Helth Data 2012」をもとに、OECF加盟34か国のBMI値(ボディマス指数/世界共通の体格指数)が25以上の割合を算出し、ランキングにしたもの。データは2003〜2010年のもので、測定対象や測定方法は各国でやや異なるが、WHOでは25以上を「太り気味(overweight)」、30以上を「肥満(obese)」としている。
その結果、“肥満度”が最も高いのは、人口におけるBMI値25以上の割合が68%を占めた米国だった。男女比は男性が72.3%、女性が64.1%で、30以上の人は全体の33.8%にも及んでいる。
以下、2位はメキシコ(25以上が人口の65.1%)、3位はチリ(同64.5%)、4位はニュージーランド(同62.6%)、5位はイギリス(同61.3%)、6位はオーストラリア(同61.2%)、7位はアイルランド(同61.0%)、8位はアイスランド(同60.2%)、9位はカナダ(同60.0%)、そして10位は同率でルクセンブルグとフィンランド(同59.1%)と続いた。
ちなみに、日本は調査対象の34か国中34位で、人口における25以上の割合は25.1%、男女比は男性が30.5%、女性が20.8%。30以上の人は全体の3.9%にとどまっている。