生命の宿っていない、建物や家具、乗り物など、無機質なものに性的な魅力を感じることを“対物性愛”と呼びますが、アマンダさんもその対物性愛という形で、自由の女神を愛するようになりました。
アマンダさんが「リビー」(自由の女神の英語名「Statue of Liberty」からとった愛称)と親しみを込めて呼ぶ自由の女神にぞっこんになってしまったのは、友人がインターネットに投稿した一枚の写真がきっかけ。これはニューヨークの自由の女神の前で撮った記念写真で、それを見た途端になにやら「ビビビッ」と感じるモノがあったそうです。
以来、彼女自身もニューヨークを4回訪れては、展望台から身を乗り出して熱いキスを浴びせたとのこと。そして「本気で結婚しようと思ったのだけれど」と、熱い気持ちは“結婚”という形に向かったこともありましたが、「でも、ほかにも自由の女神を愛する人がいるかもしれないと思って諦めた」と、身を引いたと語っています。
アマンダさん本人も「ほかの人から見れば、モノにロマンチックな気持ちを持つなんて変に見えるでしょうけど……」と、自分が特別な感情を持っていることは自覚していますが、「でも、私はほかの人とは違うのだから」と、そんな特異さも受け入れることができているようです。