中国紙東方早報などによると、上海市内の団地で暮らす柯さん宅から牛乳が姿を消したのは12月28日のこと。朝7時頃にミルクボックスを確認すると、普段ならば届いている牛乳がまだ配達されていなかった。柯さんは「単に配達が遅れているだけだろう」と思い、いったんは家に戻るも、お昼ごろに再び確認したところやはり届いておらず。「これはおかしい」と、配達業者に連絡を入れることにした。
すると、連絡を受けた配達業者は「7時前には配達しました」と返答。これに間違いがなければ、柯さんの牛乳は何者かに盗まれたことになるが、その後の調べで12月上旬から柯さんが暮らす団地以外でも牛乳が盗まれる事件が多発していたことがわかった。各所で盗まれた牛乳は合計1,000本以上、被害総額は3,000元(約37,000円)以上にも及んだというからかなり大量だ。
そして警察の捜査により、牛乳を盗んでいたのは別の地区で牛乳配達をしている人物と判明。配達中に自身の牛乳を破損してしまった際の埋め合わせとして、別の地区の牛乳を盗んでは配達していたそうだ。