国民が法廷で審理に参加する陪審員制度。この制度が長年行われている米国では、陪審員になった際の責任の重さも、人々はよく理解しているはず。しかし、ある裁判の陪審員に選ばれたニューヨーク州ブロンクスの女性は、人を裁くことの責任を放棄したばかりか、裁判中に自身も犯罪に手を染めてしました。

米紙ニューヨーク・デイリーニューズによると、この陪審員は20歳のジェニファー・マルカード容疑者。彼女は担当となった裁判に同じく陪審員として参加していた男性のクレジットカードを盗み、裁判所を去った後、その足でショッピングに繰り出しました。そしてそのカードを使って靴や洋服、合計500ドルあまりを購入したのです。

ちなみに、マルカード容疑者が担当していた裁判も、窃盗およびクレジットカードの違法使用が裁かれていました。なんとも皮肉な話です。

彼女は窃盗とその他の罪、合計6件で起訴され、11月に判決が言い渡される予定。最長で4年の禁固刑となる可能性があるそうです。
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