そんな英国の老舗デパート「マークス・アンド・スペンサー」が先ごろ、「プラスサイズ(大きいサイズ)」のラインアップを増やし、対象年齢を拡大したことが話題を呼んでいます。英紙デイリー・テレグラフによると、同店にはすでに“子ども用プラスサイズ”が存在していましたが、さらに3歳児用の大きめのサイズが登場したのです。
この幼児服は、通常のサイズよりもウエスト周りがさらに2.5インチ(6.35センチ)広くなっているそう。幼児といえば、もともとお腹周りがぽっちゃりしている体型が愛らしいものですが、普通の幼児服では入らない体型の子どもが増加しているため、ラインアップに「プラスサイズ」を謳う商品群が登場したというわけです。
英国では「ネクスト」など、ほかの衣類メーカーも“子ども用プラスサイズ”を導入していますが、幼児服への参入はこれが初めてとのこと。
これに対し、健康促進や食生活改善を訴える団体などは「肥満社会の影響がとうとう小さい子どもにまで及んでしまったことの象徴だ」(デイリー・テレグラフ紙より)として警鐘を鳴らしています。